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【映画考察】「ナイトフラワー」ラストはどうなった?感動系と思ったら衝撃トンデモ考察作品だった

こんにちは、2児育児+ワンコ1匹の基本テレワークで日々あがいているぽんです。いつも訪問ありがとうございます(ブックマーク・スターもありがとうございます)。ブログ更新の励みになっています。

今回は、Amazon Prime Videoでおすすめされていた「ナイトフラワー」の感想・考察記事です。子供を持つものにとっては子供が出る作品はどうも見るのに覚悟が必要です。それもダークなテーマなら尚更。今回の作品も見るか迷ったのですが、本能が「見ねば」とさとしたので、見てみましたが、結果見て良かったと思える作品でした。

概要

ナイトフラワー

借金取りに追われ、子供2人とともに東京へ逃げてきた永島夏希は、昼夜問わず仕事を掛け持ちしても借金返済もあって生活がままならない状況だった。ある夜、外でドラッグの密売現場に遭遇した夏希は子供達のために自身も売人になることを決意する。そんな夏希の前に格闘家である芳井多摩恵が現れ、彼女のボディーガード役を買って出る。こうして2人はタッグを組み、夜の街でドラッグを売り捌いていくが、ある女子大生の死をきっかけに2人の運命は思わぬ方向へ転がり出す。

ナイトフラワー (映画) - Wikipedia


www.youtube.com

movies.shochiku.co.jp

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気になる映画のラストは?

まずこの作品で気になるのはやはり映画の最後です。この映画は”オチは視聴者に”スタイルで、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、見た人に委ねる式です。しかしその解釈は人の数だけあり、その時々の自分の心理状態や環境で受け方が変わると思います。

子供がいたら、幸せなオチをより願うでしょうし、独身であっても、子供達や大人たちの行く末を思って仕方がないものです。人によっては数日、数年心に乗る作品かもしれません。それは、オチが明確でないからこその魅力なのでしょう。タイタニックのようにはっきりとオチが決められていなからこそ、人々は妄想を膨らませてしまうのでしょう。

個人的な解釈全開ですが、オチをいくつか考えたのでここにまとめます。

全員ハッピー説

やはり個人的に推したいのは、”全員ハッピー説”です。ハッピーエンド大好き人間なので、こちらを推したいです。

主人公の夏希も多摩恵も子供達も全員幸せな生活を手に入れた、というものです。売人の長のサトウからも温情を受けて、海もボコボコにされましたが、車の中で見た景色はあくまでも街に帰る景色で、決して山に捨てられたり、山に埋められたりはしない。

全員が新しい世界=楽園で幸せに暮らす、というものです。

しかしここにはやはり矛盾というか無理があり、ドラッグを買って不幸にも交通事故で亡くなった桜の母は報われないです。娘を亡くしたのは娘の奇行が一つの原因でもありますが、その前に複雑な家庭環境もあり(裕福ならではの悩みや娘に無関心な父など)、桜の母は銃まで手にしたくらいなので相当です。警察から娘の不幸を電話で受けた直後に夫から「とりあえずお茶」と言われ、感情を押し殺したシーンは印象的に感じた人も多いのではないでしょうか。ここで桜の母は復讐を決意したのか、自分の人生に幕を下ろすことを決意したのか。桜の母が幸せになるルートは、娘の死を乗り越えて、”自分の人生”を幸せに生きることです。

あの時、”運動会の音”だったのは、まさに季節外れの運動会か、桜の母が引いた引き金は空に向かって打たれたのか。誰も傷つけなかったことで、幸せな世界となったのです。復讐は復讐を生みます。仮に桜の母が小春たちの命を奪ったら、夏希は確実に復讐します。その負の連鎖を打ち砕くために、桜の母は復讐に終止符を打ったと考えたいです。

しかしここでもやはり矛盾というか無理があり、母同士の矛盾です。罪を犯して幸せになるかもしれない夏希と、従順に生きていた桜の母。桜の母は罪を犯しているわけでもないのに幸せではないですし、幸せになる未来はないです。しかしその反面、罪を犯し、周りに迷惑をかけながらも(保育園での子供同士とはいえども目に後遺症が残るくらいの事故)、幸せを掴もうとする夏希との対比は皮肉めいたものがありますね。お金があっても幸せになれない、お金がなくても幸せになれる。これは永遠のテーマかもしれません。

さらに言えば、”母”という存在に執着していたサトウは、改心しているかもしれないですね。(これはかなり厳しい考察)サトウが夏希を見逃したのは、自分のようになって欲しくないとう良心かもしれないです。子分たちに「お前、母親いるか?」とジムの去り際に聞いたとき「いないっす」と子分は答えました。つまり母親というフィルターで子供の未来を真っ当な方向にいさせることができる、とサトウは考え、子供達の未来のために夏希を見逃したと考えると少しは報われる気がします。

