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【映画】「インセプション(邦題)」夢に打ち勝てるか?コブは最後夢の中?現実の中?【現実は夢よりも良いのか?深層心理とは?】感想・レビュー

こんにちは、ぽんです
いつも訪問ありがとうございます

今回は、2010年公開の映画の「インセプション(邦題)」の感想・レビュー記事です

この作品と言えば、みなさんは何を思い浮かべますか?

監督のクリストファー・ノーランさん?

主演のレオナルド・ディカプリオさん?

日本で有名な俳優渡辺謙さん?

それか、ラストのオチの解釈でしょうか

ラストの考察は個人的な思いも含めて、まとめてみました!

148分の骨太映画!

アクションあり、考察あり、恋愛あり、家族愛ありのごりごり作品です

それでは、どうぞ!

▼▼クリストファー・ノーラン監督の作品はこちら

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「インセプション(邦題)」概要


冒頭、海岸で目覚めるドム・コブは、年老いたサイトーと食事をする。

その全く同じ部屋で現在のサイトーとコブは相棒のアーサーと食事をしながら、アイディアの寄生に関して話す。コブはそこで、亡き妻モルと出会う。コブはアーサーと共に金庫から秘密が書かれた封書を盗み出すが、サイトーとモルに阻まれ、仕方なくコブはアーサーを射殺して、その巨大な日本的な屋敷を崩壊させる。これは実はアーサーの夢の中に入り込んで「明晰夢」を操作していたのであった。暴動が迫る古いアパートでアーサー、サイトーは目覚め、コブは浴槽に"キック"されて目覚める。コボル社に機密を教えるためにサイトーを銃で脅すが、サイトーにそこもまた夢であることがバレて失敗。これはナッシュの夢の中であり、現実では日本の新幹線「のぞみ」のグリーンシートで4人は寝ているのであった。「エクストラクト」という夢の中に入って情報を抜きとる産業スパイとしての仕事に失敗したコブは新幹線を降り、アーサーとナッシュもサイトーと日本人協力者を残して去る。子供たちと電話で話すコブのホテルの部屋にアーサーが来て、一緒にヘリコプターで逃げようとするが、そのヘリコプターに乗っていたのは、サイトーであった。ナッシュを捕まえて口を割らせたのである。サイトーに促されてヘリコプターに乗せられたコブとアーサーに、サイトーは逆に、「インセプション」が可能かを尋ねる。「インセプション」とは、「エクストラクト」の様な抜き取り術とは逆に相手にアイディアを植え付けることであった。アーサーは不可能だと答えるが、コブは否定せずヘリコプターを下りる。サイトーから病気である競争相手モーリス・フィッシャーが経営するエネルギー複合企業を破滅させるため、モーリスの息子にして後継者であるロバート・フィッシャーに父親の会社を解体させるのを納得させるアイディアを植え付けるインセプションを依頼する。サイトーは、見返りとしてコブの犯罪容疑を取り消して、アメリカへ再入国してコブが娘と息子が待つ家に戻れるよう、影響力を行使することを匂わせる。パリへの機内で、心配するアーサーにコブはかつて、インセプションをしたことがあると伝える。
インセプション - Wikipedia

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「インセプション(邦題)」感想・レビュー

深く潜り続ける夢、戻ってこられるか?

この作品は、夢の中、とりわけ人間の深層心理のより奥深くに潜り込んでいくものです

それは、人間の人格にも影響するほどの、大きな力を持っています

そうした夢の中で仕事をする主人公のコブが日本人実業家からのミッションを受けることで、大きく運命が変わります

「インセプション(邦題)」、いいですね!

結構伏線回収系かと思いきや、割とアクション要素が強いな〜と感じました

戦闘や銃撃戦、カーチェイスなど、興奮する人いると思いますね

(あの大きな列車が来たシーンは、思わず声が出ました)

それでいて、最後のあの視聴者に物語の着地を任せるオチは嫌いじゃないですね〜

無重力状態での戦闘シーンや、階層が深くなっていくほどに時間の考え方も変わっていくあたりの設定は興奮しましたね

一つの映画を見ているものの、4つの階層を思い描きながら見るので、脳はフル回転です

「こっちの階層ではいまこうなっていて、こっちの階層ではこうなっていて・・・」と息を呑むような展開ばかりです

難解な作品というわけではなく、割と大衆向けの作品なので、エンターテイメントとして楽しめると思います(ちょっと映画は長めですが)

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やはり日本人としては渡辺謙さんに注目したい

日本を代表する俳優のひとりである、渡辺謙さんが準主役級に登場しています!

もちろん台詞は英語!

流暢な発音にも注目したいところです

日本語になれてしまうと、なかなかネイティブの発音って難しいですが、やはり世界の渡辺謙さん

かなり努力されているような発音を感じます

英語学習者としては、感化されますね!

