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【映画】「プラットフォーム(邦題)」閲覧注意の考察深いグロ映画【あの少女は?ラストシーンは?聖書とドン・キホーテの解釈とは?】感想・レビュー(ネタバレ含む)

こんにちは、ぽんです
いつも訪問ありがとうございます

今回は、映画「プラットフォーム」の感想・レビュー記事です

予告(トレーラー)を見たときからこの世界観と雰囲気がかなり気になっていました

こういう閉鎖空間で起きる出来事って妙にそそられますよね

なかなか考察が楽しい映画であり、聖書や実際に存在する「ドン・キホーテ」の作品になぞられた映画なので、何度見ても奥深いものだと思います

ネタバレ含んでの感想になりますので、ご了承ください

それでは、どうぞ!

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「プラットフォーム(邦題)」概要

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0

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「プラットフォーム(邦題)」感想・レビュー

これほどまでに美味しくなさそうな食事シーンはなかなか無い

食べることも好きな私です

このブログでもたくさんのごはんを紹介してきました

食べるだけではなく、作るのも好きで、料理のシーンが好きなので、そうした映画もたくさん見てきました

調理音が好きなこともあり、音フェチとして、ニコニコ動画の作業用bgmで調理音だけ聞くこともあります

料理番組も好きで録画で見ていますし、YouTubeでも楽しんでいます

そんな料理好きな私ですが、この映画の料理シーンほど美味しくなさそうで、気持ち悪くなるものはないですね(笑)

この映画は第1階層から下に下がるにつれて、プラットフォームと呼ばれる食事台に乗ったごはんが徐々になくなっていくというシステムを描いたものです

皆素手で食べるんですが、美味しそうに食べているわけではなく、生きるために貪りつくように食べているのです

そこには美しさなんてものはなく、ただ貪欲な人間の食欲があるだけです

また、主人公がミハルという女性から食べ物をもらうシーンがあるのですが、ここはなんとミハルが口の中に入れていた食べ物を渡すのです

このシーンはモザイクで処理されていましたね

何を食べさせたのかはちょっと気になりますが、なんだかあまりよくなさそうな気がするので、知らない方が良いと感じました

さらに言えば、人間食べていましたからね

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タイトル「プラットフォーム」の意味とは?

映画のタイトルであるプラットフォームは、システム用語で何かのシステムやサービスを提供する基盤のことを指します

この世界では、唯一の娯楽と言えるごはんがプラットフォームに乗ってやってきます

また、台や降下台、壇、舞台などの意味もあるようです

この映画においてのプラットフォームの位置付けは、作品の重要なアイテムであること降下台のことをシンプルに表しているのだと思います

最終的に主人公はこの降下台に乗って、最下部に降りていくのですが、そこがまさに主人公にとっての舞台であったというわけですね

原題も「The platform」なので、ここは原作に忠実だったというわけです

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ラストシーンの意味を解釈してみる

謎深きラストシーンを個人的な解釈で考察してみたいと思います

まず他の方も解釈記事を上げているようにこの世界の“穴”は、今の現代社会の縮図だと言えると思います

上のものがいて、下のものがいる

そして落ちるものがいる

これは作品の冒頭にありましたね(深い聖書の解釈があるかもしれませんが)

ある日生まれたとき、自分はどこかに属するわけです

そして運ゲーのように努力でもどうしようもない力で上下に動くのは、気持ち的なものもそうですし、身分的なものもそうですし、資産的なものもそうでしょう

そして豊かな富を持つ上流階級は食べるものにも事欠くことはなく、心にも余裕をもって生きることができます

しかし反対に下のものはその日生き延びるかどうかも分からないその日暮らしの生活です

選択肢なんてありません

生きるためなら同室の仲間の命すら栄養にしなければなりません

食料的な観点で言えば、世界で食料危機と言われていますが、理論知的には皆に等しくごはんを分け与えられるほどの量はあるそうです

しかし、実際は先進国が好きなように食べて大量廃棄をして、飢餓でなくなっている人がいる一方、食べ過ぎで命の危険を感じている人もいる

そんな世の中への皮肉も含まれていますね

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こんな世界ですが、唯一の救世主なのは子供なのだと思います

