こんにちは、ぽんです
いつも訪問ありがとうございます
今回は、「ロストパラダイス・イン・トーキョー」の感想・レビューです
Amazon Prime Videoにて無料配信されていましたが、「配信終了まで残り1日!」とあったので、珍しく慌てて見ました
なんだか妙に惹かれたんですよね、ジャケットが特に
アマプラ、結構いい映画・隠れ名作の映画を多く出しているので、なかなか侮れませんね
洋画ばかりでしたが、こうした邦画は繊細に描かれていることも多いなと思いました
あらすじも、ろくに見ていない中での視聴でしたが、色々と感じることがあり、お勧めしたい映画として感想・レビューを書かせていただいております
「ロストパラダイス・イン・トーキョー」概要
知的障害者である兄・実生と二人で暮らす幹生は、性欲処理 ができない兄のために、デリヘル嬢のマリンを招き入れる。地下アイドルとして活動しながら風俗で働くマリンには、いつか自分だけの島「ファラ・アイランド」を購入したいという夢があった。奇妙で穏やかな共同生活を始めた3人。しかしマリンの取材を続けるドキュメンタリー作家によって、互いを補うように生きてきた3人の絆はもろくも崩れ去ろうとしていた…(C)2009 Cine Bazar
Amazon Prime Videoより引用
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「ロストパラダイス・イン・トーキョー」感想・レビュー
日本のどこにでもある風景
テーマは、「知的障害を持つ家族のあり方」かなと思います
このテーマを感じた時に、まず思い浮かんだものは、「岬の兄弟」です
生きている背景は違えども、こうした障害と性は何かと映画などのテーマにされやすいものなのかなと感じました
結構難しいテーマですよね
素人が口を出してはいけない世界のような気もしますし、生半可な気持ちで見ていいものではない気もします
ただ、見てしまうのは、人間の純粋な好奇心と怖いけれども知りたいという欲ですね
主人公の弟は、マンションの営業で、絵に描いたようなブラック企業(「仕事大好き!マンション売るの生きがいです!」と朝礼で発生するような会社)で、上司はパワハラ・モラハラ万歳の絵に描いたような嫌な会社員です
それでも、主人公はここで働くしかなかったのか・・・と、もっと他にいいところあるだろうにと心が痛みます
家に帰れば兄の世話、外に出れば上司の罵倒、さらには亡くなった父の後ということもあり、主人公の弟が背負うものはあまりにも多くすぎると感じました
その中で、出会ったのは風俗嬢のマリンです
このマリンの存在が、兄弟にとってとても大きなものになり、3人の人生は大きく変わっていく様子がよかったです
最終的には、なんだかんだありましたが、ハッピーエンドだったのだと思います
でも、悲しいシーン多かったですね
昔兄が訳もわからず襲った女の子の家に謝罪に行くシーンとか、裏物ビデオの撮影で兄が抱かれているところを目にするところとか、意気投合して弟と風俗嬢のマリンが寝るシーンとか(ショックで兄は家を出ているし)、難しいシーンを3人の素晴らしい役者さんが演じており、その点でも魅力的な映画です
毎回思うのですが、こうした知的障害者の方の役って、本当に大変だと思います
でも、その演技力、すごいです
圧倒されますね、素人ながら
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名監督「白石和彌」さんの作品(隠れ名作)
アマプラの感想コメントを見ると、なんだか「白石和彌」さんという方のお名前がずらりと出てきました
「どんな人?役者さん?」と思って調べて見て見ましたが、なんとかなり有名人でしたね
映画
ロストパラダイス・イン・トーキョー(2010年) - 兼 共同脚本
凶悪(2013年) - 兼 共同脚本
日本で一番悪い奴ら(2016年)
牝猫たち(2016年) - 兼脚本
彼女がその名を知らない鳥たち(2017年)
サニー/32(2018年)
孤狼の血(2018年)
止められるか、俺たちを(2018年)
麻雀放浪記2020(2019年) - 兼 共同脚本
凪待ち(2019年)
ひとよ(一夜)(2019年)[10]
孤狼の血 LEVEL2(2021年)
死刑にいたる病(2022年)
白石和彌 - Wikipedia
聞いたことがある作品がたくさん
特に「 孤狼の血」は、結構衝撃的な映画で(アマプラで見ましたが)、裏社会のどすぐろいところがおそらくかなりリアルに描かれていると思った作品でした
日本アカデミー賞にいた?のでしょうか、見たことがあるお顔でした
結構任侠系の映画ではなく、「ロストパラダイス・イン・トーキョー」のように繊細な映画も撮られるのだと知り、好感度が上がりますね
まだまだ映画には全く詳しくはないですが、こうして監督を軸にして映画を見るのも楽しさのひとつとして、ありだと感じました
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3人が目指した「ロストパラダイス・イン・トーキョー」
きっと、毎日やる気もなく、なんとなく日々を過ごし、生きるために生きていた3人だと思います
主人公の弟は、ブラック企業と残された兄の世話(高頻度で家から脱走)の日々、風俗嬢のマリンはお金を溜めるために生きる日々、知的障害を持つ兄もきっと心も体も閉じ込められていたのだと思います
しかし、3人はようやく見つけました
それは、東京という広い世界にあった”パラダイス”です
最後のシーンで、兄がボートでどこかに向かってひたすら池のボートを海上で漕ぎ続けるシーンや今まで紐に繋がれていたカメから紐が解けて自由に歩くシーンとか、弟とマリンが「話したいことがいっぱいある」というシーンは、それぞれがパラダイスを見つけたというハッピーエンドなのだと感じました
紐に繋がれていた亀は、知的障害を持つ兄そのものを指していると思います
常にどこに行くにもだけかの監視があって、自由には生きられない
でもその紐が解けた時、亀も兄も自由になって、世界に飛び出す
自分の居場所を失っていた弟とマリンも、お互いの存在という場所を見つけたのだと解釈しました
東京って、比喩であり、広いとかそうしたものを指していると思います
広いのでどこかにパラダイスがありそうですが、それって自分で見つけるしかないんですよね、きっと
待っていても、向こうからくることはないんでしょう
だから兄も弟もマリンも自分でアクションを起こしたのだと思います
弟はきっと今回のテレビの報道で注目されて、大好きな絵画が評価されればいいと思いますし、兄とマリンもいい感じにくっついてくれれば万々歳だと感じました
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最後に
「ロストパラダイス・イン・トーキョー」ということで、感想・レビューでした
「パラダイスロスト」だと「失楽園」になると思いますが、「ロストパラダイス」なので「失われた楽園」という意味になるのでしょうか
そんな解釈をしながら、自分たちの生活からもそこまで飛躍して遠くない、現実に近いこの隠れ名作を見て感じるのもいいと思います
良かったら、見て見てくださいね
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます
お楽しみいただけましたら、幸いでございます
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