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【映画】「ある少年の告白(邦題)」自分とは何なのか?本当の自分が出せない…家族のバックグラウンドに、打ち勝ち自分らしさを見つける作品【宗教、LGBTQ 、思春期、恋愛、死】

こんにちは、ぽんです
いつも訪問ありがとうございます

今回は、宗教や性別をテーマにした「ある少年の告白(邦題)」の感想・レビュー記事です

社会問題にもなっている性の問題と宗教との絡みを映像化した生々しくもリアル感がある作品です

私にとってはあまり身近なものではない性の件ですが、こうした映画から気付きや学びを得ることができました

考えさせられる映画です

そこまで派手なアクションはありませんが、エンドロールまで見ていただきたい作品です

どうぞ、ご堪能ください
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「ある少年の告白(邦題)」概要


小さな町でバプティストとして育った19歳の青年ジャレッド・エモンズ[4]はゲイであることで両親と衝突し、家から出されてしまう。そこで、教会が支持する同性愛者の転換プログラムに参加することを余儀なくされる。ジャレッドはプログラムのセラピストと再び衝突してしまう[5]。
ある少年の告白 - Wikipedia

https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://m.youtube.com/watch%3Fv%3DmIfcnKxLoIM&ved=2ahUKEwid3KPbwv74AhUByGEKHbSzDnIQxa8BegQIBxAF&usg=AOvVaw2KmoKyGfEY80NdX93GX9jQ

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「ある少年の告白(邦題)」感想・レビュー


「Boy Erased(原題)」との差分を考察

原題は「Boy Erased」です

直訳すると「消された少年」となります

この映画タイトルが画面に出るシーンやタイトル文字が消える演出がとても美しい印象を受けました

タイトルの通り、まさに消されたような扱いを受けるわけです

主人公の家は熱心な宗教家で、お父さんが牧師を勤めるなど、神の教えにかなり忠実です

そんなこともあり、同性愛者なんてカミングアウトした日には、波紋ものです

それを知っている主人公は本来の自分を圧し殺して生きるようになります

つまり、自分で自分を消すってことですね

これがいかに辛いことか、分かると思います

常に仮面を被った生活をして、本来の自分を出せずに息苦しい日々を送り、挙げ句の果てには同性愛を矯正する施設に送られる

そこでのブログラムは全くの意味をなさないものであり、ますます自我に拍車をかけていきます

その胸のうちがよく表現されているなと感じます

邦題の「ある少年の告白」というのも、的を得ているのでなかなか考えられたものだなと思っています

“ある少年”というのは、この物語の少年が決して特別なものではなく、ごく一般的にどこにでもいる存在を示しています

“告白”から、告白に至るまでの葛藤や告白したあとの波乱がうまくまとめられていると思いました

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本当の自分との葛藤がリアル

気がるに「僕、ゲイだから」と言うことはタブーとされていた環境なので、言葉以外での心の葛藤がすごく繊細に描かれているなと感じました

表上の告白は同性愛者であることの告白だと思いますが、ここには裏のメッセージが隠れていると思います

それは、両親が(特に父が)自分をのことを理解しようとしてくれなかったという告白です

一人息子の主人公はとても大切に育てられました

一心の期待を受けて育ったものの、同性愛者だと分かると即効施設に送る決断を父はします

この時の父の行動は、後半にも触れられているように、一人の我が子のためではなく、自分(父自身)のために、自分の体裁を整えるためにしたものです

息子ではなく自分を守る行動をしたよね?というのが、少年の真の告白だと思います

ジャケット写真にもあるように、家族はそれぞれバラバラな方向を見ています

母は最終的に息子の気持ちを汲み取りましたが、父とは上手くいっていないようです

同性愛者ということだけではなく、そこに至る過程にも目を向けたいものです

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もしも自分の子供が同じ問題を抱えたら?

この作品を見ながら思ったのは、「我が子がそうだとしたら、自分は何ができるのか?」というものです

世界的に性への注目が高まる中で、英語(だったかな?)では、すでに「he」とか「she」などの特定の性別を表す言葉が別のものに置き換わっているようです

我が子は女の子ですが、娘に話しかけるときにも「いいお母さんになるねー」とか、「素敵な花嫁になるよー」とかはあまり言わないようにしています

代わりに「いい大人になるね」とか「結婚したら素敵な人になるよ」と言い換えていたりします

完全に私の考えすぎかもしれませんが、この子が女の子かどうかはこの子が決めることなので、親が口を出すところではないと思っています

そうした意味でも、今から寛容な心を持っていたいと思います

旦那にこの映画のことや性のことを聞いてみたところ、「そうなってみないと分からない」と全うな答えが返ってきました

取り越し苦労かもしれませんが、どんなときでも親は子供の一番の支えになりたいものです

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まさかの○○?!エンドロールまで見たい作品

いや~こういう類いのオチっていいですよね

作品をより深みのあるものに変えてくれるって最高ですよね

あまりネタバレはしたくないので、ここの答えは実際に見てみて体験してもらえればと思います

ヒントを出すと、「Into The Wild(原題)」みたいだなってことです

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最後に

以上、「ある少年の告白(邦題)」の感想・レビュー記事でした

今の時代だからこそセンシティブに考えられるいい作品だと思います

学校の授業でも使えるくらいのストーリーなので(若干微妙なシーンもありますが)、ぜひ見てみてください

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます

お楽しみいただけましたら幸いでございます

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