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【映画】「キャラクター」描いてはいけない犯人…連続殺人を止められるか?!事件の真相は号外で【意味深ラストの考察含め】

こんにちは、ぽんです
いつも訪問ありがとうございます

今回は2021年公開の「キャラクター」という映画の感想・レビュー記事でのございます

豪快キャストでの製作に当時とても注目が集まっていましたね

この作品はCMでの予告編を見て、いつかは見たいと思っていました

そしてついに、Amazon Prime Videoでも公開されたので早速見てみました

漫画を題材にした迫力溢れる作品です

それでは、感想・レビューどうぞ!

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「キャラクター」概要


「売れない漫画家が殺人犯の目撃者となり、その殺人犯をモデルに漫画を執筆して売れたら」というアイデアを元に、登場人物(キャラクター)それぞれの人間模様を描く。

原案・脚本は浦沢直樹の『MASTERキートン』や『20世紀少年』の共同原作者でもある長崎尚志で、彼のアイデアを元に、企画の川村元気とプロデュース担当の村瀬健で10年以上前から構想を練った完全オリジナル作品。

長年企画が難航していたが、「『帝一の國』でタッグを組んだ菅田の存在が『喜怒哀楽だけでなく様々な色を出せる俳優』として映画化を推し進めた」と村瀬は語っている。

また、主人公の運命を狂わせる殺人鬼役には「新鮮で想像がつかず、アーティスティックな人物」を探していたところでFukaseにたどり着き、撮影の2年前から村瀬が熱心にオファーしていた。Fukaseは当初は断るかどうか悩んだというが「実生活ではできない事を擬似経験をしてみたい」という思いから、1年間演技のワークショップに通うなどの役作りを経てオファーを受けた[3]。

同年にはノベライズ版、およびコミカライズ版が発売予定。なお、映画版、ノベライズ版、コミカライズ版でそれぞれ異なる展開とエンディングが描かれる[4]。
キャラクター (2021年の映画) - Wikipedia

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「キャラクター」感想・レビュー

躍動感ある漫画にリアル以上の迫力を感じる

今回は漫画が題材となった作品でした

漫画がベースとなる作品って、難しいと思うんですよね

音楽とかもそうですが、やはり皆それぞれ思っているものや想像や期待をしているものが異なるので、それを映画でドンッ!と出してしまうと「思っていたのと違う」となりがちなんじゃないかなと

私の好きな作品で“BECK”というバンドを題材にした漫画があるのですが、映画化もされて人気になりました

しかし、漫画の紙面上で表現された迫力と映像の迫力はやはり似たようなものでも違っていて、そこは2次元と3次元の越えられない壁だと思います

そんないい意味で地味な漫画の映像化でも成功した作品なんじゃいかなと思います

(その意味では、「バクマン」は挑戦的な作品でしたね

SHIROBAKOは好きです)

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あれとあれを足して割った感じがいい

漫画のタッチとしては、個人的な感想ですが、チェンソーマンの藤本タツキさんとデスノートなどの小畑健さんのようだと感じました

漫画好きなら(ジャンプ好きなら)時折カットで入る漫画のシーンに興奮するんじゃないかなぁ

実際の漫画のアナログ的な製作方法も見られたり、ペンタブでもやり方も覗けるので、美味しいポイントもあります

面白いなぁと思ったのは、実際の殺人シーンが描かれていないことですね

そこまでに至る過程は若干あるものの、あくまでも一部始終なので、一連の流れの詳細までは語られません

しかし、そこがあえてな感じがして、いいなと感じました

視聴者に創造力を働かせているうまい手法だと思いました

犯人が言っていましたが「人を殺すって二日間寝込むくらい疲れるんだよ」って

そんなに体力を使うって、どんな殺し方するの?って思っちゃいますよね

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後半の伏線回収はちょっと荒々しい

物語が進むと、真相が解明されていくのですが、ちょっと後半詰まったように進むなぁと思いました

別にスッキリしない落ちではないのですが、足早に進んだ感じがして、「あぁ、もう説明終わったのか」くらいの物足りなさ感はありました

「四人組を最高の家族とする宗教」って唐突感があって、逆に面白かったものの、そこで終わりますし、最後に法廷での立証もあっさりだったなぁと

犯人と他の漫画家との関係もありましたが、そこも流れるように終わりましたね

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** ラストシーンの意味するところとは?

