こんにちは、ぽんです
今回は少し毛色を変えて、「アンダーグラウンド」な読書の感想をしたいと思います
人間、余裕ができるとこうしたものに手も出してしまうのですね…
「人怖」(村田らむ著)
Amazon.co.jp: 人怖 人の狂気に潜む本当の恐怖 eBook : 村田らむ: 本
たまに、日常生活を送っていて、「ちょっとだけ怖いものが見たいな」「少しだけスリルを味わいたいな」なんて思う日はありませんか
先日、私がちょうどその衝動に刈られ、行き着いた先は、アンダーグラウンドをルポを多く展開する「村田らむ」さんの本でした
村田さんのことは全く存じておりませんでしたが、自分にはできないこと(宗教団体に潜入したり、樹海を訪れたり他)をされていて、言わばひとつの“尊敬”の念を感じてしまい、本のページをめくっていました
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「人怖」で語られる「生身の人間」の怖さ
稲川淳二さんか、瀬戸内寂聴さんか、細木数子さんかは失念してしまいましたが、どこかで誰かが「一番怖いのは生きている人間だ」と言っていたのを、文字を読むたびに思い出しました
確かに、田舎のおばあちゃんも同じことを言っていました
よく「化けて出てくるぞ」なんて聞きますが、おばけもおばけになったあとに確実に化けられる保証やその相手のところに行ける保証はありません
しかし生きた人間ならそれが可能です
だからこそ、生きた人間がやることって、すごいんだと思います
笑顔で「大丈夫?」と心配してくれる人が裏で誰にも言えないことをやっていると思っただけで、もう普通に接することができなくなります
昔、「幽霊」や「お化け」「もののけ」といったものは、「人間」だったという話を聞いたことがあります
人々が「凶変した姿」に名前を付けられず、異様なものに対して恐れ慄いて、「幽霊」や「お化け」「もののけ」といった表現をしたことから始めたのだとか
昔の人も、生身の人間が一番怖いと認識していた証拠なのだと思います
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自分と同じ生きている人間」だからこその生々しいくらいのリアリティがこの本のすべてのチャプターに感じることができます
- 一見普通そうな人
- どこにでもいそうな人
- 電車でたまたま隣に座った人
- コンビニでたまたますれ違った人
そんな表面的に普通のひとが、影でやっていることが、もう本当に「全部嘘であってくれ」と思わざるを得ない話ばかりでした
いや、もはや「普通」という表現は、あくまでも自分のフィルターを通して、自分の基準で判断したものなので、そうした意味では、私もアンダーグラウンド側の人間に本当は属しているかもしれないなと感じます
「普通」ってなんだ?
具体的な話まで、あらすじを交えてお伝えしたいものの、正直個人的には最後まで読むか迷ったくらいグロテスクな表現だったり残酷な表現が多いので、気になった方はご自分で読まれることをおすすめします
ちなみに、一発目からかなり飛ばしているのでご注意ください
私はこの本を仕事帰りの電車で読み始めて、ずーんとした心情できたくしたのを覚えています(笑)
本を多く読む人は、活字からありありと想像を膨らませて、まるで実体験のように感じることができる人が多いと思います
私も僭越ですが本を嗜む一人として、活字から産み出されるイメージにほとほと疲れてしまうほど、アンダーグラウンドな世界の生々しい現実を知ることができました
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そもそものきっかけは、宮﨑あおい
こう書いてしまうと、宮﨑あおいさんが原因のように感じられてしまいますが、厳密には「宮﨑あおいさんが主演された“初恋”という映画」が正しいです
Amazonプライムビデオでたまたまオススメにでてきたので、昨日視聴しましたが、これまで三回ほど見たことがあります
“初恋”は、あのかの有名な「府中三億円事件」をモチーフにしたフィクションです
「府中三億円事件」といえば、数々の書籍や映画化がなされ、未だに解決していない「未解決事件」としても有名ですね
解決されていない、盗まれた三億円は未だに使われていない、犯人がわかっていない(恐らく)という事実が、「知りたい」という人間の欲求をかきたたせているのだと思います
そして冒頭の話に戻りますが、そうです「ちょっとだけ怖いものが見たいな」「少しだけスリルを味わいたいな」という欲望のスイッチがこの映画で押されました
そこから年に何回かあるのですが、未解決事件をネットで検索したりして、日常のほんの隣にある恐怖を体感しました
しかし、今回の私はそこで満足できずに、「なにか書籍を読みたい」と思い、Amazon kindleに手を出して「人怖」にたどり着いたという敬意です
みなさんも、ありますよね?
少しだけの恐怖を味わいたいときって
だからホラー映画とかフリーク映画とかスリラー映画とかは失くならずにハリウッドでもバンバン作品化されているんだと思います
人は本能的に恐怖を求める生き物なのかもしれませんね
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求めていないレベルをくれた「人怖」
しかし、「人怖」は、私が求めていたレベルの怖さ以上のフルコースでもてなしてくれました
フルコースでいう、最初にいただく「スープ」くらいの少しヒヤッとする怖さで十分満足できたのですが、結局フルコースで最後のメインで一種のその先の甘味と紅茶までいただいてしまったくらいの悪い意味の満足感でした
まぁ、その結果お腹痛くなったんですけどね(笑)
お腹痛くなったのは、会社の昇給面接以来でした(笑)
太田胃酸のお世話にはなりませんでしたが
「怖いなら見なきゃいいじゃん」と言わればその通りですが、見てしまうんですよね
完全に「怖いもの見たさ」ですね、はい 認めます
この記事も、自分の感じた恐怖を吐き出したくて書いているようなものなんだなと、認識しまました
臆病者なんですね、私
個人的にとくに「うげー」と感じたのは、一発目の「ハムスター」の回と後半の「あてつけ」の回ですね
その他の話も、「樹海」の話とか、「小学生くらいの大きさのおじさん」の話とか、もう本当にお腹いっぱいです
グロテスクな耐性がない人には、結構しんどい話が続くなぁと感じました
よくもまぁ、こんなにもたくさんの話に出会うことができるなぁと、泣かば関心に近い形で読み終わりました
たぶん、二度と読まないと思います
最後に
今回は、村田らむさんの「人怖」についてのレビューでした
Amazonのkindle Unlimitedで無料公開中なので、興味がある人は覗いてみてください
ただし、覚悟の上で見ていただければと思います
苦情は受け付けませんので、予めご了承ください
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます
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