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メイドインアビスのMBTI診断

――アビスの深淵に潜む、16の性格タイプを探る――
はじめに
「メイドインアビス」は、ただの冒険譚ではありません。
未知の世界への憧れと、そこに潜む残酷さ。
そして“人がなぜ深みに惹かれるのか”という根源的な問いを描いた、哲学的な物語です。
そんな物語に登場するキャラクターたちは、誰ひとりとして同じではありません。
誰もが信念を持ち、葛藤を抱えながら、己の「心の羅針盤」に従って生きています。
今回は、そんなキャラクターたちを心理学的指標「MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)」の観点から分析していきます。
リコ、レグ、ナナチ、ボンドルド――それぞれの行動や信念の奥に潜むタイプを探ることで、「自分は誰に近いか?」を見つめ直すきっかけになれば幸いです。
MBTIとは?
MBTIとは、性格を4つの軸で16タイプに分類する心理モデルです。
4つの軸は次のとおりです。
- 外向(E)/内向(I):エネルギーを外の世界に向けるか、内側に向けるか
- 感覚(S)/直観(N):現実的な情報に焦点を当てるか、可能性や未来を重視するか
- 思考(T)/感情(F):論理で判断するか、人の気持ちを重視して判断するか
- 判断(J)/知覚(P):計画的に動くか、流れに身を任せるか
この組み合わせで「INTJ」「ENFP」「ISFJ」など16のタイプに分類されます。
キャラクターの行動原理をMBTI的に読み解くことで、その人物が“なぜその選択をしたのか”が見えてくるのです。
リコ ― ENFP(広い世界を夢見る探究者)
リコはまさに“光”の象徴です。
明るく、好奇心旺盛で、恐怖よりも「知りたい」という気持ちが先に立つ。
彼女の目に映るアビスは、危険な場所であると同時に、無限の可能性が広がる世界です。
ENFPタイプは「キャンペーン型」とも呼ばれ、人や世界に対する情熱が強いタイプです。
未知のものを前にしたとき、「怖い」よりも「面白そう」が勝る。まさにリコの行動そのものです。
彼女が幾度となく死線を越えられるのは、純粋な好奇心と、仲間への信頼、そして“希望”を信じる心があるからでしょう。
ENFPは理屈よりも感情で動く傾向があり、リコも理屈ではなく「母に会いたい」「アビスの底を見たい」という衝動に突き動かされています。
その姿は無鉄砲にも見えますが、誰よりも生きる力にあふれているのです。
レグ ― ISTJまたはINTJ(理と責任の守護者)
レグは理性的で慎重、そして非常に誠実なキャラクターです。
感情的なリコとは対照的に、常にリスクと安全を秤にかけ、合理的に行動します。
ISTJタイプは「責任感のある現実主義者」。ルールや秩序を重視し、慎重に判断する性格です。
一方、INTJタイプは「戦略的思考を持つ構想家」。論理の中に自分なりの理想や目的を描きます。
レグの行動にはこの両方の要素があります。
彼は「守るべきもの」を定義し、そのためなら自らを犠牲にすることもいとわない。
同時に、自分の存在理由を探求するという、哲学的な内面も持ち合わせています。
アビスという極限の環境下で、冷静に状況を分析し、感情に飲み込まれない。
その強さは、ISTJ/INTJに共通する「内的な秩序」の賜物です。
ナナチ ― INFJ(癒しと洞察の賢者)
ナナチは「メイドインアビス」の中でも、心に残るキャラクターです。
変わり果てた姿でありながら、他者を思いやり、リコやレグに知恵と癒しを与える存在。
INFJタイプは「提唱者」と呼ばれます。理想と現実の狭間で苦しみながらも、人を救いたいという信念を持つタイプです。
ナナチの静かな眼差しの奥には、深い悲しみと、それでも人を信じたいという優しさが宿っています。
INFJはしばしば「他者の痛みに共鳴する」傾向があり、ナナチもまさにそうです。
かつての友・ミーティの苦しみを背負い、その後もアビスで苦しむ者を助け続ける。
彼女の優しさは単なる情ではなく、「痛みを知る者の慈しみ」なのです。
