Amazonプライムビデオでオススメされた「フォルトゥナの瞳」のレビュー記事です
ネタバレも含んでの感想になりますので、予めご了承ください
軽い気持ちで見た「フォルトゥナの瞳」ですが、結局最後まで全集中で見ていました
結構面白い映画でした
貴重な神木くんの主演映画
あくまでも個人的な感想ですが、神木くんってあまり主演を張らないイメージがあります
一番印象深いのは「桐島、部活やめるってよ」「屍人荘の殺人」「3月のライオン」「バクマン。」くらいしか知らなかったですが、正直もっと主演になってもいいくらいの演技力と存在感であると思います
もったいないなーと
結構どんな役にもなりきれる才能があると思うので、これからもたくさん素敵な作品に出演してほしいですね
今回も神木くんの素敵な演技を最後まで堪能できますので、ファンも、そうでもない方もぜひご覧あれ
小さい頃から知っている神木くんなので、有村架純ちゃんとのラブシーンは、もはや親心でした
「こんなに大きくなったのね」と
親戚の叔母か、くらいのお節介ですね
今回の主人公役については、神木くんの素の正確にも近いような気がして、割とはまり役だったと感じています
あまり演技感がなかった気もします
人の良さが出ていると言っても良いかもしれませんね
「あああああああ神木くん死なないで」と何度も心の中で叫びながら見ていました
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ストーリーは読めそうで読めない、そんなハラハラ感が良し
正直、主人公は能力を使って亡くなるんだろうな、というのが最初に読めてしまうのだけれども、それでも最後まで楽しくワクワク・スリル満点で見てしまいました
それは、「どんな風にラストを迎えるのか」という予想を見ている人にさせてくれるからだと思います
個人的な予想を言えば、電車にテロを仕掛けるか、イベントを中止にさせるかかなと思っていたけれども、
そして、最後のオチが気持ちいいと感じました
ヒロインも同じ「フォルトゥナの瞳」を持っている、と
映画好きなら、きっとここまで推測して、「ほらね」とドヤ顔をしていることでしょう
そこまで計算された映画なのかもしれないなと
さらに言えば、二人は運命的に、運命を分けたあの飛行機事故で出会っていたのだ!
きっと、このときに二人は「フォルトゥナの瞳」という運命を背負ったのだろう
あなたなら、どうするだろうか
死を目前した人の運命が分かったら?
やはり運命を受け入れて大切な人の死を待つか
それとも自分を犠牲にしても、相手の命を優先するか
それは、そのときになってみないと分からないけれども、どちらにせよ苦しい選択になるでしょう
でも、ヒロインだけが生き残ってしまうラストはなんだか心が苦しいなー
状況は違いますが、「君の膵臓を食べたい。」の逆バージョンみたいだなと思いました
私は「シュタインズゲート」のような全員生還・全員ハッピーエンドのルートが好きなので、最悪でも「バタフライエフェクト」のような、せめて命だけでも助かってほしいと思うタイプなので、誰かが居なくなるのは心苦しくてなりません
しかし、うまい表現がないものの「メイドインアビス」のつくしあきひと先生の言葉を借りると「残酷でなければ面白くない」のかもしれませんね
エンターテイメントとしては
現実だと、そうですね、辛さしかありませんが
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SF好きならもっと深読みしたい
映画のタイトルにもなっている「フォルトゥナ」
みなさんは、ご存知でしたか
私はこの作品を知るまで、知りませんでした
そこで少し調べてみました
もしかしたら、もっと映画を面白くするヒントが隠されているかも!と思ったので
- ラテン語で「幸運」を意味する → おそらく「fotune(フォーチュン)」の語源ですかね
- 古代ローマの「運命の女神」
- 別名は「フォルス」
- 玉に乗っている絵や豊作を意味する稲穂を持っている絵で表される
- 「フォルトゥーナ」の発音の方がどちらかと言えば正しそう
- 幸運にまつわるイラストで表される(球体:運命が定まらない丸い物、靴:幸運の逃げやすさを表す、底の抜けた壺:幸運は満ちることのない)
- タロットの「運命の輪」はフォルトゥーナがモデルとされている
- 「チャンスの神さまは前髪しかない」の神さまは、実はフォルトゥーナ
まとめるとこんなかんじでした
ネットで探した限りだと、フォルトゥーナが死に関わる記事は見つかりませんでした
しかし、考察としては「幸せは長くは続かない」ではないでしょうか
「生き死にのチャンス」「幸せと不幸せのチャンス」を決めるのは一瞬です
そのチャンス(幸運)は一生続くことはないでしょう
それを表しているのが、フォルトゥーナです
しかし、逆を言えば、不幸も長くは続かないということです
フォルトゥーナの前髪(チャンスの神さまの前髪)を掴めば、いつだって誰だって幸せを手にすることができます
作中の主人公が飛行機事故で塞ぎ込んでいても、勇気を持ってヒロインに声をかけたら幸せな日々を送ることができましたし、ヒロインも勇気を持って個人情報保護法を犯したからこそ、主人公と付き合うことができた
しかし、チャンスの神さまは気まぐれで、常に幸せいっぱいの壺を持っている訳ではなく、穴が開いて底につく幸せしか与えません
さらに不安定な球体の上で、登場人物たちはフラフラと幸せと不幸せを行き来します
(指輪が球体の意味を成しているのかな?それとも、地球自体が球体で、私たちは常に不安定な幸せの上にいるとか?)