そして、海は多摩恵と仲良く過ごして、風俗からも足を洗い、幸せに暮らしました、というオチを推したいものの、やはり考察を続けると無理を感じます。

全員バッドエンド説

次なるは全員バッドエンド説です。これがこの作品で一番しっくりくるオチかもしれません。夏希は正当に罪を犯しました。売人という罪は拭えないものです。子供達には罪はないですが、厳しい言い方をすると”貧乏が罪”とも捉えることができます。夏希はシングルマザーで頑張っているのは事実ですが、嫌味を言う上司にも耐えて家計を支え続けるか、もっといいところに就職するか、できることはあるとは思いますが、こうした状況下にいる場合は、なかなか抜け出せないのが事実です。

それもあり、桜の母は入手した銃で小春を打ったあと家に乗り込み、全員を亡き者にし、最後は自ら自分の命を絶ったのかもしれません。その前にザ・亭主関白の夫も道漬けにしたかもしれません。もしも夫ももう少し育児に参加していたら桜はグレずに最悪の最後を免れることができたかもしれませんが、後の祭りです。そして多摩恵はその場にいれば一緒に打たれたでしょうし、打たれていなくてもサトウにやられた可能性は高いです。

他の方も書いていましたが、小春たちが家に帰ってくる時、なぜあんなにもガチャガチャとドアノブを回したのでしょうか。それは桜の母が開けたと言うのがしっくりきます。小春がガチャガチャとしたとう可能性もゼロではないですが、それでも違和感はあります。

(個人的には、この時嫌な予感がした夏希が小太郎に声だけかけて「だめ!」と言ったのが違和感でした。本当に守りたいなら、走って止めるのでは?と思い、夏希の母としての違和感も同時に感じたのでした)

海もあのまま海に投げられたのか、山に捨てられたのか、海の最後は容易に想像がつきます。なんだかんだ一番最悪な末路を辿るかもしれません。

また、サトウたちも刑事に捕まり、一生を刑務所で過ごす人生かもしれません。このオチがなんだかんだ全ての説明に辻褄がつきますし、納得感があるのです。

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月下美人の花言葉から考察をする

この作品のラストで最も印象的で象徴的な存在を示す月下美人。英語では”ナイトクイーン”です。なので、この映画のタイトルと異なるので、またタイトルからの考察は次に行います。

ja.wikipedia.org

月下美人の花言葉は、以下のようです。

  • 「ただ一度だけ会いたくて」「儚い美」「儚い恋」
  • 「あでやかな美人」「快楽」
  • 「強い意志」「秘めた情熱」

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安直な考察になるかもしれませんが、月下美人は各登場人物を表しているかもしれません。

「ただ一度だけ会いたくて」は、海の多摩恵への気持ちを表していると考えられます。海はやはり多摩恵に会えず、最期を迎えるといったつながりを見つけることができます。

「儚い美」は、美しい家族の姿だったり、当たり前に感じるなんともない景色が美しいと思えたり、そんな情景を指しているかもしれません。また、無理やり感はありますが、サトウの母への神格化も「儚い美」を意味するかもしれません。

「儚い恋」は、海から多摩恵に対する思いがあっているでしょう。

「あでやかな美人」は、夏希のことを表しているとも考えられます。多摩恵と会ったときも「いい顔してるじゃん」と言われていましたし、夜は見た目を商売にする仕事もしていました。

「快楽」は、夏希たちが売っていたドラッグを意味しているように思えます。性的な快楽などはこの映画では出てこなかったので、ドラッグによる快楽、幻想と捉えることができます。

「強い意思」は、それぞれの登場人物たちが持っているものです。夏希はどんな手でも子供たちを育てるという強い意思、夏希はこの状況から抜け出すんだという強い意思、海は多摩恵をドラッグから足を洗わせ、いつまでもそばにいたいという強い意思があります。

他の登場人物も同じで、桜は「家に帰らない」「両親とは会わない」という反抗的な強い意思、桜の母は「家と娘を守る」という強い意思、サトウは“母”という存在への強い意思、刑事さんは「必ず売人を突き止める」という強い意思です。

「秘めた情熱」もそうでしょう。それぞれが口にはしなくても、心に秘めたものはあります。

月下美人の特徴から考察

ここからはトンデモ考察ですが、これが映画の醍醐味です。

月下美人はある特定の条件でなければ咲かないそうです。例えば、日照不足や肥料のあげすぎ、選定のしすぎではうまく発育しません。月下美人が作中でなんらかの意味を持つとすればをもつとすればまずは、「幸せ」や「お金」ではないでしょうか。

