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2013年に公開されたクライム・ミステリードラマ『トップ・オブ・ザ・レイク』(Top of the Lake)は、ニュージーランド南島の美しくも荒涼とした湖畔の町を舞台に、失踪した少女を追う刑事ロビン・グリフィンの捜査を描いた作品です。単なる犯罪ドラマではなく、権力、暴力、女性の生き方といったテーマを深く掘り下げたミステリーとして、多くの視聴者に衝撃を与えました。
本記事では、シーズン1のストーリーを詳細に解説し、登場人物の心理、テーマ、結末の考察を行います。
1. 物語の始まり – 少女の失踪
物語は、12歳の少女トゥイ・ミッチャムが湖に入り、そのまま行方不明になる事件から始まります。
トゥイは、地元の有力者で麻薬密売人でもあるマット・ミッチャムの娘です。妊娠が発覚したことをきっかけに、警察の捜査が始まります。捜査を担当するのは、シドニーから帰郷した刑事ロビン・グリフィン(エリザベス・モス)。
ロビンは女性や子どもの被害者を支援する事件を専門とする刑事であり、彼女自身も過去にレイク・トップで辛い経験をして町を離れました。
トゥイの失踪は単なる家出ではなく、町の権力構造や犯罪組織が関係している可能性があることが次第に明らかになっていきます。
2. 事件の捜査と町の闇
ロビンは捜査を進める中で、町全体がマット・ミッチャムの支配下にあることを知ります。
マットは単なる土地所有者ではなく、麻薬取引や人身売買にも関与しており、警察にも影響力を持っているため、トゥイの失踪事件の捜査はたびたび妨害されます。
ロビンは孤立しながらも、トゥイの行方を追い続けます。やがて、トゥイはマットによって森の中の小屋に監禁されていたことが明らかになります。
3. 事件の真相 – トゥイの妊娠の原因
捜査の結果、トゥイを妊娠させたのはマットの息子ルークとその仲間たちだったことが判明します。彼らは麻薬パーティーの最中にトゥイをレイプし、その結果彼女は妊娠してしまったのです。
しかし、マットは自分の家族がこの事件に関与していることを隠すため、トゥイを森の中の小屋に監禁し、出産までの間彼女を外界から隔離していたのです。
4. クライマックス – トゥイの救出とマットの最期
ロビンはついにトゥイの隠れ場所を突き止め、森の中の小屋で彼女を発見します。しかし、驚くべきことに、トゥイはすでに赤ん坊を出産していました。
マットは真実を隠すためにロビンを襲おうとしますが、ジョンノ(マットの息子でロビンの元恋人)が父・マットを射殺し、町を支配していた彼の暴力的な支配は終焉を迎えます。
5. 物語の結末と余韻
ロビンの決断
事件が解決した後も、ロビンの心には大きな傷が残ります。彼女は自身の過去と向き合いながらも、トゥイとその赤ん坊の未来を案じます。
GJの旅立ち
GJ(ホリー・ハンター演じる謎めいた女性)は、事件が解決すると同時に、町を去ります。彼女の存在は、ロビンや女性たちに精神的な変化をもたらしました。
トゥイの未来
トゥイは赤ん坊と共に生きる決意を固めます。彼女の未来は明確には描かれませんが、少なくとも彼女は自由を手にしました。
6. 『トップ・オブ・ザ・レイク』のテーマ考察
① 権力と支配
町を牛耳るマットの存在は、社会における権力の不正を象徴しています。彼は町の住民を恐怖で支配し、違法行為を続けていましたが、最終的にはその支配が崩壊しました。
② 女性の生き方とトラウマ
ロビンとトゥイ、そしてGJが象徴するのは、女性が過去のトラウマを乗り越え、どのように自分の人生を取り戻すかというテーマです。
③ 田舎町の閉鎖性
レイク・トップの町は、小さなコミュニティが持つ閉鎖性や秘密主義を象徴しており、現実社会の縮図とも言えます。町の住人たちは長年マットの支配に従っており、彼に逆らうことを恐れていました。
7. まとめ – 『トップ・オブ・ザ・レイク』の魅力
『トップ・オブ・ザ・レイク』は、単なるクライムミステリーではなく、女性の生き方や社会の不正義を描いた作品です。美しい自然を背景に、圧倒的な演技力と緻密なストーリーが展開され、観る者に深い余韻を残します。
事件は解決しましたが、ロビンの心の旅は続いていきます。もし本作を観終わった後にさらにロビンの物語を知りたければ、シーズン2『トップ・オブ・ザ・レイク: チャイナガール』もぜひチェックしてみてください。
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