巷で話題の「ひろゆき」をご存知でしょうか
そうです、あの「ひろゆき」です
「2ちゃんねる」といえば、ピンとくる人もいると思います
海外留学時代に暇ができたと言って、2ちゃんねるを立ち上げて、その後「ニコニコ動画」の取締役になって、今はスパチャ(スーパーチャット:YouTubeの生配信)を使って、600万円くらい稼ぎつつ、フランスのパリで余生のような生活を送っているあの人です
こう書いてしまうとファンから批判が来てしまいそうだけど、とても奥深くて興味深い人物なので、私はすぐにもっと知りたいと好奇心を刺激されました
一言で言うと「今まで会ったことがない人」です
親友であるホリエモン(堀江貴文)が逮捕されるときに、警察に囲まれながら笑顔でツーショットを撮ったり、遅刻することにさほど罪悪感を覚えていなかったり、私の人生に今までこんな人はいなかったので、話題のYouTubeの「切り抜き動画」などを見て、彼の思想に触れてきました
現在、kindleで無料公開の書籍があるので、見られる環境にいる方は、ぜひ一読してみてください
彼がモットーにしている23のセオリーに直に触れることができます
一度寒い日に家にこもって読むには最適です
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「なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23 」
目次だけでも、「なにこれ、気になる!読みたくなる」と思うものばかり
23のセオリーのタイトルのみ抜粋させていただきますね
- 「時間をやりくりする」という発想を疑ってみる
- 「時間を守る」って、そんなにエラいわけ?
- 仕事に時間を使うか?遊びに時間を使うか?
- 遊んでいると、いつの間にかお金が儲かっている人
- 時間を「切り売り」するな
- 「明日できることは今日やるな」
- 仕事に使う時間は少なくていい
- なるべく、がんばらない
- 真面目な日本の「窮屈」な働き方
- 好きを仕事にしない、という選択
- 自分がいなくても、世の中は回っている
- 「堂々と休む勇気」を身につける
- 「自由な時間」が仕事になって価値を生む
- 遅刻との付き合い方
- 「間違った努力」という時間のムダ
- 迷うのは「人生の岐路」だけでいい件
- 他人の心配より、自分の心配
- とりあえず、やってみたもん勝ち
- 人生はヒマだと不幸になる
- 嫌なことに時間を使わない
- 人生で「お金」と「幸せ」は切り離して考える
- 後悔しない生き方のススメ
- 僕たちは、生きている限り「勝ち組」なんじゃないか
なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23
忙しくて常に時間に終われている私達日本人、もとい社会人・雇用されている従業員の私達には、ひとつくらい為になるヒントがあるかもしれないですよ
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批判的に読んでみても面白い本書
「論破王」とも称されるひろゆき氏
彼の切り抜き動画を見ると、なんだか「あ〜そうなんだ」「そうかもしれない」と思ってしまう私です
なので、今回は少し「批判的」に「本当にそうなの?」と、彼の言っていることが全て正しいとは思わずに、著者のひろゆき氏を真似て、読んでみることにしました
しかし、批判的に読んでも面白いです、むしろ、批判的に読んでいるからこそ、自分の実体験とも結び付けて読めたので、一石二鳥でした
例えば、チャプター20に「逃げた分だけプラスが増える」という章があるのですが、「いやいや、逃げたらプラスどころかマイナスでしょ」と読んでいたわけです
逃げたらその分ツケが回ってくるわけだし、後処理が厄介だし、「こいつ逃げる奴なんだ」と思われるでしょ?と論破素人の私は考えました
実際は、「嫌なことから逃げるとストレスがない」「逃げた先でプラスの楽しいことをするから、プラマイゼロではなくむしろプラス」といったことが書かれていました
「確かに」と私は思わず納得してしまいます
日本人の典型例を挙げてみると「嫌な会社の飲み会についていく」「付き合いで、話をうだうだ聞いていた」なんてことがあると思います
しかし、「嫌だな」と感じた時点で「飲み会を断る」「話を中断してその場を立ち去る」ことで、その後家で楽しい漫画や映画タイムを過ごせたり、一人の時間を満喫できるといった考えになります
100%のマイナスを回避することはできなくても、120%で幸せな時間が過ごせたらいいんじゃない?ということですね
ひろゆき氏いわく、「ジワジワ系のストレス」が一番厄介だと言います
このジワジワ系をなくしていくためにも、「逃げる」という選択肢は必ずしも悪い結果とならないということです
むしろ耐えてストレスをガンガンに受けた方がやばいということ
あなたにも、心当たりありますよね?
