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今年のマイベスト映画・ドラマ・アニメ――心を抉られ、それでも目を逸らせなかった作品たち

年末になると、自然と「今年は何を観てきたのだろう」と振り返りたくなります。
話題作も、評価の高い作品も数多くありましたが、最終的に心に残ったのは、決して万人向けではない、むしろ人を選ぶ作品ばかりでした。
観ていて楽しい、癒される、元気が出る。
そういった作品ももちろん大切です。
しかし今年の自分が強く惹かれたのは、「気持ちよさ」よりも、「違和感」や「居心地の悪さ」を残す作品でした。
今回は、今年100タイトル以上見た中から、そんな一年を象徴する マイベスト映画・ドラマ・アニメ を振り返ってみたいと思います。
洋画ベスト:『サブスタンス』――わかっていても、期待してしまう人間の弱さ
今年の洋画ベストは、迷いなく『サブスタンス』です。
観る前から、これはハッピーエンドにはならないだろうと察していました。それでも、なぜか「もしかしたら」という期待を捨てきれず、最後まで見届けてしまった作品です。
この映画が描いているのは、表面的には「依存」や「破滅」の物語です。しかし本質は、もっと身近で、誰の中にもある感情だと感じました。
「このままではいけない」と分かっていながら、同じ選択を繰り返してしまう。
「今度こそ大丈夫」と自分に言い聞かせて、また同じ場所に戻ってしまう。
レクイエム・フォー・ドリームを想起させるような、じわじわと締め付けてくる演出は、決して派手ではありません。だからこそ逃げ場がなく、観ている側は否応なく主人公と同じ場所に立たされます。
特に印象的だったのは、主人公の感情が過剰に説明されない点です。
セリフではなく、表情や間、沈黙によって心情が伝わってくる。その余白が、観る側に想像させ、突き刺さります。
「これは自分の話かもしれない」
そう思わせてくる映画は、そう多くありません。
サブスタンスは、今年の自分の心に最も深く入り込んできた一本でした。
邦画ベスト:『凶悪』――理解できないからこそ、目を逸らせない現実
邦画ベストは『凶悪』です。
この作品を選ぶこと自体、少し覚悟がいりました。決して「好き」と軽々しく言える映画ではありません。
実話をベースにした本作は、救いのなさ、暴力性、そして人間の底知れなさを、容赦なく突きつけてきます。
観ていて何度も「もう十分だ」と感じるのに、それでも最後まで目を逸らせない。そんな不思議な引力があります。
特に強く感じたのは、「悪」を特別な存在として描いていない点です。
怪物のように誇張されるわけでもなく、かといって理解できる存在として寄り添うわけでもない。ただ、そこに「そういう人間がいた」という事実が置かれている。
だからこそ怖いのです。
これはフィクションの中の話ではなく、現実の延長線上にある出来事だと突きつけられます。
また、記者という存在を通して描かれる「伝えること」の重さも印象的でした。
知ることで救われる人がいる一方で、知ることで壊れていく人もいる。
正義とは何か、報道とは何か、その問いは最後まで明確な答えを持ちません。
凶悪は、観終わったあとに爽快感を与える作品ではありません。
しかし、「観てしまった」という事実が、ずっと心に残り続けます。
今年の邦画の中で、最も強烈な体験だったことは間違いありません。
アニメベスト:『BEASTARS』――優しさと暴力が共存する世界で、生きるということ
アニメ部門のベストは『BEASTARS』です。
この作品を初めて観たとき、正直なところ「これはアニメという枠で語っていいのだろうか」と思いました。
草食動物と肉食動物が共存する世界。
その設定自体はファンタジーですが、描かれている感情は驚くほど生々しく、現実的です。
BEASTARSがすごいのは、「本能」と「理性」を単純な善悪で分けていない点だと思います。
抑えきれない衝動を持つこと自体が悪なのではなく、それとどう向き合い、どう折り合いをつけて生きていくのかが問われています。
レゴシの不器用さや、優しさゆえの葛藤は、とても人間的です。
「傷つけたくない」と思うほど、距離の取り方が分からなくなってしまう。
その姿に、自分自身を重ねた人も多いのではないでしょうか。
また、ハルという存在が、この物語に与えている影響も大きいです。
彼女は弱者として描かれながらも、決して被害者の位置に留まり続けません。
選択すること、欲望を持つこと、その覚悟が、物語を一段深いところへ引き上げています。
BEASTARSは、「違い」をどう受け入れるかではなく、「違いがある前提で、どう生きるか」を描いた作品だと感じました。
今年観たアニメの中で、最も思考を刺激された一本です。
ドラマベスト:『ラブトランジット』――過去の恋は、終わったままでいいのか
ドラマ部門のベストは『ラブトランジット』です。
恋愛リアリティショーという枠に収まりきらない、非常に興味深い作品でした。
元恋人同士が再び向き合うという設定は、一見すると刺激的で、ドラマチックです。しかし実際に描かれるのは、もっと地味で、もっと痛みを伴う感情でした。
忘れたつもりでいた過去。
もう整理したと思っていた感情。
それらが、思いもよらない形で掘り起こされていきます。
このドラマの良さは、「復縁するかどうか」がゴールではない点にあります。
むしろ、自分はなぜあの人と別れたのか、あの恋は自分に何を残したのか、そこに向き合う過程が丁寧に描かれています。
誰かを好きだった自分を、否定せずに受け止めること。
過去の選択を「失敗」と切り捨てないこと。
ラブトランジットは、恋愛を通して、自己理解の物語を描いているように感じました。
観終わったあと、「恋愛とは何か」よりも、「自分はどういう人間なのか」を考えさせられる。
そんなドラマは、そう多くありません。
まとめ:今年の作品が教えてくれたこと
こうして振り返ると、今年選んだ作品には明確な共通点があります。
どれも、人間の弱さ、矛盾、どうしようもなさから目を逸らさない作品でした。
救いがないわけではありません。
ただ、安易な希望や、都合のいい答えを用意しない。
その誠実さが、今年の自分には必要だったのだと思います。
作品を通して、他人の人生を覗き込みながら、結局は自分自身を見つめ直していた一年でした。
来年はどんな作品に出会い、どんな感情を揺さぶられるのか。
少し怖くもあり、楽しみでもあります。
今年のマイベスト作品たちは、きっとこの先も、ふとした瞬間に思い出す存在になるでしょう。
それだけで、十分に「良い一年だった」と言える気がしています。
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