こんにちは、2児育児+ワンコ1匹の基本テレワークで日々あがいているぽんです。いつも訪問ありがとうございます(ブックマーク・スターもありがとうございます)。ブログ更新の励みになっています。
今回は、「日本三國」漫画単行本第7巻で展開された格言についての解説です。「日本三國」では三国志や歴史での事例などが多く活用されていますが、今回ご紹介するのもまさに歴史に基づいたものとなります。
史事に基づいた訓示を紐解くことで、知見が広がりますので、ぜひお楽しみください。
「水は則ち舟を載せ、水は則ち舟を覆えす」の意味は?
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「水は則ち舟を載せ、水は則ち舟を覆えす(みずはすなわちふねをのせ、みずはすなわちふねをくつがえす)」は、中国の思想家である荀子の『荀子』王制篇に見られるものです。
原文は、
君者舟也、庶人者水也。水則載舟、水則覆舟。
意味は、
民衆(水)は君主や国家(舟)を支えることもできるが、怒れば転覆させることもできる。
というものです。
日本三國での解釈
『日本三國』の世界観に当てはめると、
- 舟=国家・権力者・支配者
- 水=国民・民衆
となります。作中では多くの武将や政治家が「天下統一」や「改革」を目指しますが、その根底には
「国は民のためにある」
という思想があります。
特に三角青輝や賀来泰明、龍門光秀が描く理想国家は、
- 武力だけで国は治められない
- 民が豊かでなければ国は滅ぶ
- 民の支持こそ最大の国力
という考え方に近いです。
三角青輝ならどう考えるか?
三角青輝がこの言葉を言ったのは、山口へ盟友である波田朋之介と視察に出かけた時のこと。敵か味方か不明の状態で、相手の自陣である毛利家の宴に参加します。
そこで、泰平の世への熱い思いを伝え、毛利元翠の心を揺れ動かしたのでした。
作中では、「荀子曰く、”君主は船、民は水なり。水は即ち、船を載せ、水は即ち船を覆す”」と分かりやすい表現で伝えられました。
三角青輝くの視点で解釈すると、「民衆の支持を得られない政策は、どれほど正しくても失敗する」という意味になります。
三角青輝は戦術家でありながら、
- 食料
- 流通
- 教育
- 人材登用
を重視しています。
つまり、
「強い軍隊が国を支えるのではない。豊かな民が強い軍隊を生む」
という発想です。これはまさに「水が舟を載せる」の考え方です。
過去にも強い国は何か?何が必要かに対して、”食料”とその必要性を訴えていたシーンもありましたね。(第1巻)
また、登竜門では素晴らしい策を龍門光秀に献上し、言論にしてその膝をつかせたこともありました。
また、「天下万民」とは、世の中のすべての人々、あるいは全国民や庶民を広く指す言葉です。(Mazii - Rated #1 Japanese English Dictionary Online)
日本三國における最大のテーマ
『日本三國』ではしばしば、
「誰が王になるか」
よりも
「どうすれば民が生きられるか」
が重視されています。だからこの言葉は作品全体を表す格言としても読めます。
三角青輝も言うように、腐った土台を変える、民主主義を達成することが思念として伝えられます。この点においては、仇となる天満王とは全くもって一線をかく考え方です。
日本三國風に言い換えるなら
民なくして国は成らず。民を顧みぬ王は、やがて民によって滅ぼされる。
でしょうか。まさに『日本三國』が描く「覇道」と「王道」の境界線を示す言葉と言えるでしょう。つまり、今三角青輝が描く未来としては、誰か強い権力者ではなく、最終的に”民”が天満王をその座から降ろさせ、泰平の世を築くのは他でもなく、民である最終的な絵姿なのでしょうか。
この点においては、武力による戦いではなく、言葉を武器にして戦う三角青輝らしい戦法です。さて、今後この作戦は具体的にどのように展開されるのでしょうか。投獄の4年間に考え抜かれた作戦が、日の目を見るのは近いでしょう。
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最後に
以上、「荀子曰く、”君主は船、民は水なり。水は即ち、船を載せ、水は即ち船を覆す”」の意味の解釈でした。この言葉を知ったのは作品の中ですが、実際に今の政治はどうなのか?と目線を向けるきっかけにもなりそうです。
しかし毛利元翠が言うように、”言うは易し、行うは難し”のように、理想を描くのは簡単ですが、それを形にするとなると難しいのは明白です。私自身も今の世の中や身近な仕事においても考えをあたらめたいとも思う格言でした。
皆さんにはどのように響きましたか?最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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