台詞も結構多いですし、物語のキーになるものも多いので、ぜひ注目してみてくださいね

個人的に好きなのは、“設定”ですね

渡辺謙さんか、他ならぬ“日本人役”として出ているのが、個人的に嬉しかったです

日本人以外の海外からすると、アジア系の人々って見分けにくいそうです

(カナダのホストマザーとか留学先の友達が言っていました)

なので、よくありがちな「とりあえず中国人」「とりあえず韓国人」みたいな設定になってしまうこともしばしばだとは思います

が!今回は、本籍のままに活躍していただいたのが、嬉しいですね~

世界に広がれ!日本の良さー!

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回るコマは止まるのか?動き続けるのか?

「インセプション(邦題)」といえば、やはり最後の駒の考察を忘れていけないですね

個人的な見解だと、コブは元の世界に戻って、”現実の”子供達と一緒に後世を楽しく過ごしたと解釈をしたいです

理由としては、

①コマの回りが後半になって遅くなっていたこと

②全員が復帰するシーンがあるということ

③オールドサイトーさんに出会っていること

④第4階層で奥さんを襲撃することができたこと

⑤無の世界で「あなたは本物ではない」と言い切ったこと

このあたりが、私の考察の理由です

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①コマの回りが後半になって遅くなっていたこと

コマは現実か夢かを区別する大切な物です

夢であれば、きっと綺麗に回り続けるはず・・・(作中でそんなコメントはないですが)

最後にふらふらと回転の速度を落としているのが、”現実近づいている”という証拠になるのではないかと考えました

また、もともとはあのコマは奥さんのものでしたよね

形見として、「いつもあなたと一緒にいるよ」「一緒に歳を取っていこう」というサインだとスッキリするかな〜と感じました

②全員が復帰するシーンがあるということ

後半で、全員が無事に飛行機で目を覚まして、それぞれの目的地に向かうシーンがありますよね

安直ですが、まずは全員無事だったと考えると物語の流れもいいかと思います

もしも夢ならば、もっと違うふうに皆が反応を示すはずだと考えます

ミッションの後で、みんなで万歳するわけにはいかないですが、それぞれ「よかった」みたいな顔をしていたので、それでよかったと思いたいです

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③オールドサイトーさんに出会っていること

コブが最後に残ったのは、奥さんではなくサイトーさんを助けるためでしたよね

それで冒頭のサイトーさんと会うことになるのですが、そのあと、現実と思われる飛行機の中で全員が目を覚ますシーンがあるので、全員無事だったと考えたいところ

もしもコブがサイトーさんを見つけられなかったら、もっと足掻いていたり、奥さんが登場したり、モヤモヤした展開になっているかと

(もっとやつれていたり、コブの深層心理がもっと反映されるのかなと)

④第4階層で奥さんを襲撃することができたこと

コブはアリアドネとの接触で、少しずつですが、奥さんとの関係を区別することができていましたね

そして、ついに、雪山では奥さんを銃で打つことができました

これは大きな進化・成長・変化なのではないでしょうか

少しずつ、自分の気持ちに整理がつき始めている証拠だと感じました

冒頭のサイトーさんのシーンでは、打つことができませんでしたからね

階層が深くなるごとに、時間が経過するごとに、コブも過去と決別していけたのかと考えています

⑤無の世界で「あなたは本物ではない」と言い切ったこと

コブは自分の中にずっとあった気持ちを、ようやく言葉にして、しかも一番避けていた奥さんに直接言うことができた

これは大きな変化ではないでしょうか

今までは割と奥さんを名残惜しむようなシーンや心情表現が多かった気がしますが、この階層では自分の心と整理できたような気がします

それもあって、コブは子供達がいる世界こそが現実で、自分が守るべきものだと悟ったのではないでしょうか

ハッピーエンド大好きマンなので、あの世界線が夢だとは思いたくない一心もあります

確かに、マイクロバスからどうやってコブが出てきたのとか(サイトーさんや運転手含めですが)、アリアドネが作ったコマ(の代わり)の登場シーンが以後ないので出落ち感なのか?

最後のコマのシーンは不安定なコブの心境を表しているとか色々考えました

しかし、コブと奥さんが作った世界も崩壊していましたし、コブが明るい未来に向かっていったと考えるのが、まずはストレートでいいかと感じます

みなさんは、どんなラストを想像しましたかね?

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最後に

以上、「インセプション(邦題)」の感想・レビューでした

世界中で楽しまれている本作

いろんな解釈ができて楽しいですね

ちなみに私は見るの3回目くらいです(笑)

たまに見たくなるんですよね

オススメ映画です!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます

お楽しみいただけましたら幸いでございます

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