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【映画】「好きにならずにいられない(邦題)」北欧のある不器用で太めでピュアな男の物語【優しさと不条理と希望と愛と】

こんにちは、ぽんです
いつも訪問ありがとうございます

今回は2015年のアイルランドとデンマークの合作映画である「好きにならずにいられない(邦題)」の感想・レビュー記事です

アマプラでなかなかの好評価だったので、見てみることにしました

見てみてよかったものの、なんだかわだかまりが残るような感じでした

それは、私の感じかたの違いかもしれませんし、大人になったからかもしれませんし、視野が広がったのかもしれません

ひとつの意見として見ていただき、実際はご自分の目で見て感じるものを感じていただきたいと思います

「好きにならずにいられない(邦題)」概要

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アイスランドに住む43歳独身、心優しい大男フーシ。空港に勤めているのに飛行機に乗ったことがなく、同僚には巨体をからかわれ、近所の女の子と遊んでいると幼女誘拐と間違われる。そんな冴えない日々を送るフーシの楽しみは、戦車や兵士の小さなフィギュアでジオラマを作って遊ぶこと。見かねた母は、息子に出会いのチャンスを作ろうとダンス教室を申し込む。しぶしぶ出かけたフーシだったが、そこで金髪の小柄な女性・シェヴンと出会い、陽気な彼女に惹かれていく。しかし実は、シェヴンは心に深い傷を抱えていた。その事を知ったフーシは、恋した女性を守るため、初めて自分から外の世界へ飛び込んでいく・・・!
Amazon Prime Videoより引用

www.magichour.co.jp

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「好きにならずにいられない(邦題)」感想・レビュー

フーシの優しさに触れる…でも…

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アマプラの感想でも公式HPの感想でも多かったのが、「フーシ(主人公)の優しさに触れた」「切なかったが感動した」「すごい映画だ」とポジティブなものです

確かに私も同じようにそれを感じましたし、いろいろと不運で恵まれなかったフーシでしたが、最後には閉じ籠っていた世界から抜け出して、新たな世界に飛び立ったと解釈できれば、ハッピーエンドなんだろうなと思いました

ラストシーンで、若干ではあるものの、ずっと無表情だったフーシが笑ったように見えるのは、映画をより印象づけたものだと思っています

そんな中で、私の中のわだかまりというか違和感というか引っ掛かるポイントが、「映画だから」という点です

「映画だから当たり前だろう」と思われるかもしれませんが、これは映画だからこそ、フーシの目に見えないポイントが写し出されて、彼の人間性や素性を知れるので「彼が本当は心優しい人」と思えたのだと思います

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そうでなければ、恐らく私たちも同じように、フーシの住む団地の人々と同じように、彼に特段と区別な視線を向けることはなかったでしょう

そういった意味で、表面的に「フーシ(主人公)の優しさに触れた」「切なかったが感動した」「すごい映画だ」というのは、なんだか安直だなぁとか、綺麗事な気がするなぁとか思った次第です

そう思ったのは、私の心が汚れてるからかもしれませんね

純粋に映画を楽しめたのであれば、そう思っていたかもしれませんが、ひねくれた私の感想かもしれません

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北欧の雰囲気に触れられる貴重な映画

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あまり多くはないと思います、日本で北欧の雰囲気に触れられる映画は

近年のムーミンだったりそうしたお洒落なイメージもあって、ひとつのムーブメントの延長線上としても楽しめると思います

映画としては、全体的にポップだったり、明るかったりはしませんが、それがこの映画の魅力なんだと感じました

ちょっと湿っぽい感じが、いいじゃないですか

個人的には、日本と同じ雪国であったり、日本食(お寿司?)のシーンがあったりと、ちょこちょこ楽しめたので良かったです

やっぱり少しでも日本が出てくると嬉しいですよね

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あとは、会社(空港やごみ処理場)でコーヒーを飲むシーンがちょくちょくあるのですが、そのシーンも印象的でした

海外の人は本当にコーヒー好きですよね

昔留学したときに、みんなガブガブ飲んでいて、それこそ水のように飲んでいて「ほー」と思いました

ワンタッチでコーヒーが出てきたり、ミルクはみんなで共用のパックだったり、日本ではあまりかんがえられない文化が垣間見れて良かったです

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不条理だから、美しいのかもしれない

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人生って難しいですよね

思った通りにはいかないし、思った通りにいっても、どこかで終わりは来るし、予想だにしないことが起きたりと、一筋縄では行かないですね

フーシの生きざまはまさにそのとおりで、真面目に仕事をやっていても同僚にからかわれたり、いじわるされたり、普通に生活してるのに、見たくもない母親のピンクのシーンを目の当たりにしてしまったり、遊ぼうと誘われた少女の父親には誘拐犯と勘違いされて警察署に補導されたりと、上手くいかないですね

さらに言えば、極めつけは、ダンス教室で出会った女性との淡いアバンチュールですよね 

吹雪の風が強いからとわざわざ車で送っているのに「変態?」とか聞かれるし、彼女が塞ぎ混んだときにごはんを作って掃除もして、更には同棲しようと引っ越しの荷物を持っていった先で、彼女の新しい恋人に出会い、同棲が無かったことにされたりとか、まさに不条理

でも、だからこそ、フーシの優しさが映えるし、彼の繊細なところとか弱いところとかデリケートなところとか、そうしたところに特に注目が集まったんだと思います

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もしかしたら作中には描かれていませんが、とてつもなく環境に悪いことをしているかもしれませんし、見えないところで悪態をつきまくっているかもしれませんが、それは見えてこないので、「フーシ=良いやつ」といった法則が生まれるのだと思いました

しかしながら、普通に考えたら、浮気された彼女のために有り金はたいて、彼女の夢のひとつである花屋の内装をやるあたり、本当に良いやつですよね

それが行き場を失った彼の愛情の矛先であり、彼女への本当の思いだったと思うと、胸がぎゅっとなりますよね

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最後に:旅立つフーシに栄光あれ

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彼の大きな決断だったと思います

でも、いくつかの分岐や積み重ねがあったからこそ、彼は飛行機に乗ることができ、新しい人生のスタートができたのでしょう

多少の犠牲は付き物だとしても、彼には今までの分、幸せになってほしいですよね

人は見かけにはよらないもの、とは頭で分かっていても難しいですよね

その典型例が近所に住む少女の父親だと思います

彼は私たちの大多数の代表だったのでしょう

切ない映画ですが、人それぞれにいろいろと感じることができると思います

ぜひ、一気見してみてください

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます

お楽しみいただけましたら、幸いでございます

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