【ドラマ感想】『男コピーライター、育休をとる。』育休のリアルとコメディ、ここにあり。
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こんにちは、2児育児+ワンコ1匹の基本テレワークで日々あがいているぽんです。いつも訪問ありがとうございます(ブックマーク・スターもありがとうございます)。ブログ更新の励みになっています。
今回は、WOWWOWオリジナルドラマから『男コピーライター、育休をとる。』の感想記事です。なんと実在する人物のエッセイから作られた実話です。リアルさもあり、クスッと笑えるところもあり、真剣に見るシーンもありの作品でした。育休中の人も、そうでない方もぜひ見てほしい一本です。
概要

『男コピーライター、育休をとる。』(おとこコピーライター いくきゅうをとる)は、現役コピーライターで会社員の魚返洋平による育休体験エッセイ、およびそれを原作とするテレビドラマ。「ウェブ電通報」に連載されていたコラムを大幅加筆した上で、2019年1月25日に大和書房から刊行された[1][2]。
日本における男性による育児休暇取得が一般的ではない中で、コピーライターである著者の魚返が育休取得までの道のりや育休中の生活、さらに育休を終えた後の職場復帰に関する問題などを軽やかな文体で綴ったエッセイである[2]。
作品詳細
魚返洋介(瀬戸康史)は広告代理店に勤めるコピーライター。妻・愛子(瀧内公美)から妊娠を告げられ喜びに浸るも、ふとしたことがきっかけで6カ月の育児休業(以下「育休」)の取得を決意する。半年という長期間の育休は社内では未踏の領域。綿密な移行プランを設計し、不安を胸に上司の浜崎(村上淳)に育休取得を申し出るが…。そして娘の誕生に感激するのもつかの間、波乱の日々が幕を開ける。
後輩のサポートも、労働時間のルールもない限界ギリギリの育休。混沌とした日々を送る中で、次第に現実と妄想の境界を見失っていく。しかし同時に、それは今まで知ることがなかった新しい世界との出会いでもあった。保活、パパ友、育児分担など、次々と襲い掛かってくる難題。不器用な苦闘を経て、育休を終えた魚返の前に広がっていた景色とは…。WOWOWオリジナルドラマ男コピーライター、育休をとる。 | カルチュア・パブリッシャーズ|CULTURE PUBLISHERS
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なんと現役コピーライター、エッセイストの実話だとは
この作品を見終えてから、このブログ記事を作るために情報を探していたところ、なんと『男コピーライター、育休をとる。』は、実在する魚返(うがえり)さんによるエッセイから来た作品だと言うことです。
これを知っているから知らないかで、大分感じ方も変わってきます。もしも実話ベースでないのであれば、脚色も加えた限りない現実に近い創作になりますが、実体験がベースだと限りなく創作に近い現実になるので、そこで毎日育児で疲弊している私にはグッと来ちゃいます。
この作品が放映されたのは2021年。まだまだ女性ですら育休を取るのが憚られるような時代にに、初陣を切って育休を取得してくれた彼には拍手しかありません。育児は一人ではできません。家族あってこそのものです。
そこでのリアルな体験やコピーライターという言葉を操る魔術師だからこその独特でユニークな言い回しがとても斬新で、最後まで楽しめる作品でした。
個人的に好きなシーンはいくつかあって、
- 一人時間を満喫しようとプロジェクターを買ったはもののなかなか見るタイミング無し
- ラーメンを食べるのがなかなか難しい
- 保活の大変さ
- 子供が笑った時にいっぱい写真を撮る
- パパ友(ママ友)を作ろうとするが上手くいかず
- 映画を見にいくことを決断も結局上手くいかず
- 睡眠時間がとにかくない。かき集めても4時間は通過儀礼
- 結局おっぱいに勝るものなし、な瞬間
- 「俺、頑張って働くよ」で落ち込むシーン
などなど各シーン結構気合が入っていて、面白かったです。育児経験者なら「分かる分かる」と思えるものが多くて、最後まで楽しい気持ち見れました。
