今回、UX検定基礎(第八回)を受けてみて、個人的には思ったよりも難しかったという印象を受けました。試験前に公式シラバスや過去問を活用して勉強したものの、試験問題の中には予想外のものが多く、準備が十分でなかったと感じる部分もありました。そのため、試験時間中はかなり集中して問題に取り組む必要があり、時間的な余裕もほとんどありませんでした。
難易度の印象
試験を受けてまず感じたのは、問題の構成が「単語や定義を単純に覚えるだけでは対処しきれない」ということです。特に、体系的な理解が求められる問題が多く、単なる暗記ではなく、実際のUX設計やユーザーリサーチの実務を意識した回答が求められるような内容でした。たとえば、ユーザーインタビューの実施手順を問う問題や、特定のシナリオに基づいた課題解決策を選ぶ問題が出題され、シラバスを理解した上での応用力が試されていると感じました。
過去回からの出題について
前回の試験内容をある程度参考にして勉強していたため、いくつか見覚えのある問題が出題されていたのは助かりました。例えば、ペルソナの具体例やUXピラミッドに関する質問は過去問で見たことがあり、そこでは比較的自信を持って回答できました。しかし、そうした「定番」の問題以外にも、シラバスに載っていないような問題も出題され、少し驚きました。たとえば、最新のUXトレンドや、関連分野(心理学や行動科学)との関連性についての質問がいくつかあり、そこでは手探りで回答するしかありませんでした。
時間管理の難しさ
試験時間は決して短くはないものの、問題文が長文だったり、選択肢が複雑だったりすることで、予想以上に時間を消費しました。後半になるにつれて時間配分が厳しくなり、最後の数問はかなり急いで回答する形になりました。試験後に振り返ってみても、もう少し戦略的に時間を使えれば、もう少し冷静に考えて回答できたかもしれないと感じています。
前回より進歩を感じた点
一方で、前回よりも少し考えて回答できた部分もありました。特に、UXの基礎理論やデザインプロセスに関しては、事前の学習の成果が出たと感じています。実務経験や自分のプロジェクトに照らし合わせながら答えることで、ある程度の確信を持って選択できた問題もありました。全体的な手応えとしては、「完全にダメだった」という感覚ではなく、「あと少しの準備が足りなかった」という印象です。
総括
今回の試験では、UXに関する知識を単純に覚えるだけでなく、それを体系的に整理し、実際の問題に応用する力が求められていると感じました。また、シラバス外の内容や過去問にない形式の出題があったことから、今後はより幅広い知識と柔軟な思考力が必要だと思います。
最後に、試験の結果はまだ分かりませんが、今はただ合格を祈るのみです。試験後に自己採点をしてみても、「この選択肢で本当に良かったのか?」と考えてしまう問題がいくつかあったため、結果が出るまで少し不安な日々が続きそうです。しかし、今回の経験は今後の学びに必ず活かせると思いますし、UX分野への興味がさらに深まったことは確かです。
以上が、今回のUX検定基礎 第八回を受けた感想です。次回以降の試験を受ける方にも少しでも参考になればと思います。