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昇格に資格が必要? 子育て世代の“時間がない”現実と、独身世代の葛藤

こんにちは、2児育児+ワンコ1匹の基本テレワークで日々あがいているぽんです。いつも訪問ありがとうございます(ブックマーク・スターもありがとうございます)。ブログ更新の励みになっています


資格取得が昇格の条件?──子育て世代の「いつ勉強するの問題」

「昇格のために資格を取ってください」
そう人事面談で言われた瞬間、胸の奥でため息をついた経験がある人は少なくないでしょう。
資格を取ること自体が悪いわけではありません。スキルアップにもなるし、自信にもつながる。
でも──子育て世代にとって「勉強時間の確保」は、現実的にものすごく難しい課題です。


■ 子育て世代の1日は「余白ゼロ」

朝6時。
子どもが起きる前に洗濯機を回し、朝ごはんの支度。
「ママ〜着替えどこ〜」「パパ、今日プリント出す日〜!」
小さな声と足音がリビングに広がり、そこからはもうノンストップ。
保育園や学校に送り出したら、今度は仕事モード。
昼休みは休憩というより“事務処理の続き”。
夕方、保育園に迎えに行けば、帰宅後はごはん・お風呂・寝かしつけ。

そのあと時計を見ると、22時半。
ようやく静かになった部屋で、机に向かう。
参考書を開くけれど、10分もたたずにまぶたが重くなる。

──これが、子育て世代の「勉強時間」です。

隙間時間をかき集めてやっと30分。
資格試験の勉強は「努力」でどうにかなる部分もありますが、そもそも努力を発揮するための時間がない
それが現実です。


■ 「努力が足りない」と言われる理不尽

昇格の条件が「資格取得」と明確に設定されている会社では、子育て世代にとってはプレッシャーが倍増します。
なぜなら、時間が取れないと「やる気がない」「成長意欲が低い」と見られがちだからです。

でも、それは違います。
意欲がないのではなく、24時間では足りないのです。

家庭を持ち、子どもを育てながら働くというのは、もはや一つの“フルタイムプロジェクト”。
家事・育児・仕事を同時進行させているだけでも相当なマルチタスク能力が求められています。
それに加えて、資格の勉強──。
「どれだけ頑張っても時間が足りない」のは当然のことです。


■ 「勉強=夜」という発想を変える

それでも昇格のために、資格を取らないといけない。
そんな現実の中で、子育て世代が試しているのが“時間の再設計”です。

  • 通勤時間を「耳学習」に変える(オーディオブック・YouTube講座など)
  • 子どもの寝かしつけで一緒に寝落ちしないように、勉強を“朝”にずらす
  • 家族と「週2日はパートナーが寝かしつけ担当」など協定を結ぶ
  • 土曜の午前だけ、近所の図書館に“勉強タイム”を確保

完璧は無理でも、「小さく継続」する工夫を積み重ねていく。
それが、今の時代の子育て世代の現実的な戦い方です。

ただし──それでも限界があります。
時間を削って勉強するということは、睡眠や趣味の時間を削るということ。
つまりプライベートを犠牲にしての努力なのです。


■ プライベートは“ゼロ”に等しい?

「プライベートな時間、ありますか?」と聞かれたら、
多くの子育て世代は苦笑しながらこう答えるでしょう。
「子どもが寝た後の30分だけです」と。

資格勉強を始めると、その貴重な30分すら「勉強時間」に変わってしまう。
映画を見る時間も、本を読む時間も、自分のメンテナンスも後回し。

でも、それがずっと続くと、心がすり減る
「昇格したい」という気持ちよりも、「もう疲れた」という気持ちが勝ってしまう。

資格がゴールではなく、“自分を追い詰めるための条件”になってしまっては、本末転倒です。


■ 独身世代も「自由=余裕」ではない

一方で、「子育てしていない人は時間があっていいよね」と言われる独身世代も、実は別の苦しみを抱えています。

彼らは彼らで、自分の時間=すべて自分の責任
残業も任されやすく、休日出勤も断れない。
「子どもがいるから帰ります」と言える理由もなく、仕事を任されるほどに勉強する余裕もなくなる。

つまり、独身=暇ではないのです。
むしろ、働く時間が長いぶん、疲弊して資格勉強どころではない人も多い。
「結婚してないから時間あるでしょ?」という無意識の偏見も、また現代の職場に根強く残っています。

子育て世代も独身世代も、違う形で同じように大変。
“時間が足りない社会”を生きているのです。


■ 「努力の形」を認め合える職場に

昇格の条件として資格を設けることは、一見公平に見えて、実は不公平な側面もあります。
時間に余裕がある人とそうでない人では、スタートラインが違うからです。

だからこそ企業や管理職には、「努力の見え方」を柔軟に評価する視点が必要です。
資格以外にも、日々の業務改善やチーム貢献、後輩育成など、努力の形は人によって違う。
「資格を取ったかどうか」だけで判断するのは、あまりにも狭い評価軸です。

また、勉強時間を確保できない社員が安心して相談できる仕組みや、試験対策サポート制度を設けることも大切。
“学び続ける職場”を作るなら、学びを支える環境もセットで整えるべきです。


■ 「時間がない」中でも、前に進むために

結局のところ、子育て世代も独身世代も「努力している」。
ただ、その努力が見えにくいだけです。

資格勉強の時間をひねり出すために、
夜中の静かなリビングで参考書を開く人もいれば、
通勤電車の中でイヤホンから講義を聴く人もいる。

みんな、それぞれの形で懸命に前に進んでいます。

資格は確かに昇格の条件かもしれません。
でも、それ以上に大切なのは「どう生きるか」「どう働きたいか」という自分自身の軸。

時間がない中で勉強することは大変だけれど、
その経験がきっと、仕事の中で人への理解や優しさにつながっていく。

“努力の背景”を想像できる社会であってほしい──
そんな願いを込めて、今日もまた小さな時間を積み重ねていくのです。


 

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