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【海外ドラマ】『THE BOYS』善意未聞のヒーロー殺しのタブー解禁【作られた正義で守られるもの…正しいのは目に見えるものだけか?】感想・レビュー(シーズン1)

 

こんにちは、ぽんです

いつも訪問ありがとうございます

 

今回は『THE BOYS』の感想・レビューです

こちらは、Amazonオリジナル作品ということですが、いろいろと気合いが入っております

キャストはもちろんですが、私の大好きな『スーパーナチュラル』の脚本家であるエリック・クリプキがペンをとっています

これは、面白くないわけはない!

 

本当は『スーパーナチュラル』ロスを埋めるため、シーズン3に登場するジェンセン・アクレスを見たいがために見始めたのがきっかけですが、今ではドハマりして、シーズン2も勢い良く見始めました

 

結構グロテスクでバイオレンな描写が多いので、見るのがしんどい方もいらっしゃると思いますが、禁断のヒーロー殺しの行く末を一緒に見てみませんか?

 

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『THE BOYS』あらすじ

巨大企業"ヴォート・インターナショナル"に雇用された200名超のヒーローたちは各地でのヒーロー活動の他、米政府や他国から恐れられる特殊兵器として、また、様々なエンターテインメントに登場するポップアイコンとして活躍している。その中でも特に人気が高く、実力が認められた7人はスーパーヒーローチーム"セブン"としてヒーロー界の顔を務めている。ヴォート社はヒーローを利用して巨利を得る一方、ヒーローの中には、権力や私欲、名声に取り憑かれ腐敗した者も少なくない。

主人公ヒューイ・キャンベルは給料の良くない小さな電化製品店で働く平凡な青年だったが、ある日恋人のロビンをセブンの一員で高速移動の能力を持つスーパーヒーローのAトレインに衝突されて失う。最愛の恋人を殺されたヒューイは、ヴォート社から謝罪と賠償の提案を受けるが、社員の態度やAトレイン本人の誠意の無さに怒る。

ヴォート社を相手取って裁判を起こそうとするも、満足な資金もないことから断念せざるを得ず、無力感に苛まれる中、ヒューイはFBI捜査官を名乗るビリー・ブッチャーと出会う。ブッチャーはなぜか、ヴォート社が公表しなかったロビンの事件の真相やヒューイが和解に応じなかったことなどを知っていた。

((https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%BA_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)))

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『THE BOYS』(シーズン1)感想・レビュー

こんなヒーロー見たことあるか?!腐敗にまみれた世界の人気者

The Boys (TV Series 2019– ) - IMDb

ヒーローといえば、体を張って悪と戦う正義の味方

そして、私たち市民の平和を守る頼りがいがある存在のはずです

 

そんなヒーローがもし、地位や名声のために働いていたり、欲にまみれていたり、発言には全て台本があったり、政治とずぶずぶに関わっていて、あらゆる事件の裏で黒幕となっていたらどうでしょう?

 

ブランディングされたヒーローたちは、企業の利益や策略のために使われる駒なのか?それとも真のヒーローを目指すのか?

そんなアメリカの目指すべきひとつの姿とも言えるヒーローを大胆にも描いているのが作品です

 

ヒーローといっても、中身は人間です

スーパーパワーを持っているだけで、根幹は人間と同じで、好きな人もいれば、性欲にも負けますし、ドラッグなんかも使用します

 

良く言えば人間性がありますが、悪く言えば企業にとって統制されたブランドイメージのために、我々一般市民を欺く偽物です

そんな偽物に熱狂する市民は、本当にヒーローに陶酔すべきなのでしょうか?

守れる命も守れないのに、ヒーローと言えるのでしょうか?

 

これは、アイドルにも同じように言えますよね

売れるために、利益のために、作られた顔を私たちは見ているのでしょう

人間は見たいものを見るとも言われるように、見たいヒーローを企業(ヴォート)が作ってくれて、それにそぐわない時には反発する

 

政治と汚職が切っても切れないように、ヒーローと汚職も切っては切れないのがこの世界です

 

どごまでもドロドロでどごまでも腐敗した刺激的なヒーローものです

 

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展開が読めないストーリーと刺激的な展開に興奮

不慮の事故で、恋人を失った主人公の想像しなかった人生

主人公は、恋人を失ったヒューイのような気もしますし、裏で話をどんどん面白くしてくれるブッチャーにも魅力を感じますし、ヒーローオブヒーローで完全無敵なダークヒーローのホームランダーのようにも思えてしまうのがこの作品の面白さ

 

『スーパーナチュラル』のように、それぞれのキャラクターが本当に個性的でまさにキャラが立っていて、全員が主人公ともいえる活躍ぶりに目が離せません

 

『スーパーナチュラル』は、割りとパロディのようなファニージョークもありましたが、本作は結構ごりごりのサスペンスです

また、敵だった相手はどこまでも敵で、クラウリーが仲間になったり、ロウィーナが

 

甘いシーンはややありますが、それはどん底に突き落とされる地獄との対比で心休まるところはありません

というか、言葉を選ばずに言うと“胸糞悪い”です

 

殺したヒーローに家族がいたとか、命を奪った相手に赤ちゃんがいるとか、スッキリしない感情がうごめく作品です

 

恋人との最後の瞬間が両腕だけだったり、助かると思っていたハイジャックの搭乗客をが不遇の最後を遂げるときや、自分の恋人を自分の手でケリをつけるところなどなど…

 

だからこそ、彼らの復讐がある意味で正当化されてしまうので、思わず背中を押してしまいます

だって、自分の伴侶がもしもヒーローに殺されたと分かったら、いても立ってもいられなくなります

 

真実を暴いて、せめてもの足掻きをする

そんなボーイズたちの戦いに、どごまでもハマっていくのです

 

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ホームランダー、最高すぎん?

やはり、この作品の面白さを語る上で欠かせないのが、ホームランダーですよね

悪役ヒーローとも言えないですし、正義は全うしているものの、それって利己的なんじゃ?と感じつつも、彼もある意味で被害者と言う情報量が多い人物です

 

母親と言うものにとことん飢えているのでしょう

なんとも忘れられないのが、冷蔵庫に残った搾乳を飲むシーンです

頭では倫理的に良くないと分かっていつつと、欲望をおさえれないあの飲み方

舌使いから彼の本心が分かるようで、同情できそうですが、彼がしてきたことを考えると、完全には彼を擁護できない…

 

そんな複雑なキャラがなんとも言えず好きです

見た目から、“ザ・ヒーロー”という、星条旗を引っ提げたその姿はとても魅力的です

ムキムキな体もアメリカンドリームを体言化したかのようで、惹かれてしまいますね

 

完全な悪とは言えないホームランダー

完全無欠と言われる彼でもやはり弱点があるのでしょう

もともとは人間なので、完全体にはなれないということですね

 

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最後に

シーズン3第1話ネタバレ解説『ザ・ボーイズ』流れた曲の意味は? ディープは何を言ってた? あらすじ&考察 | VG+ (バゴプラ)

以上、感想・レビューでした

シーズン1では、まだまだ謎に包まれていることが多いので、シーズン3までは絶対に見ます!

『スーパーナチュラル』のボビー役やディーン役が登場したり、『シックス・センス』のハーレイ・ジョエル・オスワルドなど、本当に見ごたえがあるメンツばかりです

『ゴシップガール』のネイト役も(笑)

彼が一発目から最低野郎で好きになりました(笑)

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます

お楽しみいただけましたら幸いでございます

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