そんな中でも、幸せはいつかやってきます
どんなに不幸でも、幸せはやってきます
そんなメッセージだと解釈すると、面白いかもしれませんね
フォルトゥーナが幸運を分けたのは、紛れもなくあの飛行機事故で、二人が一瞬でも幸せな人生を歩めるのようにと、この瞬間に微笑んだのかもしれません
さらに、生き残ったことに罪悪感を感じていた主人公に自分の生きる意味を与えたのも紛れもなくフォルトゥーナで、主人公も”ある意味では”幸せな選択だったのかもしれません
ご都合主義だとは思いますが
もっと深く解釈することもできそうなので、また見返してもいいかもしれないですね
(例えば、公園で幼稚園児に渡したボールが球体である意味とか、どこかに壺もでてくるかもしれませんし、整備工場の奥さんが言った「天罰が下ればいい」の、天罰を下すのはフォルトゥーナだとか、いろんな解釈ができそうですね)
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おまけ(携帯ショップ店員の葵の行動は異常)
話はかなり脱線してしまいますが、携帯ショップの店員として働く葵の行動が気になって仕方がありませんでした。
ここからは全部突っ込みになるので、読み飛ばしていただいて、構いません
少々携帯ショップに知見があるので、「え、なんと」「オーマイガー」「うそーん」と思う箇所があったので、若干触れされていただきたいと思います
お客さまのお断りなしで携帯電話を触るのはご法度
作中で、ガラケーが壊れた主人公が携帯ショップを訪れて、担当した店員であるヒロインが気を利かせて、暫定処置として画面フィルムを貼ります
おそらくですが、「お客さまのお断りなしで携帯電話を触る」「勝手に付属品を貼る」「バックヤードに持っていく」のは断じてしてはいけない行動と教わるはずです
主人公は心が優しい青年だったのでよかったですが、本来であれば「俺の携帯電話に何してる」「ほら、お前が触ったから壊れたんだろうが」「どうしてくれるんだ、補償しろ、上を呼んでこい」となる恐れがあります
あまりこのあたりをリアルにしすぎると、映画の雰囲気や二人のやりとりに水を差してしまうので、表現としては作品のままでいいと思いますが、現実は結構シビアです
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お客さまとの距離が近い、けれどもそれが魅力なのかも
作中では、ヒロインの店員さんと主人公が、割と距離が近いように会話をしています
しかし、現実では「お客さまは神さまです」と言わんばかりの、接客がされているのが確かです
敬語が使えないものなら「お前は作法がなっとらん!」と言われ、もともと携帯電話が壊れているので怒り狂ったお客さんが来ることもしばしば・・・
お客さん使い方が原因で壊れたのに、店舗やメーカーのせいにされるのは、もはや日常茶飯事です
店員さんには本当に頭が上がりません
割と作中ではヒロインはフランクに主人公に話しかけていますが、「現実はもっと厳しいぞー」と密かに心の中で思いました
史上最もやってはいけない「個人情報保護法違反」
あくまでも、映画なので、とお断りをしたいほどですが、個人情報保護法を破ってはいけません
業務上知り得た情報は、いかなる理由があっても、第三者に言ったり、業務以外での利用は刑罰の対象になります
ヒロインは主人公を運命の相手と思い、どうにか会おうとして、業務で知った情報を駆使して会いに行きます
ロマンティックに聞こえますが、もちろん逮捕の対象になりますし、通信会社と代理店が契約をしている場合、契約解除は免れませんし、賠償金騒ぎだけでは済まず、マスコミに取り上げられ、社会的に・・・となります
まあ、映画なので、致し方ないですよね
しかし、現実は厳しいのだぞーと書かずにはいられず、映画の話が入ってこなくなるくらいの衝撃だったので、ここに書かせていただきました
敬具
最後に
結論、「フォルトゥナの瞳」、結構おすすめです
神木くんの演技も素敵だし、有村架純ちゃんは変わらず可愛いし、歌がONE OK ROCKなのでファンは大興奮だと思います(TAKAは相変わらず歌上手いと思う、英語の発音とか)
ストーリーも起承転結がはっきりしているし、オチも明確なので、見ていて後腐れはないはずです
非常に”見やすい映画”というか、そんなかんじです
Amazon prime videoで放映中です
ぜひご覧いただきたい作品です
最後までお読みいただき、ありがとうございます
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