今週のお題「生活の知恵」
Microsoft SharePointは、企業やチームの情報共有をスムーズにする強力なツールです。しかし、使いやすく、なおかつかっこいいデザインのサイトを作るにはいくつかのポイントと工夫が必要です。このガイドでは、初心者の視点から「かっこいいSharePointサイト」を作るためのUIのコツや注意点を具体的に解説します。
---
1. 目的と利用者を明確にする
ターゲットユーザーを設定する
SharePointサイトの利用者（社員、顧客、プロジェクトチームなど）を明確にし、彼らの目的や期待を把握しましょう。例えば、社員向けのサイトでは操作性と情報検索のしやすさを重視し、顧客向けサイトではビジュアル重視のデザインが求められます。
目的に沿った構造を計画する
サイトが「情報共有用」なのか「プロジェクト管理用」なのかを明確にして、目的に応じたページやコンテンツの構造を設計します。
---
2. デザインの基本ルール
一貫性のある配色を選ぶ
SharePointにはテーマ機能が用意されています。ブランドカラーや企業ロゴに基づいた配色を選び、全体のデザインに統一感を持たせましょう。以下のポイントに注意します：
主色1色、アクセント色1～2色に抑える。
白や淡いグレーを背景色に使い、コンテンツが見やすいようにする。
フォント選びに注意する
フォントはシンプルで読みやすいものを選びます。Microsoftの標準フォント（Segoe UIなど）はおすすめです。
---
3. UI（ユーザーインターフェース）のポイント
ナビゲーションメニューを整理する
複雑なメニュー構造は避け、階層を浅くすることでアクセスしやすくします。トップメニューには主要なカテゴリを配置し、必要に応じてサブメニューを活用します。
セクションを区切る
ページのコンテンツはセクションごとに分け、適切なスペースを設けることで視認性を向上させます。例：
ヘッダー：タイトルやロゴ
メインコンテンツ：必要な情報や機能
フッター：リンクや連絡先情報
アイコンや画像を活用する
テキストだけのページは退屈になりがちです。アイコンや画像を適切に挿入して、情報を視覚的に整理します。SharePointの「Webパーツ」を使えば、画像ギャラリーやスライドショーの追加も簡単です。
---
4. 機能性と使いやすさを重視
検索機能を強化する
SharePointの検索バーを活用することで、ユーザーが必要な情報をすぐに見つけられるようにします。特に多くのドキュメントを管理する場合、メタデータやタグを適切に設定することが重要です。
レスポンシブデザインを確認する
スマートフォンやタブレットでも見やすく操作しやすいサイトにするため、モバイルビューを必ず確認しましょう。
通知やアラート機能を活用する
SharePointには、更新情報をユーザーに通知する機能があります。重要な情報を見逃さないように設定しましょう。
---
5. SharePointのWebパーツを活用
SharePointでは「Webパーツ」という部品を使って、ページを簡単にカスタマイズできます。以下のようなWebパーツを利用して、かっこよさと機能性を両立しましょう：
Hero（ヒーロー）Webパーツ
トップページに大きなビジュアルを配置し、インパクトを与えます。重要なリンクをボタン形式で配置できるので便利です。
ニュースフィード
最新情報を自動的に表示でき、チームメンバーへの通知に役立ちます。
ドキュメントライブラリ
ファイル管理のWebパーツを配置することで、ユーザーが必要な資料を簡単に見つけられます。
カレンダー
チームの予定を共有するカレンダーを配置することで、スケジュール管理がしやすくなります。
---
6. デザインの注意点
コンテンツの詰め込みすぎに注意
ページに情報を詰め込みすぎると、ユーザーが迷いやすくなります。1ページに盛り込む情報量は必要最低限に抑え、詳細はサブページにリンクしましょう。
適切なコントラストを確保する
テキストと背景の色が同系色にならないように注意し、視認性を高めます。
ユーザーテストを実施する
作成後、実際のユーザーに利用してもらい、フィードバックを集めます。使いづらい箇所や分かりにくい部分を修正して、完成度を上げましょう。
---
7. 具体例：シンプルで魅力的なページ構成
以下は一般的なSharePointサイトの構成例です：
ホームページ
ヒーローWebパーツ：会社のミッションやチームのモットーを大きな画像とともに表示。
ニュースフィード：最新の更新情報やプロジェクトの進捗を掲載。
クイックリンク：よく使うページ（ドキュメントライブラリ、プロジェクトページなど）へのボタン。
プロジェクトページ
タスクリスト：現在進行中のタスクを表示。
カレンダーWebパーツ：重要な締め切りやイベントを共有。
ドキュメントライブラリ：プロジェクト関連のファイルを整理。
チームページ
チーム紹介：メンバーの名前や役割を写真付きで掲載。
チャットやディスカッションフォーラム：意見交換ができる場を提供。
---
8. 仕上げと運用のポイント
定期的にメンテナンスを行う
情報が古くなると使い勝手が悪くなるため、定期的にコンテンツを更新します。
ユーザーの声を反映する
利用者からの要望や意見を取り入れて、サイトを継続的に改善します。
---
SharePointサイトを作成する際、シンプルで直感的なデザインと、実用性を両立させることが重要です。以上のポイントを活用して、初心者でも使いやすく、見た目もかっこいいサイトを作りましょう！
