『日本三國』には数多くの魅力的な人物が登場しますが、その中でも圧倒的な人気を誇るのが**輪島桜虎(わじま おうこ)**です。
敵勢力の指導者でありながら、「理想の君主」「主人公以上に主人公らしい」と評されるほど、多くの読者から支持されています。
この記事では、輪島桜虎のプロフィールから人物像、能力、思想、名言、最後の結末まで徹底解説します。
輪島桜虎のプロフィール

- 名前:輪島桜虎(わじま おうが)
- 性別:女性
- 家族:三女(上に2人の兄 ※逝去)
- 父:輪島白虎(わじまびゃっこ)
- 生まれ:能登省
- 誕生:大和暦34年・聖紀25年(登場時:22歳)
- 所属:聖夷
- 立場:聖夷政権総帥
- 特徴:左頬の虎の刺青、美しい黒髪
- 初登場:2巻5話「三角監事」
- ・聖夷総帥。
- ・聖紀25年(大和暦34年)、能登省出身。
- ・西征総督である輪島白虎の第3子として生まれる。
- 人心を推察することに長け、温厚な性格であり、2人の兄よりも勉強熱心だったため、父親や部下からの信望が厚く、将来を嘱望されていた。
- ・父親が出征中に戦死し、更に兄も同時期に不審死したため、弱冠14歳で家督を継いだ。
- ・その後、父親の側近であった閉伊弥々吉の薦めで父親の遺産を納入し、羽前省管轄である銀山警備隊兵糧督となる。
- ・当初は、金で地位を得た桜虎を軽蔑する銀山警備隊属員もいたが、羽前省で暴れ回っていた「九羅爆走族」の鎮圧に成功した事で多くの属員が桜虎の功績を称え、その評判を聞いた羽前省督により銀山警備隊長に抜擢された。
- ・父親の白虎を殺した辺境将軍・龍門光英、軍師・賀来泰明に強い恨みを抱いている。
圧倒的な存在感を放ちながら登場し、物語中盤のキーパーソンとして活躍します。
人物像

桜虎は一言で表すなら、「民のために生きる理想の君主」です。
権力を振りかざすタイプではなく、
- 民を守る
- 国を豊かにする
- 無駄な戦争を避ける
という理想を掲げています。だからこそ敵でありながら読者から愛される存在となりました。
ただ、民のために生きるとあるのですが、これは表向きの君主像であり、裏では父の仇を取るために大和を攻め入るという復讐心に燃える側面もあります。
しかし龍門光秀が言うように”有能な独裁者”として、民を盛り上げ、士気を上げる姿はまさにカリスマ。一時期、大和の守山記室令も、輪島桜虎のイラストを持ち歩くようなアイドルとしての側面も持ち合わせているのが分かります。
総帥としては若くしてのその身を引き継いでいますが、中身は女子というのも感じます。幸福反対派の統領暗殺の際には「泣きそう」と涙を流すシーンもあったり、お米の配給を民に行う際も、人間性が溢れるところも感じられます。
これが民や兵士に愛される輪島桜虎の輪島桜虎であり、他のリーダー格である平内務卿や龍門辺境将軍とは一線をかく人間性です。
輪島桜虎の強さ

桜虎自身は最前線で戦う武将というより、国家を動かすリーダータイプです。
彼女の強さは、
- 人を惹きつけるカリスマ
- 冷静な判断力
- 政治力
- 統率力
- 人材登用力
にあります。武力ではなく、「人を動かす力」が最大の武器なのです。
しかし、アニメでは弓の腕前もすごいことが示されています。公式のプロフィールでもあるように、昔から熱心であるためにきっと相当の努力家なのが伺えます。父の仇を取るために、それはもう並々ならぬ日々を送ってきたことは間違いなさそうです。
武力では他のものに劣るところはあるでしょうが、弁論は聖夷の勢いを象徴づけるものです。
全ては復讐のために動いていたのかも知れませんが、大和との戦いのためにインフラや兵士の強化などその実力は大和も目を見張るものです。これは輪島桜虎だけで成し遂げたものではなく、側近の閉伊弥々吉の力添えもあったでしょうか、リーダーとして民を一つのゴールに導く力は相当なものだったでしょう。
思想

