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【映画】「バタフライ・ルーム(邦題)」救い無し!?女の執念と確執に苛まれる不幸な出来事【歪んだ愛情が悲劇を生む日常系サスペンス】

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こんにちは、ぽんです
いつも訪問ありがとうございます

今回は「バタフライ・ルーム(邦題)」の感想・レビュー記事です

「バタフライ」と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?

私はこの「バタフライ・ルーム」を「バタフライ・エフェクト」と読み間違えて、「久々にバタフライ・エフェクトを見てもいいなぁ」と思った矢先に「バタフライ・ルームじゃないか!でも面白そうだから見てみようかな」と視聴を決めました

ジャケット写真の女の子がいかにも謎ありなかんじで、ミステリアスな雰囲気がそそられますね

では、感想・レビューです

「バタフライ・ルーム(邦題)」概要

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可憐な独り暮らしを営む老女アン。
ショッピングモールで泣いていた少女アリスに声をかけたことがきっかけで、アリスは度々アンのアパートを訪れるようになる。
実はアリスは婦人の厚意を利用していたのだが、10代少女特有の魅力にひかれたアンは彼女に母のような愛情を持ち、
彼女の自慢でもある美しい蝶の標本が並ぶ「蝶の部屋」を見せるのだった。
だが、アリスが別の婦人とも同様の関係を築いていることを知ってショックを受けた時、アンの心に長年封じてきたある感情が再び芽生え始める。
そしてアリスの身に不幸が襲いかかる―
Amazon prime video より引用

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「バタフライ・ルーム(邦題)」感想

サスペンス好きなオチは後味最高

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いや~これぞサスペンスといったオチでしょうか

後味最高と言いましたが、悪い意味での最高です

「あー…やっぱりそうなっちゃうかぁ…」

という半分暗い未来への示唆を感じます

それでも、まだ起こっていない未来のことなので、まだ半分救いがある未来なのです

個人的にはあまり好きではない言葉なのですが、「蛙の子は蛙」という諺がありますが、そんな感じの終わりでしたね

でも、誰も悪くないのだと思います

性善説を信じる私にとっては、老女のアンは愛ゆえの行動で、優しさや気遣いがほしかったのだけだと感じました

娘ともぎくしゃくしていたので、より人との距離の詰め方とか分からなくなっていった結果なんだと思います(作中でも案の娘のクローディアが同じような台詞を言っていましたね)

個人的には、ラストの示唆はあくまでも示唆であって欲しいですね

クローディアも“母と同じことをしている”という認識を持って、絶望したような表情をしていたので、なんとかハッピーエンドに持っていって欲しいところです

映画的にはハッピーエンドなのでしょうか?

結構犠牲者が出ていますし、結局アンも仏になったわけですし、元凶は撤廃させた!と思いきや、最後のクローディアのアップのカットですからね

最後のシーンでクローディアの顔がエフェクトで年を取っていって母親のアンに似てきたように見えるのは、なんだか面白い演出だと思いました

みなさんは、ラストシーンをどういう風に感じましたか?

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ほどよいドキドキ感は日常のスパイス

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魔法でもなければ、世紀末でもない、本当にありそうな日常に近い話です

実話かなと思うほどに、本当にどこかで起こっていても納得できるところに、少しドキドキを感じました

寂しさを感じて、構ってほしい・優しくしてほしいと他人に求めることは、人として当たり前の感情でもあるので、多少はアンがアリスに固執したのも分かるような気がします

構ってちゃんですからね、基本的に人間は

娘にも半ば勘当されていて、夫もいなくて、心の拠り所がなかったのは、同情の余地はあります

が、それでも他人の子供(アリス)を独り占めしたり、自分のものにするためにアリスの母親に手をかけたり、アリスを標本にしたり、隣人の母親をお風呂に沈めたり、窓を直しに来た無罪のニックを防腐剤に埋めていたりするのは、同情しにくいですよね

「もしかしたら、私の隣人も…」と思うと怖いですが、ちょっとだけ映画の世界観を更に楽しめそうな気がします

何度も壁をハンマーで叩かれたら嫌ですけどね

こういった類いの映画に出てくる殺人鬼って、妙に殺め方に精通していたり、後を残さずに立ち去ったり、所業が上手いですよね

そうした所作を自ずと習得していくのでしょうかね

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無視が苦手な人は要注意

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タイトルの通り、蝶が至るところに出てきます

生きている蝶や標本にされている蝶、写真集など様々なシーンで登場します

虫的にはグロいシーンはありませんが、無視が苦手な方はキツいかもしれません

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少女の願いは叶ったけれども…

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クローディアの息子が、「蝶は願い事を叶えてくれるよ」というシーンがありましたね

そこで「弟がほしい」とお願い事をするのですが、ここまでの段階だと、母親が再婚をして、連れ子が弟になるというオチかなと思いました

しかし、よくよく考えてみると、あの年齢なので、お兄ちゃんとお姉ちゃんは現実的にできないのは知っているので、弟か妹になったのだと思います

とどのつまり、兄弟がほしかったんですよね

一人っ子で、更に、父とは別居・離婚しているわけで、一緒の遊び相手がほしかっただけなのでしょう

結果的に、クローディアの家に養子になったような解釈ができるシーン(誕生日)がありましたので、蝶が願いごとを叶えてくれたということですかね

その願い事に対する犠牲は図り知れませんが

クローディアも好きで母を引いたわけでないと思うと心が苦しいですが、いちばんの被害者はやっぱり隣人の子だと思いました

みんな、悲しい終わりかたをしていますがね…

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最後に

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以上、「バタフライ・ルーム(邦題)」の感想でした

ここで剥製と考察を絡めてみると、剥製っていちばん良いときを留めておくことができるものだと思うんです

アンにとって大きくなった子供は、剥製にできないほどもう手遅れで、それであればいちばん融通がきいて、自分の意のままになる少女の時代に剥製にしちゃえば、ずっと手元におけるし、美しいままでいられるということなんだと思いました

ちょっと歪んだ解釈というか、曲がった愛情ですかね

もともとアンは、力でねじ伏せようとする性格があって、それが寂しさが拍車をかけてしまった悲しい結果なのだと思います

「疑いの中で(邦題)」に引き続き、悲しい結末の老女のイメージか染み付いてきたので、そろそろ底抜けに明るい老女の映画を見たいなと感じました

犠牲になった人々に合唱をして終わりたいと思います(オウムと蝶にも)

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!

お楽しみいただけましたら、幸いでございます

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