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映画オスカー賞の『ゲット・アウト』は結局どういう意味?ラスト・催眠・伏線をわかりやすく考察

【映画】「GET OUT」

No.528] ゲット・アウト(Get Out) <92点> 【ネタバレ感想】 - Mr. Alan Smitheeの “時には映画の話を”

こんにちは、2児育児+ワンコ1匹の基本テレワークで日々あがいているぽんです。いつも訪問ありがとうございます(ブックマーク・スターもありがとうございます)。ブログ更新の励みになっています。

今回は、「GET OUT」の感想記事でございます。

ChatGTPに「考察系で面白い映画なんか教えて」と聞いたところ、「ミッドサマー」「シャッターアイランド」「ヘレディタリー」「アス」と今回見た「GET OUT」を教えてくれました。タイトルはなんとなく聞いたことがありましたが、中身は初見です。

簿記2級の模試をやって撃沈した自分へのご褒美に見て、そのまま記事を書いております。(現在深夜1時)家族が寝静まる中見たサスペンスの行方とは?では、どうぞ!

「GET OUT」概要・あらすじ

ゲット・アウト 感想(ネタバレあり)|ある好事家の記録 主に変な映画の感想

クリス・ワシントンは、恋人ローズ・アーミテージの実家に挨拶へ行くことになった。クリスが「なぜ君は僕が黒人であることを両親に伝えないのか」と尋ねると、ローズは一瞬動揺した素振りを見せたものの、「父さんと母さんは人種を気にするような人たちじゃないわ。貴方のことを歓迎してくれるはずよ」と答えた。ニューヨークの高級住宅街にあるローズの実家へ向かう途中、2人の乗る車は鹿に衝突した。クリスは撥ねてしまった鹿を見て何かを思い出していた。事故現場にやって来た警官がクリスに横柄な態度を取ったため、ローズは警官を一喝した。その一方で、事態をこじらせたくないクリスは、不快に思いつつも警官の質問に答えていった。

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グロなし、展開は面白い

Get Out - Google Play の映画

まず、素直な感想から言えば、「一直線の作品だったな」と思います。映画をこう日々のように見ていくと、映画を見ながら「こういう展開かな」「いや、でもこうした展開もあるかも」と先を読みながら見るのが好きなのです。

その中で、「GET OUT」はいい意味で真っ直ぐてオチが読めた作品、ひねりを加えた言い方をするともう少し展開が欲しかった作品でした。

でも「ミッドサマー」ほどにグロテスクな表現はなく、究極に振り切った作品でもなければ、「ショーシャンクの空に」のように「よかった・・・本当に良かった・・・!」とじんわり胸が温まることもなければ、胸糞悪い感じはありつつも、最後はハッピーエンドで良かったと思います。(少なくとも主人公クリスにとって最悪は免れました)

後半戦闘シーンはありましたが、それでも多少です。バイオハザードの方がもっと血が出ます。

一つのテーマとして”催眠術”があったので、結構期待してしまっていましたが、深層心理系はあまりなく、分かりやすい催眠術の入り口(ティーカップとスプーンを鳴らす)と出口(スマホのシャッター)があり、分かりやすい表現で助かりました。

せっかくなら、クリスは写真家なので、愛用のカメラのシャッターで種明かしがされればいいのになと素人考えで思ったのでした。

そして、なぜかシャッターで敵と戦うことから、ゲームの零シリーズを思い出した私なのでした。(新作求む!)

個人的に思ったオチとしては、実は使用人として雇われていた女性が真の裏人であり、自分自身にも周りの人たちにも催眠術をかけてあの生活と凝固法でしたっけ?を守り抜いていたのだと思いましたが、そこは考えすぎでした。純粋に被害者であり、最後にはおばあちゃんだったのが分かりましたね。

それでも、物語がいつ動くのか?やひっかけもあり(使用人たちが敵のように見えたり)と最後まで面白く見ることができました。

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実はローズも催眠術にかけられていた?とか?

