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【映画】「昼下がりの甘いパイ(邦題)」【伴侶を亡くした男女、愛は復活できるのか?傷は癒えるのか?パイは関係あるのか?】感想・レビュー

こんにちは、ぽんです
いつも訪問ありがとうございます

今回は2017年公開の「昼下がりのパイ」の感想・レビュー記事です

Amazon Prime Videoで視聴しましたが、なかなか良い映画だったと思います

ハッピーエンドでわかりやすいストーリーですが、死を扱っていることもあり、繊細に作られている映画です

派手な展開などはありませんが、日本人好みのしっとりした映画な気がします

良かったら、見てみてくださいね!

「昼下がりの甘いパイ(邦題)」概要


夫を亡くしたサラは、生前彼がリストに残した叶えたいことを週に1つずつ実行していた。ある日リストの1つ、バイクに乗ろうとして手首を骨折したサラは、病院で医師のライアンから治療を受ける。彼もまた妻を亡くした身で、様々な女性を紹介されていたが、誰ともうまくいっていなかった。
Amazon Prime Video

https://www.imdb.com/title/tt5985260/

Same Time Next Week (2017) Teaser - YouTube

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「昼下がりの甘いパイ(邦題)」感想・レビュー

結局パイの活躍の場はそこまでなし(笑)

無類のフード映画好きな私が最初に書きたいのが、「パイはあまり関係がなかった」ということ

パイは二人をつなぐきっかけになっていたものの、そこまで食べるシーンもパイのカットシーンもなく、私としては少し物足りない気持ちになりましたが、全体的に映画がいい感じにまとまっていたので、これはこれでいいと思います

邦題だと、「昼下がりの甘いパイ」ですが、原題は「Some Time Next Week」です

原題だとパイは出てこないんですよね

そこがタイトルをつけた人の趣味というか、好きなポイントだったのかもしれませんね

パイはとても美味しそうで、ベリー系のものやオーソドックスなアップルバイや、メレンゲのものなのど本当によだれが止まらなくなる感じでしたね

ザ ★海外!というパイが見ているだけで、本当に幸せになれました

パイが食べたくなる素敵な映画だと思います

家の近くにこうした甘いものが食べられるところがあればな〜

ちょっぴり切ない二人がいい感じ

二人の境遇は、大切な人を亡くしたということ

これは第二のスタートを切るときにも結構足かせというか、ボトルネックになっているみたいで、相手側も聞きにくかったり、言い難かったり、どこまで話したらいいかとか、どこまで聞いたらいいのかとか、その辺りの気遣いが逆効果になっていたようです

しかし、二人の共通点が合致していたので、波長がすぐに合い、意気投合していく感じは好きですね

さらに、こうしたラブロマンスで必須なのが、二人がいい感じになってから訪れる「ハプニング」「トラブル」なんですが、それが心の変化というのが結構印象的でした

亡き夫に後ろ髪をずっと引かれていたものの、ようやく物の整理ができると意気込む主人公のサラですが、旦那の命日が近づいていることを知り、前向きに動き出した時計の針が戻ります

ここが、この映画の見所で、派手な展開はなくても感情移入できるところが、いいなと感じました

それに、お互いにですが、まだ未練がある中で、新しい人を好きになってもいいのかという葛藤がわかりやすく、「ん〜そうだよね〜」と思えるシーンが多くて、さらに好きになりましたね

展開としては、地味なんですが、それがまた日常に寄り添った感じで好印象を持てました

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現実的にありそうな展開が親近感を覚える

サラは旦那のやりたいことリスト(バケットリスト)を叶えるために生きていましたが、最終的には「自分のやりたいこと」を見つけて、新たな人生を歩き出します

それが、額に入って壁に飾られたバケットリスト(おそらく全部やりきった)があって、わかりやすい表現と区切りがいいスタートになって、気持ちいい終わり方でした

もっと言えば、サラの姪っ子が新しいブックストアをオープンさせるのでですが、その店名が「ネクストチャプター」というもので、新しい門出を意味していて、スッキリ感があります

看板がチープだな〜という印象は私だけかもしれませんが、それがいいですね

サラのコメントで印象に残ったのが、「夫を亡くしても夫を愛している。二人は同時に愛せないと思っていた。でも、できそうだ」みたいなコメントがいいなと思いました

故人にも申し訳ないという気持ちと、気持ちの整理が完全につかない中では、残された者はどうしたらいいか分からなくなります

それでも残された者たちは生きていかなければなりません

いい人がいれば、恋をしてしまう

その思いに罪悪感は感じなくていいんだよ、と気づけたサラの心の成長と割り切りが素敵だと思いました

映画後半では面白い対比がされていて、サラが夫の墓石を訪れて花束を届けるシーンが、誘われて行かなかったライアンと行くはずだった結婚式の花嫁のブーケと、同じ花束でも意味合いが異なり、監督は面白いことを考えたな〜と思いました

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最後に

以上、「昼下がりの甘いパイ(邦題)」の感想・レビュー・記事でした

個人的には結構好きな映画です

カナダの映画ということで、聞き取りやすい英語もおすすめポイントです

甘いパイで出会った二人

「また来週あたりね(Some time next week)」と、未来の予定が新しい人生のスタートを切る

そんな4月から新しいスタートを切る人にもおすすめできる映画だと思います

良かったら、お時間ある時に見てみてくださいね

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます


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