はじめに
4th SHOT「時の都アドニス(前編)」に引き続き、3rd SHOT「時の都アドニス(後編)」のレビューを行う。見る人を魅了する「王ドロボウJING」の世界観は、何度見ても色あせることがない。毎回登場するジンガール(ボンドガールようなような女性達)にも注目だ。今回は時間と時計がテーマのある街の話である。
「王ドロボウJING」とは?
本作は“王ドロボウ”であるジンとその相棒キールが、目的のモノを盗むための冒険を描いた物語。「ドロボウの都編」「第七監獄編」といったように、数話ごとに構成される独立した物語の連続となっている。
物語の舞台は各エピソードごとに、「世界中からドロボウが集まっている」「時間に支配されている」など全く異なる世界観を持つ。そこでジンは、ボンドガールのように毎回「ジンガール」と呼ばれる、舞台や盗む対象と何らかの関わりを持つヒロインと出会い、目的のものを盗むべく一緒に行動する形でストーリーが進む。
4th SHOT「時の都アドニス(後編)」を徹底レビュー
赤く不穏な空気に包まれた時の都アドニス。ジンたちが書いた予告状がマスターギアの手元に届いたようだった。マスターギアは予告状を切り裂き、苛立つ。シェリーは黙って見ている。エッグノック団と呼ばれる鶏のようないかつい軍団が威勢よく飛び立っていく。どうやらマスターギアの手下らしい。
エッグノック団は勢いよくジンたちを探しに行った。ジンは呑気に車に乗車してエッグノック団の目を巻く。キールは「さっさと盗めばよかったんじゃ」と言ったが、これに対してジンは「せっかく予告状を送ったのに歓迎の準備を待た無いと失礼だろ」と丁寧に回答。
ジンはあえてエッグノック団に見つかるように騒ぎを起こした。ジンは時計塔の正面から突破するのではなく、時計塔を止めてから侵入を試みるようだ。これがジンが予告状に書いた「時間を盗む」ということらしい。ポスティーノが言っていた巨大な砂時計の前に立ち、なにやら”魔法の粉”を使った作戦をするようだが・・・。
ところ変わって地下。船長たちが話している。みんながジンを悪魔だの神様だの悪口をいうがミラベルが「私にとっては命の恩人」となぜか顔を赤らめながら答えるのだった。船長はジンの言葉に自分の過去を照らし合わせていた。「時計はなくても日は昇る」船長がかつてミラベルによく言っていた言葉らしい。
エッグノック団はジンの追跡に失敗したようだ。守衛がマスターギアに報告する。するとマスターギアの前に黄色の花びらが舞う。そして望遠鏡で街を見ると時計という時計が全て止まっていた。さらに望遠鏡を見ると、砂時計が花弁でいっぱいになっていた。ジンは、時間の流れが早い砂時計の中に花の種を入れたようだった。ジンは仕上げとして、キールロワイヤルで時計を破壊した。
破壊された時計からは大量の花弁が舞い、町中の時計が狂いだし、エッグノック団は混乱している。ジンたちはその隙に塔への侵入を試みる。
ジンたちが狙っている「時計仕掛けのブドウ」まであと少し、というところで守衛がまた集ってきた。しかし船長たちが守衛を倒してくれた。船長の左手の鍵が「時計仕掛けのブドウ」へと続く門を開ける。船長はジンの言葉で気付かされたようだ。
門の中に入ると、ゴブリンたちがせっせとブドウ踏みをしている。侵入者に気がつき、ゴブリンたちはすぐさま攻撃をしてくるが、船長たちが足止めをしてくれるようだった。
さらに先に進むと、暖かい日差しに囲まれた豊潤なブドウが顔現す。豊満になるブドウには時計が付いていて、ベルがなるとすぐさま刈り取られていってしまう。
ジンはミラベルをお姫様抱っこして、時間の区切りにはまら無いブドウを探しに出かける。時計がないそのブドウはまさに食べごろ。輝く美しさだった。「時間に鞭打たれ、ただ機械のように実をつける時計仕掛けのブドウ。ただひとつ時間の束縛を逃れて実をつける渾身の一房。真の宝」それが、ジンの狙っていたお宝だった。
