こんにちは、2児育児+ワンコ1匹の基本テレワークで日々あがいているぽんです。いつも訪問ありがとうございます(ブックマーク・スターもありがとうございます)。ブログ更新の励みになっています。
今回は、私の大好きな作品「日本三國」で重要な役割を果たす「登竜門」について、その本来の意味や語源、そして『日本三國』とのつながりについて詳しく解説します。
『日本三國』には、中国の古典や歴史に由来する言葉が数多く登場します。その中でも印象的なのが「登竜門(とうりゅうもん)」です。
作中では若き才能や将来有望な人物を語る際に使われることがありますが、この言葉には約2,000年前から伝わる壮大な伝説が隠されています。一緒に作品を深く知る一つの知識をのぞいてみませんか。
- 『日本三國』における”登竜門”とは?
- そもそもの”登竜門”とは?
- 語源となった「登竜門」の伝説
- なぜ「龍」なのか?
- 『日本三國』との共通点
- 三角青輝の共通点とは?
- 賀来泰明との共通点は?
- 『日本三國』で描かれる「才能」とは
- 作者が「登竜門」を用いた理由
- まとめ
『日本三國』における”登竜門”とは?

まず、作品における”登竜門”の意味からです。公式サイトでは、以下の解説がされています。
【 登龍門 】
大和における辺境将軍隊専属の属員を募る試験に合格し、仕官が叶うこと。
首都・大阪都にある辺境将軍・龍門光英の家で開催される。
仕官を望む者が毎日、千人余り来るという噂がある。
愛する妻を喪った青輝は、「泰平の世を築く」という彼女との誓いを果たすため、辺境将軍・龍門光英(りゅうもんみつひで)の行う仕官試験を受けるべく、大阪へと向かう。
ようやくたどり着いた大阪の格安ホテル。
疲れを癒やす間もなく、青輝はある人物と出会う。
登竜門とは、作中では士官になる試験のことです。アニメ第2話では、作品タイトルになるほどある意味では伏線となる大きなシーンです。採用を担当する龍門光秀の名前と登竜門をかけていることもあり、なんとも粋な試験名です。
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そもそもの”登竜門”とは?

では、世間一般的に言われる”登竜門”と何が違うのか、また本来の意味も一緒にみていきましょう。
”登竜門”とは、
- 「成功への難関」
- 「優れた人物になるための試練」
を意味する言葉です。
現在では
- 難関試験
- オーディション
- 昇進試験
- 全国大会
など、大きな成功につながる関門を「登竜門」と呼んでいます。しかし、この言葉は単なる比喩ではありません。もともとは、中国に伝わる一匹の魚の伝説から生まれたようです。
語源となった「登竜門」の伝説

登竜門の由来は、中国の黄河にある龍門(りゅうもん)という急流です。
昔の中国では、黄河には数え切れないほどの鯉が泳いでいました。
しかし、その途中には巨大な滝のような急流「龍門」があり、多くの魚がここで力尽きます。
ところが、ごくまれに、龍門を飛び越えた鯉だけが龍になると信じられていました。
つまり、
- 普通の鯉
- 努力する
- 最大の試練を乗り越える
- 龍へと変化する
という伝説です。
ここから難関を突破した者は大きく飛躍するという意味で「登竜門」が生まれたのそう。スケールが大きい。でもロマンがあってかっこいい。まさにポケモンでいうところのコイキングとギャラドスです。
なぜ「龍」なのか?
中国では龍は特別な存在です。
西洋のドラゴンとは違い、
- 皇帝の象徴
- 天を司る存在
- 強さ
- 知恵
- 権力
- 幸運
すべてを兼ね備えた神聖な生き物なのだそう。
つまり、ただ強くなるだけではなく、格そのものが変わることを意味しているのだとか。
つまり、鯉が龍になるという物語は、「凡人が英雄になる」という最高の成長物語だったのです。ここでピンと来た方、多いですよね。そうです。まさに民に近い存在だった三角青輝のことです。
『日本三國』との共通点

『日本三國』では、能力がある人物でも、簡単には上へ進めません。
「政治」「戦争」「交渉」「人望」「知略」すべてを試されます。まさに龍門を越える鯉そのものです。
三角青輝の共通点とは?
主人公・三角青輝も最初から最強ではありません。知識はある。理想もある。しかし経験も実績もありません。まさに、そのあたりにいる鯉と同じです。(賀来軍師の言葉を借りると、”蛙”です)
だからこそ、数々の困難を乗り越えることで周囲から認められていきます。これはまさに登竜門を越えていく姿そのものです。
三角青輝は、龍門を経て、まさに天下という太平の世を導くための竜となるのです。
賀来泰明との共通点は?
賀来泰明も若くして異才として描かれています。
ですが、天才だから評価されたわけではありません。
単行本でも書かれているように、賀来軍師は貧しい家庭での生まれでしたが、その知識を活かして賭博などで勝ち、お金を稼ぎ、本を読んで教養を身につけ、そして龍門光秀の姿に憧れ登竜門をくぐったのです。
結果を出し、責任を負い、人を率いることで初めて大人物となります。才能だけでは龍になれない。これも登竜門の考え方そのものです。
そしてもしも龍門光秀の存在を知らなければ、ただの鯉(蛙)で終わったはずの賀来軍師ですが、努力の結果、無事に龍のお膝元として活躍するに至ったのです。
『日本三國』で描かれる「才能」とは

作品全体を見ると、作者は「才能だけでは勝てない」と何度も描いています。
重要なのは
- 学び続けること
- 挑戦すること
- 仲間を得ること
- 失敗しても前へ進むこと
です。
つまり、登竜門は一度だけの試験ではありません。人生の中で何度も訪れる試練なのです。だからこそ、『日本三國』の登場人物たちは何度も壁にぶつかります。そして壁を越えるたびに、以前とはまったく違う人物へと成長していきます。
作者が「登竜門」を用いた理由

『日本三國』には、中国古典や兵法、歴史思想が数多く取り入れられています。その中で「登竜門」は、単なる四字熟語ではなく、作品全体のテーマにも重なる言葉です。
この作品では、「才能があるか」よりも、「困難を越え続けられるか」が人物の価値を決めています。
つまり、龍門を飛び越えた者だけが、新しい時代を切り開く存在になれるというメッセージが込められているのでしょう。
(作者の松本いっか先生曰く、郭嘉と登竜門にも何か関係があるようですが、私の勉強不足で解説できません。。。)
まとめ
「登竜門」は、中国に伝わる「鯉が龍門を越えると龍になる」という伝説から生まれた言葉です。
『日本三國』では、この言葉が単なる故事成語としてではなく、「困難を乗り越えた者だけが時代を動かす」という作品全体のテーマを象徴しています。
三角青輝や賀来泰明、東町小紀をはじめ、多くの登場人物たちは、それぞれ異なる「龍門」に挑み続けています。
『日本三國』を読み返す際には、キャラクターたちがどのような試練を乗り越え、自らの「登竜門」を突破していくのかにも注目すると、物語をさらに深く楽しめるはずです。
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