桜虎の思想を一言で表すなら、「国家は民のためにある」という考え方です。
日本三國では、多くの為政者が権力や覇権を求めます。しかし桜虎だけは、最後まで民を第一に考え続けました。この姿勢が読者の共感を呼んでいます。
また、リーダーとして部下を気遣うことも忘れていないのがかなり評価が高いところです。部下が戦況の報告をしてきた際には「お疲れさま。ゆっくり休んでいてくださいね」と労う言葉をかけたりと、気遣いをするシーンが多かったのが印象的です。
アニメオリジナルですが、金沢にいる長尾武兎惇に手紙を書くなどのシーンもあり、兵士を気遣う余裕があるのが魅力です。(これも復讐のための一環かも知れませんが)
左頬の虎の刺青に込められた意味

輪島桜虎の象徴とも言えるのが左頬の虎。
虎は古来、
- 王者
- 勇気
- 威厳
- 守護
の象徴とされてきました。名前の「桜」と「虎」を合わせることで、優しさと強さを兼ね備えた人物像が表現されているとも考えられます。
兄たちの名前は出ていませんし、父の姿も出ていませんが、これは完全に父への気持ちの表れでしょう。父も名前は白虎。父の無念を晴らすために、刺青を入れた輪島桜虎の意思の強さがうがえます。かっこいですよね。
輪島桜虎の最後(ネタバレ)

※ここからネタバレを含みます。
輪島桜虎は物語終盤で衝撃的な最期を迎えます。
大和への降伏を正式に行なった後に、暗殺されます。これは紛れもなく、当時の平内務卿の差金です。
聖夷で龍門辺境将軍の命を狙うものがいるのは全くおかしく無い話ですが、これを”龍門暗殺”として仕向けて、心酔する輪島桜虎を手にかけるようにしたのです。(恐ろしすぎる)
もしも輪島桜虎が生きていれば、必ず大和の脅威にはなったでしょうし、輪島桜虎自身が龍門光秀を手にかけることもあったかも知れません。
しかし、その死は決して無駄ではありませんでした。彼女が掲げた理想は多くの人物へ受け継がれ、日本三國という物語全体にも大きな影響を与えています。そのため死亡後も人気が衰えることはなく、「日本三國屈指の名キャラクター」と語られ続けています。
なぜ輪島桜虎は人気なのか?

人気の理由は次の7つです。
- 圧倒的なカリスマ
- 美しいビジュアル
- 民を第一に考える思想
- 強さと優しさを兼ね備えている
- 部下から愛される人格
- 敵なのに応援したくなる
- 最後まで信念を貫いた生き様
どれか一つではなく、すべてを兼ね備えているからこそ、輪島桜虎は多くの読者を魅了しているのです。
自分物像もさることながら、やはりその生き様が輪島桜虎をさらに盛り上げています。
作中では、平内務卿が勝手に送りつけた大和への無条件降伏を分岐に、降伏反対派へのクーデターを成功させるだけではなく、うまく仲間に引き入れた九羅亜輝威(くらあてるい)に九頭竜城制圧を成し遂げるなど成果を上げています。
その道なかばで、慕われていた長尾武兎惇の死や大切な側近である閉伊弥々吉の”作られた謀反”により、自らの手で処刑するなど涙なしでは語れない人生を送っています。20代そこそこの人生で背負うには重すぎる人生でした。
生まれる場所が違っただけなのです。そして大和には龍門光秀と賀来泰明がいて、2人が上手だった、それだけのことなのです。今後作品には登場はないと思いますが、輪島桜虎がこの作品に与えた影響は間違いなく多大です。
まとめ

輪島桜虎は『日本三國』を代表する人気キャラクターであり、「理想の君主」とも言える存在です。
武力ではなく、人を導く力で国を動かし、最後まで民を想い続けたその姿は、多くの読者の心に深く刻まれました。
今後アニメや実写化が進めば、さらに人気が高まることは間違いないでしょう。
敵でありながら主人公以上に愛される――。
それこそが、輪島桜虎という人物の最大の魅力なのです。(私は、輪島桜虎を忘れません!)