こんにちは、ぽんです
いつも訪問ありがとうございます
今回は、ちょっと不思議なミステリー映画の感想・レビューです
直感で「絶対面白い！」と感じたものの、途中離脱をしてしまいました
そこから、一週間後に見直したら、落ちがなかなか面白くて、最終的には印象に残る映画のひとつになりました
映画は最後まで見ないと分からないですね～
あとは、自分の目で確かめないとわからないものですね
怖いシーンもあるので閲覧注意ですが、パニックサスペンスが好きな方、閉鎖空間からの脱出が好きな方にはオススメです！
それではどうぞ！
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『オールド（邦題）』概要
ガイとプリスカは息子トレントと娘マドックスを連れて、離婚前の最後の家族旅行のため南国のリゾート地を訪れる。トレントとマドックスはホテルに宿泊していた警察官やダンサーと交流し、トレントはホテルのマネージャーの甥イドリブと友人になる。
翌日、一家はマネージャーに勧められてプライベートビーチに招待され、ビーチには同じくマネージャーに招待された三組（外科医チャールズと妻クリスタル、娘カーラ、母アグネスの一家。看護師ジャリンと心理学者パトリシアのカーマイケル夫妻。人気ラッパーのミッドサイズ・セダン）がいた。休暇を満喫する彼らだったが、浜辺で女性の死体を発見したことで事態が一変する。女性はセダンの知人だったことからセダンが殺人の疑いをかけられ、その間にアグネスが急死し、さらにマドックス、トレント、カーラの3人が急速に成長してティーンエイジャーになってしまう。彼らはビーチから脱出しようとするが、ビーチを離れようとすると意識を失ってしまうことが判明する。さらに各家族の少なくとも一人は何らかの基礎疾患を抱えていることも判明する。
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『オールド（邦題）』感想・レビュー
脱出不可能？！刻々と老いる環境、あなたならどうする？
よくあるパニック系の脱出映画の類いには、多少なりとも似ている点はあるにせよ、後半に行くほど楽しくなる映画だと思います
前半は正直加速するまでに時間がかかりますし、やはり後半の方が面白いのは言うまでもないかなとは感じました
設定がなかなかに面白くて、30分で1年年を取ってしまうという追い込まれ系です
自分ならどうするか？どう脱出するか？
愛する家族はどうする？狂った人びととどう退治していく？
そんな疑問を感じながら見られる映画です
しかし、布石というか伏線はしっかり随所にはらり巡らされていて、「あぁ、なるほどね」と最終的にはある一定度の納得感を持つこともできるのも、この映画の魅力でしょう
冒頭に書いたように、初めは登場人物達（若い子供二人）が目まぐるしく容姿が変わったり、独特のアングルに慣れないままで離脱してしまいましたが、通しで見るとより深みが増す作品だと思います
一見開放的なビーチなのに閉鎖空間というギャップというか絶望感がハマった作品でした
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ホラーありグロありのインパクト映画
後半は結構個人的に好きな盛り上がり方をしていたので、より後半が楽しかったです
グロは苦手ですが、グロも出てくるので（カルシウムのパートとかかなりトラウマ案件）閲覧注意にはなります
『ミッドサマー（邦題）』なら映像化されている崖からの飛び降りシーンは、本作では上手くカットされています（ひと安心でした）
あとは、直接的には示されていませんが、出産のシーンなんかは映像化されなくて良かったと思います
途中手術シーンもありますが、そこもダメな人はダメでしょう
お医者さんが狂っていくシーンや発作のシーンも見る人によっては、この映画を見たことを後悔するくらいの映画ですが、耐性がある人にはそこそこ見ごたえがあるのではないかと思います
ぐるりと回るノンカットのアングルやぼやけた視界など、演出は凝られていますので、そうした手法的な観点からも楽しめるかもしれません
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ラストはハッピーエンドか、バッドエンドか？
個人的にはバッドエンドかなぁと感じます
なんだか良い風に終わった気もしますが、大切な家族を失っているわけで
二度と戻らない青春時代なわけで
残されたのは奇跡的ではありますが、老いた身体なものの、これからのふたりの将来を考えると難しいものを感じてなりません
それでも命があればこそなので、全滅を免れたことと、作戦を終わらせられたことに関しては唯一の救いかもしれませんね
しかし、ここでも疑問というか作中のメッセージかもしれませんが、“犠牲をどこまで払うか？”ですよね
例えば、ひとりの命で100人救えるとしたら？
しかし、命の重さは数字では表現できないですよね？
しかもそれがごくごく一般市民で、善良に罪も犯しておらず、寧ろ騙されて来たとなれば話は別です
ただ、少ない犠牲のもとで、生き延びた・生きながらえた命もあると考えると、非常にメッセージ性が強い作品だと感じました
ただ、もう少しやり方を変えていれば、もっと皆が救われる道もあったと思えば、少なからずこの方法（作戦・実験）は、正しい選択肢ではなかったと個人的に思うのでした
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最後に
以上、『オールド（邦題）』の感想・レビューでした
年間たくさん映画を見ますが、印象深い作品の１つに出会えた気がします
日常生活ではなかなか私はニュースとかを見ても疑問を抱きにくいのですが、映画だと没入して、当事者意識を持てたりします
そんなきっかけとなる作品のひとつでした
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます
お楽しみいただけましたら幸いでございます
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