最終的にこの子供というキーワードが大きなヒントとなります

個人的に、あの子供は世の中的には存在していないと持っています

  • ミハルの子供だった説(本当は男の子?)
  • ミハルが穴の中でできた子供(そういうシーンもありましたからね)
  • ミハルの虚言(狂ったミハルの妄想)
  • 他の誰でもないたまたま潜り込んだ子供(料理人達の子供?運悪く入ってしまった子供?)
  • 主人公の妄想

いろいろ解釈はできますが、穴の中には子供は入れないルール(食べ物をキープするだけで察知できるので、子供くらい簡単に見つけられそう)もあり、最後の希望として祈った主人公の夢が形となったのだと解釈します

すでに主人公は真人間ではなくなっていて、大切にしていた本のページを食べたり、かつての同室メンバーを食べたり殺したり、さらにはその老人の亡霊を見ていたりするわけです

何が起きてもおかしくないこの“穴”の中で、誰かの遺体を子供だと解釈した、穴にいる虫を子供だと見謝ったと解釈したら個人的にはスッキリしました

この子供ですが、最終の地下に行く主人公が「頼むから誰かいてくれ」と願った結果なのだと思います

あんなにたくさんの犠牲を払って下まで行ったのに、何もありませんでしたじゃ気持ち的にも報われないですからね

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聖書とドン・キホーテからの引用多数

あまり聖書とドン・キホーテに詳しいわけではないのですが、聖書やドン・キホーテからの引用と思われるフレーズが随所に出ています

知見があるかたであれば、とても考察深い作品になると思います

「我の体を肉として、血として…」みたいなところや、聖書の教えがたくさん盛り込まれているようです

中途半端な知識で謝った解釈もしなくないので、気になった方は詳しい記事を後拝読いただければと思います

ちなみに、穴の階層は全部で333まであり、これは聖書の神と子供(肉体、魂、精神)の三位一体?を示しているそうです

この神聖な数字があり、333階層に子供がいたのも納得ですね

調べてみると、「333」はエンジェルナンバーとも別名呼ばれており、あなたの才能で回りの人を助けてねといったスピリチュアル的な意味もあるようです

スピリチュアル的な意味だと、「もうすぐ願いが叶う」「苦労が報われる」なんて意味もあるので、良い数字だということが分かるでしょう

まさに333階層にいたあの子供は、主人公の望みであり苦労の結果であるということですね

このシステムの中にいる私たちはもう役割を終えているのかもしれません

穴という欠陥があるこの世界のシステムを変えるのは子供だという意味も込められているのかもしれませんね

プラットフォームに乗った子供はまさしく次世代の主人公であり、プラットフォームを降りた主人公は幕の奥に消えていき、世代交代をしたのでしょう

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数字的なものをいえば、666というのもあります

666の意味合いとしては、333階層にふたりずついるので666になりますね

スピリチュアル的な意味だと、666は悪魔の数字と呼ばれていたり、お金などの物質的なものに依存をしていることなどを示唆したりと、あまり良い数字とは言えません

穴にはいるときに、何でもひとつだけ持ち込めるルールはこのことを揶揄しているように思えます

知恵がつくとこだわりや物欲などがでます

それぞれの人々が持ち込んだものは、その人を表すと言った風に、穴で使うことの無いお金だったり、プールだったり、本だったり、いずれにせよ私たちは物に支配されているということでしょう

そうした気づきも得られる作品となっています

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最後に

以上、映画「プラットフォーム(邦題)」の感想でした

グロあり、アクションありの見ごたえある作品です

見るときの気持ちによって、解釈も変わってくると思うので、気になる方は見てみてくださいね

パンナコッタの意味も考えましたが力尽きました

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます

お楽しみいただけましたら幸いでございます

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