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【映画】「ハングリー・ハーツ(邦題)」愛ゆえの狂気、息子の命は救えるのか?【過激になる妻、餓えていく息子、そのとき銃声が聞こえる】感想・レビュー(考察)記事

こんにちは、ぽんです
いつも訪問ありがとうございます

今回は、2016年公開の「ハングリー・ハーツ」の感想・レビュー(考察)記事です

有名な作品なので、知っている人も多いかもしれませんね

主演には、「スターウォーズ」のアダム・ドライバーさんが出ています

以前、Amazon Prime Videoのおすすめに出てたきたのですが、タイミングを逃してみられず、念願叶って見ることができました

内容はイメージしていたものと違いましたが、「狂気」「愛」「信念」なんてなんてものを感じました

私も子を持つ母の身であるので、共感してしまうようなところもあり、明日は我が身だななんて思いながら見ていました

それでは、感想・レビュー(考察)です

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「ハングリー・ハーツ(邦題)」概要


ニューヨークで運命的に出会い、恋に落ちたジュードとミナ。やがて結婚し、2人の間には可愛い男の子が産まれる。それは幸せな人生の輝かしい始まり――のはずだった。しかし息子の誕生後、独自の育て方にこだわり神経質になってゆくミナは、息子が口にするもの、触れるものに対して次第に敵意と恐怖心を露わにし始める。やがてその攻撃の矛先は、医者や友人そしてジュードの母親、更にはジュード本人にまで向けられてゆくが、彼はそんな妻の異常とも取れる頑なな愛情を、何とか理解し、支えようとする。しかしその結果、息子の体が徐々に変調をきたし始めたことで、ジュードは遂にある決断を迫られる。果たして、その答えの先に、彼らを待ち受けるものとは―。
ハングリー・ハーツ – クロックワークス公式サイト – THE KLOCKWORX

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「ハングリー・ハーツ(邦題)」感想・レビュー(考察)

母も父も祖母も、すべて愛ゆえの行動

冒頭からネタバレになるような話になりますが、どの登場人物も、最初から最後まで「愛」は忘れていないんですよね

愛ゆえの行動で、結果的にあぁなってしまったので、ラストシーンまで心のモヤモヤが晴れないんだと思います

これが、母親のミナが本当にどうしようもなく性懲りもない人だったら「ダメな母親だな」でスッキリ終われますし、父親のジュードがギャンブル三昧で女にだらしなかったりドラッグとか常習だったら「父親があぁだから、まぁ仕方ない」とも思えます

そして映画のキーを握る祖母も、嫌味なくらいの小姑だったり性格がめちゃめちゃ悪かったら「あの祖母なら致し方ない」で片付けられるんです

でも、でもですよ

この3人はある意味ではすごく全うで、それぞれを根底で愛していて、愛しているからこそ何とかしたくて、いろいろともがきながら戦っていった結果だからこそ、「もっとどうにかできなかったのか」と思ってしまうのだと感じるのでしょう

父親はなんとか息子の命を守りたくて口実を作っては外に飛び出して、母親も自分の命とも引き換えになりかけながら必死になって産んだ息子だから本当に守りたくて、祖母も待望の孫、目に入れても痛くないくらいなので、だからこそ生きて欲しいという愛なのです

どこにでもいる普通の人の普通の願い

少し入れ違うだけで、こんなに悲しい結果になってしまうのですね

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そもそもの原因は父親?

別に犯人探しがしたいわけではないのですが、別の方の考察記事を読んでいて、「あぁ確かに」とおもうことがあったので、私の感想も含めて書き留めておこうと思います

原因というと悪者になってしまいますので、あくまでも「要因」というくらいに留めておくべきかとは思いますが、話を紐解いていくと、主人公のジュードがすべての始まりを作ったんじゃないかと感じました

確かに出会いはジュードがお腹を壊したことから始まるので、ジュード起因な訳です

彼がお腹を壊さなかったら?別のお店のトイレを使っていたら?二人は出会っていなかったと思うので、要因はジュードにありますね

(それにしても、どのくらい臭かったんですかね(笑)ここの演技、笑ってしまうほど、画面のこちら側にいる私たちにも匂いが伝わってきますよね(笑)

捕まるほどの臭さって、そうとうやばいですよね(笑))

そして、二人は付き合うのですが、この後のジュードの行動が天地を分けたのかなと感じています

それは、ミナの転勤が決まったあとのことです

「仕事は辞められない」というミナに対して、ジュードがはかば強引にミナと子供を作ろうとするシーンが妙に気になりました

子供ができればミナともっと一緒にいられる、と思ったのかもしれませんが、もしもここでしっかりと二人で話し合っていれば未来が少し変わったかもしれないなと感じてなりません

出会って数ヶ月位だと思うので、まだお互いのこともはっきり知らない中で、「離れたくない」という気持ちだけで相手を妊娠させてしまうのはどうなんでしょう?

