こんにちは、2児育児+ワンコ1匹の基本テレワークで日々あがいているぽんです。いつも訪問ありがとうございます(ブックマーク・スターもありがとうございます)。ブログ更新の励みになっています
今日の断捨離:思い出のノートに別れを告げて、前に進む
「これは、またいつか使うかもしれないから」
「ここには、思い出が詰まっているから」
私たちがなかなかモノを手放せない理由の多くは、過去への執着か、未来への不安です。使わないことはわかっていても、「持っていれば安心」という感情が、手元に残す理由になってしまう。
そんな自分に、今日はひとつの区切りをつけました。
それは、Webデザイン技能検定のために使っていたノートを手放すという、静かな決断です。
検定勉強の痕跡
そのノートは、試験に向けて勉強したすべてが詰まった一冊。ページをめくると、覚えにくい用語の暗記、タグやプロパティの整理、レイアウトや配色に関する原則、アクセシビリティに関するポイント、そして苦手だったJavaScriptのスニペット…。
まるで、もうひとりの自分が隣にいて一緒に頑張ってくれていたかのような記録でした。
試験結果は、まだ出ていません。
でも、自分がここまで努力したこと、何度もノートを開いては書き込み、自分なりに理解を深めようとした時間は、きっと無駄ではなかったと思える。
結果がどうあれ、このノートは私の頑張りの証そのものでした。
忘れられない、あの案件
このノートには、もう一つ、大きな意味がありました。
試験勉強の合間に、あるWebサイトの構成案やデザイン案も描き込んでいたのです。
それは、社内で立ち上がった新規事業の一環として、提案したWebサイト。ターゲットの洗い出し、導線の設計、コンセプトのコピーライティング、配色、写真のテイスト…。
検定の勉強と並行しながら、まるで自分の作品のように一つ一つの要素を描いていきました。
しかし、結果は「失注」。
理由は明確で、「ウェブアクセシビリティ対応の実績がなかったから」。
私たちが提案した内容自体が悪かったわけではなく、相手が求める条件にまだ“応えきれなかった”というだけのことでした。
それもそのはず、このプロジェクトは新規事業であり、過去の実績がないのは当然のこと。必要な経験を、これから積んでいくフェーズだったからです。
頭ではわかっていたけれど、やっぱり悔しかった。
たとえ準備不足だったとしても、自分なりに全力で取り組んだ案件でした。あのラフたちに込めた時間も思いも、すべてが無駄になってしまったような、ぽっかりとした喪失感がしばらく残っていました。
手放す決意
それでも、今日、このノートを手放すことに決めました。
何度か迷いました。ノートをめくれば、自分ががんばった日々がすぐに戻ってくる。思い通りにいかなくて落ち込んだことも、ひとつのレイアウトがしっくりきた時の達成感も、すべてがこの紙の中に残っている。
でも、私は今、新しいフェーズにいる。
アクセシビリティに関する理解も、検定の学びを通して少しずつ深まってきた。次の案件では、きっともう少し違った提案ができるはず。そう信じられるくらいには、前を向けるようになっている。
過去の栄光も、悔しさも、どれも大事な経験だった。
だからこそ、ちゃんと区切りをつけたかった。
ノートに「ありがとう」と心の中で呟いて、そっと紙袋に入れた。
断捨離は前進のサイン
断捨離とは、ただモノを捨てることではない。
それは「今の自分にとって、本当に必要なものは何か?」を見極める時間。
そして、「過去と折り合いをつける勇気」でもあると思っています。
このノートは、私に多くのことを教えてくれました。
試験への挑戦、プロジェクトへの没頭、悔しさを知ったこと、そこから立ち直ろうとする自分の姿勢。どれも、これからの糧になる。
だから、もう大丈夫。
モノは手放しても、学びは残る。想いは、胸の中にちゃんと生きている。
今日という節目を忘れない
今日、デスクの引き出しが少しだけ軽くなりました。
でも、その「少しの余白」は、想像以上に大きな意味を持っている気がしています。
次の試験結果を、静かに待ちながら。
次の提案に、また心を込めながら。
私はまた、新しいノートを開く準備ができました。
過去を見送るという行為は、未来を迎え入れることでもある。
だからこそ、前に進むための断捨離には、静かだけど確かな力があると信じています。
あとがき
思い出の詰まったモノを手放すのは、簡単なことではありません。
でも、その「手放す勇気」が、自分自身を肯定する第一歩になることもある。
今日の断捨離が、未来のわたしへの小さな贈り物になりますように。
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