「幸せ」や「お金」というものは、あればあるほどいいわけではないです。ほどよい頃合いに良きタイミングがやはり必要です。幸せという月下美人には、過不足はタブーなのです

また、月下美人の生体としては夜に咲いて、コウモリに受粉をしてもらうために咲くというものがあります。これは、魅惑的なドラッグというものに誘われる買い手や、そうした甘い話(ドラッグの売人)に引き付けられてしまう人々や人間の弱さも示しているのではないでしょうか。

長いものに巻かれる、といったように、人間は楽な方についいってしまいがちです。小春のいじめもそうですが、苛める側は苛めることで自分を慰めるといった甘い話=楽な方に流されてしまうことも意図していたら面白いなと感じます。

そんな中で、なぜ作中の月下美人は昼の真っ只中に咲いたのでしょうか。考察としてはいくつか考えられます。いずれも、異常、イレギュラーです。

妄想で咲いた説

まず一つ目は、夏希の妄想説です。そもそも生体としては咲く条件ではないと考えると、夏希の妄想の中で咲いたと考えられます。想像の中であれば、咲いても理論は成り立ちます。やはりその前提であればバッド説が成り立ち、みんなは”楽園”つまり天国に行ったことと筋が通ります。

ちなみに他の方も指摘していますが、多摩恵の傷がサトウたちにやられている時の傷と少し違うのです。逆に夏希たちと合流した時の方が傷が濃いのです。つまり、サトウたちにやられた後に何かあったのか、別の世界線と考えられます。

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奇跡で咲いた説

基本的に月下美人は夜に咲くのですが、調べてみると昼に咲くことも可能性としては可能だそうです。結果美人の鑑賞会のために特定の条件をクリアすると昼に咲くように昼夜逆転することもできるのだそう。つまり、基本は夜に咲く月下美人(=一般大衆)ですが、昼に咲く月下美人(=夏希たちのような少数派、アンダーグラウンドに生きるものたち)も、基本線からはずれるが、花を咲かせることができる、と言う暗示とも解釈はできます。

タイトル「ナイトフラワー」の意味を考える

タイトルの「ナイトフラワー」は月下美人を示唆しているとは思います。しかし月下美人の英題は”ナイトクイーン”と少し違います。これは内田監督の”真夜中シリーズ”の一つであり、”クイーン”だと少しニュアンスが変わってくるため、あえて”フラワー”としたのではないでしょうか。

また、花から想像するに、夜の花(=風俗や夜の店で働く二人)を意味していたり、夜に取引されることが多いドラッグ(=カラフルなMDMA)も意味しているとも解釈はできます。いずれにせよ、夜に生きる人間たちの生き様に触れていると解釈できます。

サトウは何を聞いたのか?

ジムで多摩恵に聞いた質問は、作中では触れられていませんが、母に関わることではないかと思います。子分に「お前、母ちゃんいねえの?」と聞いているように、夏希だったり、母だったりその辺りと考えます。「夏希はいい母親か?」や「お前は母親はいるのか?」や「いい母親ってなんだと思う?」だったり。

多摩恵も一般的な母親からの愛情を受けて育ってはいないので、どちらかというとサトウ側の人間です。サトウが気分で殺したのかもしれないですし、殺していないかもしれないですし、それは判断はあなた次第です。

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Snow Man佐久間大介さんとSUPER BEAVER渋谷龍太さんの演技にも注目

後から気づいたのですが、佐久間さんと渋谷さんが出演されていたのですね。佐久間さんは髪がピンクではないので、当初気付かず、渋谷さんも「なんだかSUPER BEAVRERのボーカルに似ているな〜」と感じていたのですが、まさにドンピシャ渋谷さんでした。バンドが好きな自分にとっては嬉しい叫びで、渋谷さんの雰囲気や演技力の高さに度肝を抜かれました。さすが歌舞伎町生まれ歌舞伎町育ち。こうしたアングラ系の映画には雰囲気が合うかもしれませんね。また、佐久間さんも黒髪が似合っていて、他の作品も見たいと思いました。

主演のお二人については言わずもがなで最高の演技でした。森田さんの存在感も然ることながら、個人的に気になってしまったのは北川さんの肌艶の良さで、シンママで貧困ならもっと肌が荒れていても?と思うのですが、やはり内側の美しさは滲み出てしまうものですね。

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最後に

以上、映画「ナイトフワラー」の感想・考察でした。想像以上に考察のしがいがある作品でした。オチは視聴者に、と言うものでしたが、個人的には子供達が実際に痛ぶられているシーンがなかったのがせめてもの救いでした。ぜひ見てみてくださいね。

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