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【映画】「毒娘」毒なのは娘か?家族か?それともー・・・?赤い少女が求めるものは幸せか破壊か

 

こんにちは、2児育児+ワンコ1匹の基本テレワークで日々あがいているぽんです。いつも訪問ありがとうございます(ブックマーク・スターもありがとうございます)。ブログ更新の励みになっています

今回は日本の映画「毒娘」の感想記事です

映画「毒娘」

毒娘 : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 - 映画.com

深瀬萩乃は家庭には恵まれない女性だったが、今の夫・篤紘と結婚し、その連れ子の娘・萌花の3人で中古の一軒家に引っ越してきて、幸せな家庭生活を送っていた。

そんなある日、外出中の萩乃に萌花から助けを求める悲痛な声の電話がかかってくる。萩乃は慌てて帰宅するが、そこには大きな鋏を握りしめた見知らぬ少女が萌花に馬乗りになっている姿があった。室内は酷く荒らされており、萌花の服もずたずたに切り裂かれている。

謎の少女は「ちーちゃん」といい、以前にこの家で暮らしていたが、ある事件を起こして町を去ったはずだった。彼女の出現によって、一見幸せに見えた萩乃たち家族が無意識に押し隠そうとしていた「毒」が晒されていき、悪夢のような日々が始まる。

毒娘 - Wikipedia

思わずビジュアルに惹かれた映画

先日見た「MINIMA21整形」に似た雰囲気を感じて見ることにしました

惹かれたのは、まず真っ赤に染まった謎の少女

きっとこの物語のキーとなる存在で間違いはないですが、この少女の正体を知るべく見始めました

いわゆる王道と言われる映画ではないですが、なかなかに後半は見どころがあって、胸に響くものがありました

個人的な考察と感想のため、監督の意図するところではないですが、私なりの解釈をここにまとめます

www.udablog.com

怖いのは結局、人

常々思うことです

お化けよりも怖いもの、世界で一番怖いものは、やっぱりなんだかんだ人です

それに生きている人がやはり怖いのだと思いました

この作品を見る前は、「何か怨念かお化けか何かかな」と思っていましたが、がっつり日常系の人間ドラマでした

そしてこの世界で一番怖いのは、”父”ではないでしょうか

本来歩み寄るはずの家族とは一定の距離を置き、自分はいい父だと思い込んでいる、そして振る舞っている父が印象的でした

”ちーちゃん”と呼ばれる破天荒な赤い少女の父も、なかなかですよね

あんなに土下座して謝っておきながら、次の瞬間には何事もなかったかのように「トイレ貸してもらえますか?」なんてどの口が言うのでしょう

まあ、謝罪は終わったとしても現実から逃げているとしか思えない言動です

かつての自分の家かもしれませんが、今は別の家族が住んでいる家です

それに最終的には引越し(しかも居場所しれず)で、問題から逃げています

そんな父にちーちゃんは愛想をつかせたのも奇行の一つの理由なのではと思っています

物事には何かしらきっかけや理由があるはずと思っています

そして、本作の最も毒であるのは、主人公の父親です

側から見るといい父親ですが、最初から裏がありそうな見た目をしていますが、やはりありました

暗い過去が・・・それに、理由が”冷凍食品”が一つのきっかけだったと思うと、ゾッとします

自分の理想を抱くのはいいとしても、それを過度に相手に押し付けたり、挙げ句の果てには命を奪うのは少し方向性が違うのでは、と思うのです

親として子供の健康や栄養を考えるのはとても大切ですが、料理を作る母の立場や気持ちも同じくらいに大事だと思います

家事って当たり前すぎますが、細かいタスクがたくさんあって、完璧にやるのが当然のように思われることがあります

そうした社会への風刺も含まれているような気がしました

ちーちゃんが求めるのは理想の家?

ちーちゃんは友人というか心を開く存在が欲しかったのはそうだと思います

物語途中で、萌花ちゃんと意気投合するシーンがありましたが、安定や安心感や自分を理解してくれる存在が必要だったのだと思います

しかしちーちゃんの家族はその存在になり得なかった

作中では理由は述べられませんでしたが、ちーちゃん側の家族にも何かしら問題があったのだと思います

毒親と世の中ではよく聞きますが、その逆(?)毒息子や毒娘とはあまり聞きませんよね

それでも毒はその人の悩みや弱い部分や問題点だと思うと、人間誰しもが毒持ちだということです

ちーちゃんはその毒を見分ける力が人一倍敏感で過剰なのかもしれません

自分の家に執着するのは、そうした毒を家から守るのがちーちゃんの信念なのかなと感じました

それに取り繕った幸せはちーちゃんの目からすると偽りだと分かるのかな〜とも

意外とグロありなので閲覧注意

物語の山場、クライマックスですがなかなかグロテスクです

何も知らない人からすると、結構トラウマになるシーンがあるので、注意が必要です(ホラーで耐性をつけてきてよかった)

映画のタイトルにもありますが、文字通り毒を持った蜂や虫を潰して特製の毒を作って、カラスの羽に注入した毒を作ってその毒を萌花の父の首に刺します

タイトル回収もいいところですが、虫をすりつぶしたり、毒を生成したり、ハサミで滅多刺しにするシーンは流石に罪を重ねてきた萌花の父でもかわいそうだなと感じてしまいます

父がああなので、娘がグレてしまうのもなんだか納得してしまいます

逃げたくなる時は、誰だってありますよね・・・

せめてもの救いなのが、萌花が「私もデザインの仕事がしたい!」と未来のある前向きな言葉を萩乃に言ったことでしょう

萩乃も本当の子供のように、そして二人は本当の夫婦のように生きていけそうな気がします

どうか、二人に幸あれ

 

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