保活のシーンでは、各保育園をアカデミー女優に見立てていたのがツボでした。うちもやればよかった。ちなみに我が家は上の子の時には20個ほど書いた気がします。(13個だったかな、覚えていない)けれども幸い、第一志望のところに収まりました。
この作品極め付けは、「俺、頑張って働くよ」で落ち込むシーンです。奥さんの気持ち、分かり過ぎでした。育児って結局は母に負担がいくんですよね。不思議です。それに、作中でも言っていましたが、「”俺頑張って働くよ”ってことは、奥さんが育休を延長して、夫は会社に戻るってことだよね?」と。夫が気を遣っていってくれているのは分かりますし、そうなるのが現実的なのも百も承知です。けれども、ワンクッションあってもいい、と私も奥さんの気持ちです。
我が家でもそうでした。旦那は1日だけ育休をとりましたが、基本は母です。ちょうど昇格のタイミングでしたが、結果はダメでモヤモヤした日々を過ごしたのを覚えています。作中では、「ごめんね、しっかり伝えられなくて」と旦那が奥さんの気持ちを察した行動を取りますが、現実ではそうはいかない。モヤモヤした気持ちで過ごす家庭の方が圧倒的に多く、ここは「ドラマだなー」と俯瞰で感じました。でもそれが現実です。”上手くいかない””思い通りにいかない”が前提なのが育児です。
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放映から5年経って、今現場は
魚返さんもエッセイの中で触れていましたが、放映から5年経っていますが、日本という場においては育休の環境は劇的には変わっていないようです。少しは男性の育休の取得者が増えたりはしているようですが、まだまだ大改革とは言えない状況です。
私の会社では、男性の育休取得も推奨しており、周りの知り合いもちらほら取得していて、見ていて嬉しく思います。かくいう我が家の旦那は、「そうね〜」とあまり現実味がなさそうです。と言っても、旦那も昇給・昇格のタイミングであり、旦那の同僚もこぞって昇進しているので、旦那も焦りがあるのでしょう。明確には”昇給に育休は関係ありません”とは書いていないもの、ここは空気感。私の実力不足もありましたが、過去2回、育休中に昇格試験を受けましたが、どちらもダメでした。今は奇跡的に(今年)昇給・昇格しましたが、育休が何かしら作用したと思ってしまうのです。
昨年昇給の土台に上がれなかったのは、おそらくですが、育休だったからなのかなと。8ヶ月の育休でしたが、やはり1年間フルで働いた人と、4ヶ月だけ働いた人を比較するとどうしてもフルで働いた人に評価がいってしまう。それが会社でいう”絶対評価”(他と比較せず、その人の中で評価する)だとしても。
さらに言えば、保活もそうです。周りの子持ちの方を見ても、「上と下で保育園が違う」「上は保育園だけど、下は幼稚園」などは近いところである話です。
今政府も少子化対策などを行なっておりますが、抜本的な解決はまだ先かもしれませんね。ただ、この作品を見て感じるのは、育休は休みではなく戦いということ。一人の命を守る戦いであること、です。
思っていたよりも自分の時間が取れず、自分のことも優先順位が最下位なところ、毎日育休を頑張っている世の中の皆様に拍手です。頑張ってくれてありがとう。自分にもご褒美をあげててね、と言いたいです。
育児系の映画だと、↓のこの辺りがいつも心に浮かんできます。ハッピーエンドなのは上の「タリーと私の秘密の時間」だけなのですが、育児ってこういうものなのだと思っています。。胸痛。。
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最後に
以上、『男コピーライター、育休をとる。』でした。
脱線しますが、この作品の直前で「にこたま」を見ており、そこでも瀬戸康史さんが出演されていて、ちょっと頭が混乱しました。(こっちの世界では育児をしていて、不倫もしなてない。にこたまでは、不倫していて子供いなければ、不倫相手に子供が・・・笑と)
『男コピーライター、育休をとる。』は不倫も浮気も殺人もない平和な作品ですが、育児は戦いです!ぜひ見てみてくださいね。そして、10年後、日本が今よりも育児がしやすい環境であることを祈って終わりにします。
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