GET OUT/ゲット・アウト | no movie no life

個人的にはローズにも催眠術がかかっていたのではと思うとより面白く見れました。「どっちが本当のローズなの?」と想像するのが面白いのです。最後にローズはクリスに対して「愛しているわ」「ごめんなさい」とも言っていたので、あのローズが本当のローズだったらいいなと思うのです。

今まで10名ほどが犠牲になっているようですが(ローズの部屋に飾ってある写真)、ローズがこの時食べているコーンフレークがカラフルな色なのが印象的でした。あんなに「黒人だ、白人だ」と色の話をしてるのに、ここだけ異常にカラフルなので、何かしら監督の意図があるのかなとも思います。「黒人への憧れ」とありましたが、ここではその概念が覆されているな、と。

そして、自暴自棄になる弟。弟ももう何回もローズの恋人とやり取りをしているので、もう飽き飽きしているのでは?と思うと、なんだか弟も報われないなと思うのです。(そうじゃなかも知れませんが)

あと何回姉さんが恋人を連れてくるのか、あと僕は何回手術をするのか、この凝固法を後世に残すために、自分の脳もいつか移植されるのか、そんなことを考えて生きているのかも知れないですよね。いやいやってやつです。

出なければあんなにシャキシャキ動けないと思いつつ、催眠術をかけられていないのなら、正真正銘のサイコパスってだけです。

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タイトル「GET OUT」は意外と確信をついたフレーズ

よく海外作品でも聞く「GET OUT」ですが、その通り「出ていけ!」という言葉です。どこまで意図的に示されているかは分かりませんが、スラングでは「嘘でしょ」「まさか」「信じられない」という意味でも言われているようです。

この「GET OUT」が印象的に使われたのは、まさに物語が動いたのはローガンと出会った時ですよね。クリスの品評会(自分の器に相応しいかを品定めする会)で出会った妙に親近感を感じる青年です。

この青年の写真をフラッシュで撮った時にローガンが言った言葉が「GET OUT」でしたね。この時の意味としては、ローガンの中にいるもう一人の自分(後から移植された老夫の方)に対して、「出ていけ!」とも言ったのでしょうし、クリスに対しても「命の危険が近づいているから、この家から今すぐ出ていけ!」と言ったのだと思うと、なんだか意外と深いタイトルなのでは?と思います。

巷では、人種差別をテーマにした作品とも言われていますが、特に個人的にはそこまで人種にこだわった話には感じられませんでした。そうであれば、もっとそういうシーンがあっても良かったと思いますが、マイルドな展開に終始感じました。

映画冒頭で出てくる可哀想な鹿ですが、海外では「神聖」だったり「再生」の意味を持つようです。これは台詞にもありましたし、作品のテーマにも通じるものがありますよね。黒人は神聖だ、とか特別だとか、みんな黒の時代だとかいわれていましたよね。

“鹿”で昔見た“ハングリーハーツ”を思い出しました。切ない映画です。

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コメディチックになったのは友人のせい

”友人のせい”と悪いように書いてしまいましたが、クリスの同僚がいい味を出してくれていたのは間違いないです。しかし、この同僚のおかげで、後半少し(いや、かなり)緊張感が無くなったのは事実です。

でもこの友人、本当にできる友人ですね。クリスはいい友人を持った。一生の恩をもらったに違いないです。馬鹿にされても自分で真相を突き止めるあたり、こうしたキャラはいつの時代も物語を上手い方向に持っていってくれるので大好きです。(シュタインズ・ゲートのダルを思い出しました)

よもやこの勇敢な空港輸送保安官にまで手が届くのか?と思いきや、そこは残念ながら選ばれなかったわけですが、見た目や体格、過去の栄光がどうとかは関係ない、人間はあくまでも中身だよっというメッセージだったらいいなと思うのです。

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最後に

ツッコミどころもありますが、楽しい作品でした!同じ監督で「アス(us)」もあるようなので、そちらも見てみたいと思います。参考になりましたら幸いです。皆さんも充実した映画ライフを!

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