ミナもジュードのことが好きなのでまんざらでもない感じはありましたが、それでもジュードは少し行き急いだな感は否めないですね

その結果、ミナも仕事に復帰できない・復帰できてもうまく行かないというストレスやプレッシャーで、食欲がなくなったりしていき、お腹の子供に充分な栄養も行かなくなるわけです

もしも二人がしっかりと話し合いをして、段取りを組んで、ミナの菜食主義もうまくリカバリーしながらのお産となれば、幸せな家族がいまも続いていかもしれませんね

しかし、やっぱりここでも、愛なのです

ジュードはミナが好きで別れたくない

ミナもジュードが好きで離れたくない

それに尽きるんですよね

だから、ラストを思うと胸が痛くなるんですよね

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映画タイトル「ハングリー・ハーツ」の意味とは?

他の考察記事では書かれていなかったものの、私なりの考察をまとめたいと思います

まず、原題も邦題も「Hungry Hearts(ハングリー・ハーツ)」なので、「Hearts」と複数あるので、これがまず何かというと、ミナ、ジュード、祖母、そして息子のことを指していると思います

それぞれが、何かに対して飢えているってことですね

何に植えているかというと、ミナは満たされない息子への一種の純粋主義だったり、理解してくれない夫(ジュード)への気持ちだったり、仕事だったり、育児だったり、そうしたものだと思います

ジュードは、まずそもそもミナからの愛に飢えていますし、息子の健康状態を理解してくれないミナの考え方にも満たされていません

祖母は、初孫の可愛い赤ちゃんに会いたい気持ちや健康に育って欲しいという気持ちに満たされていないわけです

赤ちゃんは、そもそも空腹という既が状態であり、栄養に飢えています

日光浴もなかったとのことで、外気浴・日光など他の子供が一般的に満たされる、そんな環境にも餓えていたのでしょう

さらには父と母が毎日喧嘩のようにいがみあうので、「それぞれからの愛情」ではなく、「両親からの愛情」にも飢えていたのかもしれません

登場人物、全員飢餓状態です

ちなみに、「Heart(可算名詞)」の意味を改めて調べてみると、「心臓」「気持ち」「心情」「心」などがありました

「心」に関して言えば、「(優しい気持ちから来る)心」なんて意味もあり、まさにいずれの登場人物の内情を示している言葉としても納得できるかなと思いました

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ラストシーンと伏線の夢について

作品の途中で出てきたインパクト大のあの夢のシーン

どこかで回収されるんだろうなとは思っていましたが、まさかラストシーンであんな結果になるとは信じられませんね

鹿がミナで、猟師が祖母なんて、そんなの嫌ですよね~

ちなみに鹿の象徴を調べてみたところ、日本では神や幸運の使い、中国だと財産の象徴だったり、良い意味のようです

キリスト教普及の前は、鹿の剥製(よく頭だけ壁に貼ってあるやつ)は、魔除けの意味をなしていたそうですが、目に見えないものを信じるこれまでの信仰に対して、キリスト教はイエス=キリストという目に見える神を信じる信仰を普及させるために、「鹿=悪いもの」としたという話もありました

夢占いでの鹿は、幸運の象徴というものがありましたね

ただここでは、私が思うに「鹿=草食」のイメージだと思います

「鹿=草食=菜食主義=ミナ」と連想していけば、ミナが鹿であることも理解できます

猟師=祖母のなのは、後半で家のシーンがあるので、関係性は分かりますね

しかし、まぁ、こんな形でラストを迎えてしまうなんて、悲劇でしかないですね

もっと早くミナが祖母の家に行っていたら、何かが変わったのかなぁとも思いますが、それは後の祭りですね

祖母の立場を思えば、息子が亡くなってミナが逮捕されるより、自分が逮捕された方が幸せを天秤にかけたとき、良いと思ったのかもしれないですね

唯一の救いが、息子が元気に海で父のジュードと歩いていることくらいです

それくらいしか、救いないですね

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最後に

以上、「ハングリー・ハーツ(邦題)」の感想・レビュー(考察)記事でした

何気なく見た映画が衝撃的なときって、消化するのに時間がかかりますね(笑)

ただ、子供を思う母の気持ちは分かるところもあり、本当に私も一歩行きすぎていたら、ミナのようになっていたかと思うと気が気ではありません

子供には少しでもよいものを、と願うことは決して悪いことでないのですが、案配が難しいですね

反面教師としても、ミナの分までとは言えませんが、周りと協力して理解をもらいながら育児をしていければと思うのでした

本作は、狂気を描いた作品としてもカメラアングルや色味とかが秀逸で、狂気をうまく視聴者にも伝えるのはなかなか技ありだと思います

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます

お楽しみいただけましたら幸いでございます

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