割りと意味深なラストで終わる作品ですね

個人的にはあとに続くものがあると解釈すると面白いと感じました

犯人は生まれたときから戸籍もなく、何者でもなかったというわけです

誰かの戸籍を買って、誰かになり代わって生きてきたのでしょう

だからこそ、“自分”というものを表現することに意味や意義を見いだしたのかなぁと

さらに言えば、“誰かに認めて欲しい”という気持ちがあったんじゃないかなと思います

人間は表現したり、認められたりしたい生き物ですからね

そんな中で、自分の発案を受け入れてくれる漫画家は救世主だったのでしょう

そんな中、彼の気持ちを加速させたのは、間違いなく主人公の山城でしたね

何者でもなかった自分に似た人物が有名な漫画になっている…!

とても興奮を覚えたんだと思います

さらに言えば、よくある話だと思いますが、共同経営者だったのに、いつの間にか口を出すようになり、気がついたら立場が逆転していたという現象です

スティーブ・ジョブズが自分が作った会社から解雇されたように、過去の中国で政治の主権を握るために、権力争いが行われたのと同じですね

そして、そういう風にして生きていくと、自分がなんだかわからなくなっていくこともあると思います

結論から言えば、主人公の山城は、彼と同調するかのように生きてしまったので、ある意味でシリアルキラーとしての目が花開いてしまったのではないかと考えます

犯人が収容されてしまった今、犯人の意思を受け継ぐのは山城でしょう

“いい人”だった主人公

強烈なキャラクターが描けなかった彼が、最終的にはそのキャラクターになった、というオチだと私は思いました

そして、現実ではなくて漫画の世界の中で人を殺めていって欲しいなと願います

さらに言えば共同経営者(共同制作者)に近い奥さん(高畑充希ちゃん)も、第三の犯人にならないことを祈るばかりです

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豪華キャスト陣の鬼気迫る演技にも注目

この「キャラクター」で一番驚いたのは、何といっても個人的にはFukaseさんの演技でしたね

前情報が“菅田将暉”と“漫画”と“連続殺人犯”の三つしかなかったので、目から鱗の演技でした

初めFukaseさんの登場シーンを見たときに、中学生くらいの新進気鋭の若手かなと思ったんです(主人公が事故現場に入ってしまって、そのあと庭に犯人がいるのを見たあのシーンです)

そしてそこからちょこちょこ犯人(Fukase)が出てくるのですが、なんだか若い俳優だなぁ、どこかで既視感あるなぁと思っていました

しかし、エンドロールを見て、「あ!やっぱり!」となるわけです

犯人のキャラクター設定自体が挙動不審な感じがあるので、ガチの俳優がやる演技ではないからこそこのたどたどしさなのか、Fukaseさんの才能なのかは分からないですが、なかなか引き込まれる演技でした

作品の雰囲気にもあっていて、良かったと思います

あと、キャスト関係で言えば、高畑充希ちゃんがとても好きなので、ママ役の新鮮な演技が見られて私ホイホイでした

また、ネタバレになりますが、小栗旬さんの使い方がもったいないなと(笑)

せめて、最後まで…とは思いつつも、やはり映画中盤にこうした犠牲があると更に作品が際立つので致し方ない犠牲ですね(タイタニックのジャックと同じ考えでしょう)

最後の最後は、中村獅童がうまく伏線(防弾チョッキ)を回収したのは、いい仕事でしたね

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最後に

以上、「キャラクター」の感想・レビューでした

文字通り“息を飲む”シーンもあったり、びっくりするシーンもあったりと、なかなかいい作品でした

そこそこグロテスクなシーンがあるので、グロ耐性がない方は、注意が必要です

それ以外は緩急ある映画で、最後まで楽しく見ることができました

よかったら、見てみてくださいね~!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます

お楽しみいただけましたら幸いでございます


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