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【夕月ちゃんに癒されろ!】2021年秋アニメの覇権ヒロイン?!【大正オトメ御伽噺・感想/レビュー】

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2021年秋アニメは、みなさまいかほど見ているだろうか。毎回「これが覇権だ」「これが嫁だ」と至るところで、議論が繰り広げてられていることと思う。

「大正オトメ御伽噺」というアニメをご存じだろうか。このアニメ、ただのアニメとして片付けてほしくない。巷では「ヒロインが今期覇権」とも言われている。わたしも漏れずにそう思ったがゆえに、この記事を書こうと思ったきっかけである。

見るだけで心が洗われる、そんな天使のようなヒロイン「夕月」ちゃんに、ぜひ仕事やプライベートでささくれた心を癒してもらいたいと思う。

「大正オトメ御伽噺」とは?

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簡単にアニメの概要をまとめておく。

taisho-otome.com

『大正処女御伽話』(タイシャウヲトメ[注 1]おとぎばなし)は、桐丘さなによる日本の漫画作品。『ジャンプSQ.19』(集英社)Vol.18に読み切りとして掲載された後、『ジャンプスクエア』(集英社)にて2015年8月号から2017年10月号まで連載された。続編となる『昭和オトメ御伽話』(ショウワオトメおとぎばなし)は『少年ジャンプ+』(集英社)にて2018年8月21日より2020年5月12日まで連載された。最終話は25万閲覧、2300コメントを突破し、Twitterでもトレンド入りを果たした[1]。スピンオフとなる『大正処女御伽話-厭世家ノ食卓-』(タイシャウヲトメ[注 1]おとぎばなし ペシミストノショクタク)が『少年ジャンプ+』(集英社)にて2021年7月23日より連載中。

大正処女御伽話 - Wikipedia

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「夕月」ちゃんがとにかく天使

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このタイトルにつきるが、本当に天使だ。夕月ちゃんは、親の借金の肩代わりとして、主人公の父親に買われ、主人公の嫁になるように命じられた。

しかしそんなことは後ろ向きに考えずに、純粋に主人公を愛していく。こんなに無条件に人に尽くして行ける人が、世の中に今どれほどいるだろうか。

私には絶対無理ではあるが、夕月ちゃんは嫌な顔をひとつせずにやっていく。

主人公の意地悪な妹がいきなり家にやって来たときでも、妹のことをいちばんに気遣い、その閉ざしていた心を溶かしていった。

夕月の他人を思いやる気持ちは、底知れずで、無限にわいてくる湯水のようだ。

夕月は、素直に自分の気持ちを伝える。嬉しいときは嬉しい。悲しいときは悲しい。心配しているときは心配している。それをまっすぐに表現できるのは、下心も邪心もないからであろう。


そんな各シーンで夕月の心に触れると、こちらも心がどんどんと解れてくるのが分かる。見るお薬のようだ。アニメ版のロキソニンだ。

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主人公の可哀想感がなかなか

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夕月の心の清らかさが目立つところもあるが、主人公もなかなかに不幸な境遇があり、目を伏せることができない。

ある日外出しているときに、事故に遭い、母親と自分の片腕を失ってしまう。

跡取り息子になるはずだったが、片腕を失ったことで、父に一人前と見なされず、勘当され、山奥の別荘に追いやられてしまう。父は仕事ばかりで、主人公の誕生日なんて祝ったこともなければ、息子の前で「亡くなるのは母でなはくお前がよかった」なんていうくらいの暴君だ。金で夕月を平気に買うのも分かる。

さらに挙げ句の果てには、息子の存在が妹たちの縁談に悪影響を及ぼすとして、“死んだこと”にしてしまった。

こんなに不幸な主人公、なかなかそうそういないのではないか。探すと五万と出てくるとは思うが、彼は彼なりに相当不幸である。

だからこそ、夕月の優しい心で冷たく閉ざされた心が開いて柔らかくなっていくのが、見ているこちらとしても非常に嬉しい。

幸せになってほしい、と切に願わざるを得ない。夕月だから、彼を任せられると思える。

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周りが変わっていく姿がいいかんじ

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主人公も含めてだが、夕月の周りに悩みなどを抱えている人々がいい方向に変わっていくのが、目に見えて見ていて楽しい。

不意に来るキュンキュンシーンも胸をドキドキさせてくれる。

例えば、初めて東京で夕月が着物を買ってもらったときの夕月のそれはそれは嬉しそうな表情や夫婦を意識したときの照れ顔や主人公に誕生日プレゼントのしおりを渡してふいに抱き締められたときなど、挙げ出したら切りはないが、見ているだけで本当に幸せになって来る。


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始めは「今期のアニメだし、イラストかわいいし見るかな~」くらいで流し見をしていたが、気がつくと本気見をしていた。

原作漫画らしいので、今度漫画喫茶に行って、一気見をしてこようと思う。

大正の雰囲気が至るところで感じられるので、そういった雰囲気が好きな人も楽しみながら見れると思うので非常におすすめである。

例えば「ハイカラさんが通る」とか「鬼滅の刃」とか「サクラ対戦」とが好きなら結構はまると思う。

昔は、こうして女性は家庭に入って家庭を守り、一家の大黒柱となる夫を支えるという図画当たり前だったのだろう。掃除洗濯家事裁縫はできて当たり前、夫に尽くしてその日を終える。

女学校ではいい妻になる教育をする。恋愛ではなくお見合いで家同士で結婚相手が決まる。いまの時代とは全く異なる価値観を見ることができる。

昔の時代がいいとか悪いとかは各々の判断によるが、とどのつまり言いたいことは、夕月ちゃん天使!最高!ヒロインの中のヒロイン!ということである。

ぜひ、お時間を作って見ていただきたい作品である。

稚拙な文章のため、面白さが伝わっていないかもしれないので、百聞は一見に如かず!ぜひ、見てほしい。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。



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