INFJはまた、少数派タイプとも言われます。
他者の感情を鋭く察し、深く共感する一方で、自分の感情は奥に秘めてしまう。
ナナチが孤独を選んだのも、自己防衛の一種なのかもしれません。
ボンドルド ― INTJまたはENTJ(合理と狂気の支配者)
ボンドルドは、“アビスの深淵”そのものを体現する存在です。
知識への飽くなき欲求と、人道を踏み越える探究心。
彼の行動は冷酷ですが、そこには明確な理論と目的が存在します。
INTJタイプは「戦略家」、ENTJタイプは「指揮官」と呼ばれます。
どちらも目的達成のために手段を選ばず、非情な決断も下せるタイプです。
ボンドルドの台詞「成れ果ての村」や「娘を素材とする実験」などは、感情を切り捨てた“純粋な論理”の象徴でしょう。
INTJ的側面では「世界の構造を理解したい」、ENTJ的側面では「人を動かし、自らの理想を実現したい」という欲求が見られます。
彼の狂気は、倫理を越えた知の探究心。
もしMBTIが“暗黒面”を持つとすれば、それを極限まで突き詰めたのがボンドルドです。
しかし、彼の言葉の中には確かに“愛”も存在します。
歪んだ形ではあっても、「人類の進化のため」という信念を貫いている。
それが彼を単なる悪役に終わらせない理由です。
ファプタ ― ISFP(情熱と自由の象徴)
ファプタは「成れ果ての姫」として、アビスの底で孤独に生きる存在です。
感情に正直で、激情に突き動かされるように生きる姿は、まさにISFP(冒険家タイプ)。
ISFPタイプは“今この瞬間”を大切にし、自分の感情に忠実に行動するタイプです。
理屈ではなく、心で感じたことに従う。
ファプタが抱える怒りも悲しみも、純粋そのものです。
彼女の生き方は、リコの“希望”とも、ボンドルドの“理性”とも異なります。
それは「感じるままに生きる」という、もっとも人間的な在り方。
ISFPは一見控えめですが、心の奥には強い信念を秘めています。
ファプタが“復讐”を選びながらも、最後には“赦し”を選ぶ姿は、感情の成熟を示すものでした。
オーゼン ― ENTJ(冷徹な現実主義者)
リコの師であり、アビスの“白笛”。
オーゼンは一見無慈悲ですが、リコを生かすためにあえて試練を与えます。
ENTJタイプは、明確なビジョンとリーダーシップを持つ現実主義者。
感情ではなく目的に従って動くため、冷たく見えることもあります。
しかし内面には「強くなれ」「生き抜け」という信念があるのです。
オーゼンの厳しさは、愛情の裏返し。
ENTJの“鍛える愛”が、彼女のキャラクターに表れています。
メイドインアビスに見る「MBTIの共存」
「メイドインアビス」が深いのは、単なる性格の対立ではなく、
異なるタイプ同士が補い合いながら旅を続けている点にあります。
- ENFP(リコ)の情熱が、ISTJ(レグ)の冷静さを動かす。
- INFJ(ナナチ)の共感が、INTJ(ボンドルド)の狂気を際立たせる。
- ISFP(ファプタ)の感情が、ENTJ(オーゼン)の現実に対抗する。
アビスの世界は、まさにMBTIの縮図です。
異なる価値観がぶつかり合いながらも、それぞれが“自分の真実”を追っている。
その姿は、私たちの現実社会そのものとも言えるでしょう。
おわりに
「メイドインアビス」のキャラクターたちは、どれも極端で、純粋です。
そしてその“純粋さ”こそが、MBTIで言う性格タイプを際立たせています。
誰かの行動が理解できないとき、
「この人は違うタイプなんだ」と思うだけで、少し優しくなれる。
それは、アビスの底で光を見出したリコたちのように、
“理解する”という勇気なのかもしれません。
もしあなたがリコのように突き進む人なら、
ナナチのように静かに支える人なら、
レグのように守る人なら――
そのどれもが正しく、美しい生き方です。
アビスの底には恐怖もあるけれど、同時に「真実」がある。
MBTIもまた、自分という深淵を覗く小さなランプ。
その灯りを頼りに、自分自身という“アビス”を、静かに探究してみてください。
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