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無料ホラーゲーム『カーブミラーは見ていた』──静けさが怖い、記憶に残る短編ホラー

こんにちは、2児育児+ワンコ1匹の基本テレワークで日々あがいているぽんです。いつも訪問ありがとうございます(ブックマーク・スターもありがとうございます)。ブログ更新の励みになっています


無料ホラーゲーム『カーブミラーは見ていた』──静けさの中に潜む“見られる恐怖”

無料で遊べるホラーゲーム『カーブミラーは見ていた』をプレイしてみました。
結論から言うと、このゲームは「夕闇通り探検隊」や「つぐのひ」のような雰囲気系ホラーが好きな人にはたまらない作品です。
派手な演出や驚かせる仕掛けではなく、“何も起きない時間”こそが一番怖い。そんな静かな恐怖がじわじわと心に染みてくる一作でした。

https://novelgame.jp/games/show/12481


■ 日常のすぐそばにある「異界」

物語の舞台は、どこにでもある住宅街。
夕暮れ時、プレイヤーはいつも通る道を歩いていきます。
その道の途中に、静かに立つひとつのカーブミラー。
見慣れた風景の中で、ふと違和感が生まれます。
自分の姿のはずなのに、ミラーの中の“誰か”が少し違う
ここから、プレイヤーは言葉にならない不安へと引きずり込まれていきます。

この作品の面白さは、ストーリーを細かく語らないところにあります。
背景や設定の説明はほとんどなく、ただ“その場の空気”を感じ取るだけ。
まるで自分自身がその場所に立っているような感覚になります。
そして、わずかな音や光の変化から、見えない何かの存在を察知してしまう。
それがたまらなく怖く、同時に美しいのです。


■ 「夕闇通り探検隊」や「つぐのひ」に通じる静かな恐怖

プレイ中に思い出したのは、やはり「夕闇通り探検隊」と「つぐのひ」シリーズでした。
どちらも“日常と非日常の境界”を描いた作品であり、恐怖よりも“違和感”で心をつかむタイプのホラーです。
『カーブミラーは見ていた』もまさにその系譜。
最初は何も起きない静かな時間が続きますが、少しずつ世界が歪み始め、取り返しのつかない領域へと足を踏み入れてしまいます。

とくに印象的なのは、演出の緩急
歩くだけのシンプルな動作の中で、少しずつ音や背景が変化していく。
「今、何か変だった?」という小さな違和感が積み重なり、気づけば心臓がバクバクしている。
プレイヤーの“観察力”を試すような作りで、恐怖が自分の想像力から生まれていくのが分かります。


■ 音と沈黙がつくり出すリアルな恐怖

このゲームで特筆すべきは音の演出です。
BGMはほとんどありません。
聞こえてくるのは、風の音、遠くで走る車の音、そして足音。
ときおり、カーブミラーが“きぃ”と小さく軋む音が鳴ります。
それだけなのに、なぜか息をのんでしまう。

静寂の中でほんの少し響く生活音が、逆にプレイヤーを不安にさせます。
この「何もないのに怖い」という感覚は、リアルな生活に近い恐怖です。
誰もいない夜道を歩くときのあの心細さ。
ふと後ろを振り返りたくなる、あの一瞬の緊張感がそのまま再現されています。


■ ミラーに映る“もう一人の自分”

物語の核になっているのが、「見る」と「見られる」というテーマです。
ミラーとは本来、自分の安全を確認するための道具。
しかし、ゲームの中ではそれが逆転します。
覗き込んだ瞬間、自分が“見られている側”になってしまう。

誰かが、ずっとこちらを見ている。
それが何者なのか、最後まで明確には語られません。
けれど、ミラーの中に映るものを見た瞬間、背筋がスッと冷たくなります。
この“説明しない怖さ”が、想像の余地を与えてくれます。

そして不思議なことに、怖いのにどこか切ない。
映っているのは幽霊ではなく、過去の自分失った誰かかもしれない──
そんな想像をしてしまうほど、静かな情感が漂っています。


■ 無料とは思えない完成度と余韻

『カーブミラーは見ていた』は、短編でありながら完成度が非常に高いです。
数十分ほどで終わる作品ですが、終わったあとにふと振り返ると、
「さっき見たのは本当に自分だったのか?」
「今も、どこかで誰かに見られているのでは?」
そんな感情が残ります。

ホラーとしての怖さよりも、“余韻”が心に残るタイプのゲームです。
ラストの演出も美しく、怖さと哀しさが同時に押し寄せてきます。
日常の風景の中に異界を感じさせる、そのセンスが本当に見事です。


■ まとめ:静寂を愛するホラー好きへ

『カーブミラーは見ていた』は、派手なホラーを求めている人には物足りないかもしれません。
しかし、「空気感でゾッとしたい」「説明されない怖さが好き」という人には最高の一作です。
まさに“静寂のホラー”。
無料で遊べるのが信じられないほど、演出も世界観も丁寧に作り込まれています。

夜にひとり、イヤホンをつけてプレイしてみてください。
画面の中のカーブミラーが、あなたの表情を映したとき──
そこに映るのは本当に“あなた”でしょうか?


 

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