遅刻してもいいんだ、という新しい価値観
私たちは物心つく頃から「遅刻してはだめよ」と教えられてきました
しかし、著者のひろゆき氏は、自他共に認める「遅刻魔」なのだそう
好きなことをして過ごしているので、朝方に寝たりすることも多く、待ち合わせ時間ちょうどに着けないこともしばしば
けれども彼にとって、遅刻はそこまで大きな問題ではなく、「待ち合わせの場所」や「待ち合わせの時間」の設定に課題があると言っています
ひろゆき氏はの遅刻は日常茶飯事のようで、待ち合わせを敢え本屋の前にしたりするそうです
そうすることで、待っている人が本屋に立ち寄って時間を過ごして、むしろ「読み終わるまで少し待ってて」と、待たせたのに謝られることもあるのだとか
「遅刻しても罪悪感がない場所」「遅刻しても苦にならない場所」にすることで、待たされている側の問題も解決でき、遅刻した事実をやんわりと隠蔽できる、素敵な手法だと思いました(笑)
なので、これからの子供への教育は、「遅刻はしても、”相手を困らせない場所と時間”で待ち合わせるように」と言っていきたいと思います
遅刻はどうがんばっても避けられない時がありますよね
電車などの交通渋滞の遅延とか、前の会議が押していたとか、目の前で人が倒れて手助けしていた・・・とか
そんなときに、先回りをして相手を配慮した待ち合わせ場所と時間が、その後を幸せにしてくれるなんて、誰も教えてくれませんでした
だって、「遅刻は悪」と教えられてきましたからね
避けるべき遅刻は極力なくしつつも、回避方法があればもう怖いものなしですね
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がんばらない生き方を
批判的に読んでいたつもりでも、「あ、これ私もそうしている」「考え方同じだ」と王もう箇所がいくつもありました
何個かピックアップすると、
7.仕事に使う時間は少なくていい
8.なるべく頑張らない
10.好きを仕事にしないという選択
このあたりが、特にドンピシャでした
「7.仕事に使う時間は少なくていい」については、
これは、私が前の会社から転職した際の理由にもつながります
仕事って、不思議なことに、頑張っても頑張っても必ず評価されるわけではないですよね
それなのに、会社の業績を上げるために長時間労働をしたり、サービス残業をしたり、評価にならないことをするのって、合理的ではないと感じました
「仕事のやりがいがあるからがんばれる!」という人はいいかもしれませんが、大抵の人は、生きていくため・お金をもらっている人がほとんどな中で、「やりがい」だけではお腹は膨れません
それであれば、求められたことをしっかりとやり遂げて、たまに提案とか付加価値提案をして「あ、仕事してるんだな」と思われるくらいでいいです
給与に見合った分の働き方ではいと、なんだか損をした気分になるんですよね
会社への忠誠心はありますが、「であれば、対価をください」と思う人間性です
理想論は、ガンジーやマザーテレサなどのレベルに達した人でないと、現実的な話難しいと感じています
確実ではないものの努力して社会的地位を築かれる優秀な方もいますが、それはほんの一握りだと思っています
仕事の人生を送るのであれば、仕事に費やす時間は多い方がいいとは思いますが、私は仕事以外を楽しみたくて、月間100時間以上の残業と土日のサービス残業、高額な役員との接待飲み会、深夜3時まで続いたクレーム対応電話という環境から抜け出すことにしました
おかげで体調も精神も安定しましたし、結果としておかげで給与もあがりました
仕事人間ではないので、私は極力仕事をしないようにするには?を考えています
自分ばかりで仕事をやなないで、うまく案分して、誰かの協力を得ながらやっています
もし私が今日命を落としたとしても「仕事ばっかりの人生だった」と思わないようにしています
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「8.なるべく頑張らない」については、私の好きな言葉でもあり、素敵だと感じた言葉があるので、それとリンクしています
知っている人も多いと思いますが、「努力した者が全て報われるとは限らん。 しかし! 成功した者は皆 すべからく努力しておる」という言葉です
はじめの一歩
10代のときは、部活や学校の定期テストなどで「努力すればそれなりに結果」が出ると思い込んでやみませんでした
しかし、社会に出るとモンスター級の優秀な人物や努力ではカバーできない面々に遭遇したり、努力しても結果がでないことを思い知らされました
その時に出会ったのが、いろいろと情報を失念してしまったのですが、どこかの会社の入社式で言われた言葉だそうですが、「みなさん、”努力”はしないでください。結果を出してください」みたいな言葉が最近は好きになりました
努力=結果ではないのです、結果に貪欲になってください、努力したことで満足するな、みたいなニュアンスだったと思います
努力して結果が出るなら、それに越したことはありませんし、世の中もっとハッピーになっているはずです
努力しても結果が出ないから、人はヤキモキしたりストレスを感じるのです
先日ご紹介した、トルコ人の名言「明日できることは、今日するな」に似た意味で、「勝てる場所で戦うこと」が一般企業の一般会社員には必要だと私は自分自身に感じています
最低限の努力はしつつも、決して努力した自分には酔わずに、貪欲に結果を求めること
こんな社会だからこそ、「努力、努力」とばかり思わずに、「結果」を見据えた行動が必要になるのだと思います
それでも、「努力が報われる社会」になればいいと心から願っています
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「10.好きを仕事にしないという選択」は、私が実際に今の仕事を選んだ理由です
正直今の仕事はそんなに興味ないです(笑)
興味がそこまでないから、客観的に冷静に、いかにサボれるかを考えながらできるのです
私の趣味は、絵を過描くことだったり、文字を書くことだったり、英語だったりとありますが、それは「趣味であるから成り立つこと」だと思っています
仕事になれば、きっと悪い側面も見えてしまうだろうし、そもそも嫌いになってしまうリスクもあるでしょう
趣味を好きでいるために、あえて仕事にはしないという考え方には、結構共感でした
世の中には、「好きだから仕事にした」と言って社長になったりしている人も事実いらっしゃいますが、それは究極の理想像であって、万人ができることではないと感じています
理想と現実を区別して考えられるからこそ、仕事として一般人は給与を得て生きていけるのだと思います
最後に
以上、西村博之氏の「なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23」のレビュー記事でした
面白い&さくっと読めますので、よかったら覗いてみてくださいね
最後までお読みいただき、ありがとうございました
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