こんにちは、ぽんです
いつも訪問ありがとうございます
今回は2004年公開のアメリカの映画『ターミナル』の感想・レビューです
もう公開から約20年も経とうとしてるのにびっくりしました
主演は我らの兄貴トム・ハンクス
珍しい状況に置かれた主人公ですが、感情移入をしながら最後まで見ることができます
あっという間に二時間経っている印象でした
今だからこそ楽しめるような要素もあり、昔見たときとはまた印象が変わるそんな素敵な作品です
コロナも前よりは落ち着いてきて、空港を利用することも多くなったり、海外旅行に行くことが増えると思うので、そんな思いを馳せながら見るのもいいかもしれないですね
それではどうぞ!
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『ターミナル』あらすじ
アメリカ・ニューヨーク、ジョン・F・ケネディ国際空港の国際線ロビー、入国手続きゲートで奇怪な缶詰を手にしたクラコウジア人のビクター・ナボルスキーは足止めされていた。彼の母国のクラコウジアで、彼が乗った飛行機が出発した直後にクーデターが起こり事実上クラコウジア政府が消滅。そのため、彼のパスポートは無効状態となり、入国ビザは取り消されていたのだった。
アメリカに入国するために亡命・難民申請をすることもできず、かといって母国に引き返すこともできず、行き場を失ったビクターはJFK空港の国際線乗り継ぎロビー(乗客以外入れない制限区域)の中に留め置かれることになった。15分だけ通話できるテレホンカードと、職員がビクターを呼び出すのに使用するポケベル、空港内の通行承認証(職員のオフィスに入るときなどに使用する[4])、食事のクーポン券などを渡されたビクターは、テレビ放送を見てようやく母国のクーデターを知り、自身に降りかかった事態について理解するようになる。
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『ターミナル』感想・レビュー
何も伝わらない地で、あなたならどうするか?
主人公が降り立った地は、言葉も通じない場所
自分を知っている人もいなければ、自分が分かるものもほとんどない
そんな場所でもしも自分一人だけが取り残されてしまったら、どうするだろうか?
そんなあまり起こり得ないシチュエーションを想像してしまうのが、映画の良いところだとも思います
内容としては、明るくポップに着色されて、見易いエンタテインメント映画にはなっていますが、実際問題、祖国で戦争が起きて帰れなくなるなんて、想像もしたくないです
さらには、局長の手の上で転がされて、法を犯して捕まるなんて、真っ平ごめんです
それでも、主人公の尊敬すべきところは、逆境をものともせずに、目的を果たすためにあの手この手で困難を乗り越えていくところです
はじめは敵同然だった周りの人々も、彼の真面目さや直向きさに徐々に心を開いていき、いつしか一緒にギャンブルをやるほどの仲にまで発展しました
さらには書店で本を見ながら英語も習得してしまうハイスペックさ
空港のカートの回収でデポジットを稼ぐ方法に気づいたのはさすがと言えるでしょう
内容としてはコメディタッチで描かれていますが、「あなたならどうするか?」と疑問を投げ掛けられているように思えました
逆境でもできることをやるだけだ、というスティーブン・スピルバーグのメッセージが込められているのかもしれませんね
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お馴染みのお店がたくさん出てきてテンション上がる!
この映画を初めて見たときは、確か高校生くらいだったと思います
その当時は今のようにオンデマンドでネットで映画を見るなんて文化は全くなかったので、私の地元に唯一あったGEOで“DVD5枚で1,000円”とかキャンペーンをやっているときに、母にお願いしてレンタルしていた時代です
懐かしいなぁ~と、映画以外のことも思い出されました
当時は、ローソンが地元にできたくらいで大騒ぎになるほどの田舎に住んでいたので、全くピンとこなかったのですが、今なら分かる…!
それは、知っているお店がたくさん登場するということ!
物が分からぬ高校生の私は、“スターバックス”や“ディーンアンドデルーカ”や“バーガーキング”なんて知らなかったです
唯一知っているのは、“吉野家”くらいでしたが、食べたことも見たこともなければ、“ドンキホーテ”はPS2ゲームの“龍が如く”で初めて存在を知ったくらいに世間知らずでした(“ドンキホーテ”は映画には出てきませんがね(笑))
約20年前に日本にまだ来ていなかったお店もたくさんあるでしょう
しかし、いまは「知ってる~!行ったこともある~!」と変な親近感を持って見ることができました
そうなると、私もビクター扮するトム・ハンクスと一緒に空港内にいる感覚になり、より一層臨場感を持って楽しめました
バーガーキングのハンバーガーの味が口の中にリアルに再現されてるような感覚もありました!(笑)
そうだ、今日の昼はバーガーキングにしよう!
むしろ、バーガーキングを片手に見たい映画ですね
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全てを越えた先に見つけたもの
映画のタイトル“ターミナル”は、“終点”や“終着駅”を意味しています
直接的に意味を受けとると、物語の舞台が空港なので、最終地点を意味しているのは、なんとなく分かります
ここからさらに深掘りをしていくと、主人公ビクターのターミナルは、あのピーナッツ缶に隠された目的という意味での“ターミナル”とも読み取れます
最後の約束を果たすために、彼は空港のターミナルで様々な経験をして、最終の目的地でもある“あの場所”(ターミナル)に足を運んだという考え方もできます
空港のターミナルは、あくまでも彼にとっては通過点であり、本当のターミナルはずっと行きたかったあの場所だということです
国境を越えて、無数の時間を過ごした先に彼が見たものは、もともとの目的の達成以上も
の世界だったのでしょう
もしもこれが目的だけスムーズに達成できたのであれば、それはそれでいい旅だったと言えると思いますが、今回はそこに至る過程までもが素晴らしいものだったに違いありません
私は彼のようにあんなに器用には立ち舞われまれませんが、周りの行動を変えていった彼の影響は、きっと彼以外にも恩恵があったのだと思います
ひとりは恋人ができて婚約もできましたし、もうひとりは自分の罪に立ち返って祖国に意図しない帰還となり、もうひとりは上司の命令を無視して送り出しました
彼らにとっても予期せぬ結果(=ターミナル)になったわけです
でも、なんだかんだ、やはりターミナルは、最後の主人公ビクターの台詞にもあるようにホーム=ターミナルなのかもしれませんね
皆さんは、どんな感想を持ちましたか?
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最後に
以上、『ターミナル』の感想・レビューでした
やはり映画は見る側の状況によっても、見方や感じ方が大きく変わり、新しい発見があって面白いですね
『ターミナル』は何度見ても興味深い作品です
そして切ないラストに胸がじんわりしてきます
今週の映画タイムにいかがでしょうか?
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます
お楽しみいただけましたら幸いでございます
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