こんにちは、2児育児+ワンコ1匹の基本テレワークで日々あがいているぽんです。いつも訪問ありがとうございます(ブックマーク・スターもありがとうございます)。ブログ更新の励みになっています
「1日1捨」という言葉をご存知でしょうか。
これは、毎日ひとつずつ身の回りのモノを手放していく、というシンプルな断捨離の実践法です。時間もエネルギーも限られている日常の中で、「一気に片づける」のではなく、「少しずつ見直す」というスタイルが、忙しい人にも続けやすく、多くの共感を集めています。
私自身、この1日1捨を日課にしてまだ数週間ですが、モノを捨てるたびに、少しずつ心が軽くなっていく感覚があります。
それは単に「物理的な空間が空く」からではありません。
モノには思い出が宿ります。だからこそ、手放すという行為には、心の整理という側面があるのです。
そして、今日私が手放したのは、ある「食品トレイ」でした。
一見、なんてことのないアイテムかもしれません。ですが、この食品トレイには、我が家の小さな歴史が詰まっていたのです。
壊れたトレイが語りかけてきたこと
キッチン下の引き出しを整理していたとき、奥の方から出てきたそのトレイ。
見た瞬間、「あぁ、これ、まだあったんだ」と思わず声が漏れました。
このトレイ、実は夫が一人暮らしをしていた頃から使っていたものでした。
結婚してからもなんとなく我が家の食器棚に入り込み、気がつけば我が家の「定番アイテム」として使い続けていたのです。
しかし、ある日ふと見ると、角にヒビが入っているのを見つけました。
最初は小さなヒビでした。でも、そのヒビは少しずつ大きくなり、最終的にはテープで補強しても中の液体が漏れてしまうほどに。
「もうそろそろ限界かもね」と夫に言ったとき、彼は少しさみしそうに笑っていました。
「ずっと使ってたから、なんか捨てるのもったいないよね」と。
ただの“モノ”ではない
私たちはよく、「モノに執着しないように」と言います。
でも本当のところ、モノってただの物体ではないのだと思います。
夫が一人暮らしの頃、自炊をしていたそのキッチンで、きっとこのトレイは何度も使われていたはずです。
カレーをのせていたかもしれないし、スーパーの惣菜をそのまま盛り付けていたかもしれない。
寂しい夜にも、忙しい朝にも、静かに彼の日常を支えてくれていた。
そんな小さな相棒のような存在だったのかもしれません。
結婚してからも、私たちの食卓にたびたび登場していました。
おにぎりやパンを乗せて、子どもと一緒に食べた朝。
お皿が足りない時に、さっと差し出して助けてくれた場面もありました。
気づけば、我が家の「いつもの風景」の一部になっていたのです。
それでも、手放すことを選んだ理由
そんな食品トレイも、ついに限界を迎えました。
ヒビは深くなり、水気のある料理には使えなくなり、テープで貼っても剥がれてしまう。
それでも、「なんとなく使える」気がして捨てるタイミングを逃してきました。
けれど、今日ふと思ったのです。
「このトレイ、もう十分働いてくれたよな」と。
使い古されたものを「劣化した」として処分するのではなく、「役目を果たしてくれた」として感謝とともに手放す。
それが、「1日1捨」の本質なのかもしれません。
私は、ありがとうと心の中でつぶやいて、そのトレイをゴミ袋に入れました。
不思議と、気持ちはすっきりしていました。
モノとともにある記憶、それをどう扱うか
「これ、思い出があるから捨てられない」
そんなふうに感じるモノ、誰の家にもあると思います。
でも、「思い出を忘れないために、モノを取っておく」のではなく、
「思い出は心に残るから、モノは手放せる」と考えるようになってから、私は少しずつ軽くなってきました。
実際、手放しても、あのトレイのことは私は忘れないと思います。
夫が使っていた頃の姿。
私たちが結婚したての頃の食卓。
子どもがまだ小さくて、落としてしまったときの笑い声。
すべてが、このトレイとともにあったのです。
だからこそ、「ありがとう」と言って別れることができた。
そうやって少しずつ、モノと記憶を、自分なりの方法で整理していくのが、私にとっての断捨離なのだと思います。
おわりに:小さな一歩が、心の余白を作る
1日1捨。
それは、大きな変化を求めるのではなく、小さな一歩を大切にする暮らし方です。
今日、私は食品トレイをひとつ手放しました。
それは、ただの「モノを減らす」行為ではありませんでした。
思い出を整理し、過去と今の自分に向き合う時間でした。
これからも、ひとつひとつ、心と対話しながら手放していきたいと思います。
そして、いつか「本当に必要なものだけに囲まれた暮らし」ができる日がくることを信じて。
あなたは今日、何を手放しましたか?
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