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【映画】「ふるさと」ダムに沈み行く村と老人…彼が見た最後の景色とは?古きよき日本の自然美と無くなりつつある風習【鮮やかな思い出はあのときのままにー】

こんにちは、ぽんです
いつも訪問ありがとうございます

今回は、「ふるさと」の感想・レビュー記事です

こんな素敵な映画があったなんて、生きているうちに見られて良かったです

さらに言えば、アマプラにこんな傑作が普通にあるなんて、ビックリで、それが言い意味でどっきりと言うか拍子抜けと言うか、サプライズでした

実話を元にした作品のようで、実在する場所が舞台となっています

成長目覚ましい日本の、とある部分を切り取った映画にはなると思いますが、結構ずーんと胸に来るものがありますね

美しい自然、音楽、人間模様…そして、生と死

未だに各地で上映会も行うほどの名作っぷりです

いろんな作品にも影響を及ぼしたとされる本作

例話の今の時代だからこそ、こんなに輝くのかもしれないですね

それではどうぞ!

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「ふるさと」概要


揖斐川の上流部で徳山ダムの建設により、やがて湖底に沈みゆこうとしている岐阜県揖斐郡徳山村(現:揖斐郡揖斐川町)を描く。徳山村の出身
妻を亡くし、老人性痴呆症の進んだ伝三(加藤嘉)は、息子の伝六(長門裕之)の嫁である花(樫山文枝)のことすら忘れてしまった。伝六も花も昼間はダム工事の仕事に出かけるため、伝六は伝三を離れに隔離する。

夏、伝三は隣家の少年千太郎(浅井晋)に会い、アマゴ釣りの伝授を頼まれる。アマゴ釣りの名人だった伝三は、釣りを通じ千太郎と親交を深めるうちに痴呆の症状がよくなる。夏休みの終わり、長雨が続き釣りに行けなくなった伝三は、再び痴呆の症状が狂気なほどひどくなり、伝六は伝三を離れに閉じ込め鍵をかけたが、怒りが大爆発した伝三は離れの窓ガラスを破壊して脱出を図る。
ふるさと (1983年の映画) - Wikipedia

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「ふるさと」感想・レビュー

美しすぎる自然と音楽に心が洗われる

まずは、この映画、とてもエモいんです

音楽も景色も人々も、すべてが尊くて切ない気持ちになるんです

それは、前段として、前情報で「此村はいつか沈み行く」と分かっているからこそ、よりそうした色眼鏡で見てしまっているのかもしれませんが、だからこそより心象に響きます

あらゆる場面で音楽が流れるのですが、時には明るく軽やかに、時には重く悲しく、場面をより象徴的にする音楽がとても印象に残る作品です

「サントラ買ってもいいかも…」と思わせてくれるような、そんな洗練された音楽です

その音楽をより際立たせるのは、背景にある大自然でしょう

この素敵で雄大な自然がダムのそこに沈むと分かると、人間って愚かだなぁと思ってしまいますね

そこにいた人々の生活、思い、息づかいまでもが、きれいさっぱり流されてしまうのかと思うと、切なさが込み上げます

でも、生きていく上で、必要だと判断されてダムができるわけなので、私たちの生活はやはり犠牲の上に成り立っていると考えさせられました

釣りを通して見える視線の豊かさや美しさや色鮮やかさ

四季を通して見せられるのは、“日本”という自然でした

令和の時代には決してみることができない自然を垣間見れる貴重な映画です

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少年と老人、二人が見た世界

主に老人とその孫である少年のやりとりがメインになります

主人公は老人ですね

齢80を越えて、妻に先立たれ、痴ほう症も進み、息子には邪険にされ、変わり行く時代のなかでも、変わらない老人がなんだか切なさと悲しさを助長させますね

物忘れが始まったり、徘徊したり、この点は時代が変わっても変わらないところですね

むしろ、時代が変わっても、対処方法は今と同じだなんてなんだか皮肉ですよね

これからを生きていく若々しさに溢れる少年といつあの世からお呼ばれが来てもおかしくはない老人

この二つの対比が、ダムで変わっていく村の様子をはっきりと際立たせているように思えます

とにかく切ない

特にラストシーン…

老人の走馬灯でじーんときて、そのあと真っ赤な夕日で、自分の心臓がドクンと切り取られるようなエグさでした

でも、自分が生まれ育った土の上で最期を遂げられて良かったね…と言いたいですね

「最期は床の間で」なんてふざけて言っていたように思いますが、老人はむしろ自然の中で生きていきたので、自然に見守られながら逝けたので良かったのではないかと思います

時間の経過が老人の命の灯火のように思え、日が沈む=命が尽きるイメージにもなりました

少年は祖母から沈み行く自然の最後の姿を見せてもらい、老人は生きてみられる最後の自然を見届けたのです

どんなに自分を失っても、ボケてしまっても、こうした自然がそばにある生き方って憧れてしまいますね

特に自然から離れつつある現代では特に、ね

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美しい日本が沈まないことを祈る

素敵な自然と音楽、そしてエモーショナルなシーンもそうですが、後世に残したい古きよき日本の文化がたくさんあったのも印象的でした

今では核家族が主流ですが、昔は大家族や複合家族が多かったですよね

そこで家長であるおじいさんや父さんを敬ったりするのは、最近はやはり減りつつあるのかなと思います

家長より先にごはんを食べるなんて、とか

家長のためにごはんをよそおう、とか

また、調理時はキッチンなんておしゃれなものではなく、まさに「となりのトトロ」さながらの野生に近い調理方法だったり

お葬式も、地域によってはまだあるとは思いますが、神主さんと行脚するスタイルはなかなか見ないですよね

ケータイもなければ、ゲームもない

テレビもないけど、自然はある

そんな時代で遊ぶ子供たちの姿や昔ながらの家の様子

引っ越しをするときの荷台の積み方ひとつとっても、とても懐かしい気持ちになります

リアル「ぼくのなつやすみ」がありました

「ぼくのなつやすみ」よりも、もっと切なくて、村が迎える最後の夏

二度と戻らない夏のひとときを凝縮した作品でした

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最後に

以上、「ふるさと」の感想・レビュー記事でした!

いやー、想像以上!

たくさん賞をいただいている作品というのも納得ですし、今まで知らなかったのを恥じたいほどの映画でした

なんと、若かれし頃の樹木希林さんも出演してるんですよ

主人公の演技がすごすぎて、演技に見えない演技も見ることができます

120分間だけ、ふるさとに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

実在する村と言うことで、「君の名は」とか「ひぐらしのなく頃に」のモチーフになったとも言われています

百聞は一見に如かず

見て損なしの映画です(ダムと言えば、アニメ「ゴーストハウント」を思い出してしまいます)

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます

お楽しみいただけましたら幸いでございます

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