ブドウの美しさに見惚れ、すぐそこにマスターギアとシェリーがいることに気がつくのが遅れてしまったジンたち。マスターギアは時計塔を壊され非常に怒っている。シェリーの光線を避けようと、ミラベルはジンに突進する。しかしミラベルの大切なおさげが犠牲になってしまう。ジンたちが逃げ込んだのは、ブロンドの像がある部屋だった。そうしてジンたちとマスターギア・シェリーの戦いは始まる。戦いはジンたちの劣勢だった。部屋を真っ暗にして、シェリーの能力を使うらしい。心音をシンクロさせても意味がないらしい。キールは「くそ」とどこかに行ってしまう。ジンは背水の陣である。シェリーは能力を使い光線を放つ。しかし、ジンには当たらなかったようだ。さらに心音が聞こえないと、シェリーは混乱する。キールが時計仕掛けの時計のベルを鳴らして回っていたのだ。なんとシャリーの首をジンがまさに討ち取ろうとしていたのだ。
シェリーは「もっと頼りになる男のところにだよ」とマスターギアを見捨てて姿を消してしまった。その事実に受け入れられずにマスターギアは膝をつく。「終わった」と悲嘆するマスターギア。「まだ終わりではない。褒美に俺の部品にしてやろう」とどこからか不思議な声がする。マスターギアの様子がおかしい。時計がぐるぐると回転を続け、塔が壊れていく。するとマスターギアが機械と融合して、時間の悪魔となってしまう。ジンたちはキールロワイヤルで交戦する。赤い目を光らせてマスターギアも戦うが、キールロワイヤルの前に完敗する。
崩れる塔から必死に抜け出そうとするも、入り口は落石で塞がれている。「飛び降りて」とミラベルが力強く説得するので、ジンは意を決して塔からダイブする。ミラベルは楽しそうに落下する。跳び降りた先には花弁がプールのように集められていた。
「こんなに自由な時間は久しぶりだな」と文字通り時間を忘れ、時間の拘束から逃れた街の人々は宴を心の底から楽しいでいた。船長はジンの姿を探すも見当たら無い。ミラベルもおそらくジンに渡すであろう花束を持ってジンを探していた。
ジンは月夜をあびながら、渾身の一房を堪能していた。ジンは颯爽とキールを置いて歩いて行ってしまった。その後、アドニス街は花で溢れる街となった。かつての時計の形を残しつつ、カラフルな花で彩られる街になった。昔のような面影はない。
4th SHOTの登場人物
ジン&キール
ドロボウの中のドロボウ。ドロボウの王のジンと、付き添いのキール。二人の合わせ技はキールロワイヤル。
ミラベル
遅刻罪で処刑される寸前のところをジンたちに助けられる。長いおさげが特徴的な少女。船長とも顔見知りである。
船長
かつて遅刻罪で処刑されるところを脱出して地下のネバーランドで仲間と共に暮らしている。右腕には鍵のような義手をしている。ミラベルとも顔見知りである。
マスターギア
長髪銀髪でアドニスの街を占領している男性。青紫のボディスーツをまとっている。冷静沈着に見えるが実は短期。ジンがキールを従えているように、シェリーをいつも従えている。
シェリー
マスターギアと一緒にいる不思議な生き物。心音を読み取ることができたり、複数の能力を持つ。マスターギアを見かねて、姿を消してしまう。キールと同じようにマスターとの合体技で、光線を放つことができる。
エッグノッグ団
マスターギアとシェリーに遣われる奇襲軍団。容姿は鶏のである。赤い鶏冠がある。マスターギアとシェリーに指示され、ジンを捕まえるように言われるが、ジンに上手く遊ばれてしまう。
今回盗んだお宝は?
感想・レビュー
▼▼ドメイン取るならやっぱり▼▼ Xserverドメイン
▼▼ナウでヤングなドメインがいっぱい▼▼ ロリポップ!