寝ても、覚めてもブログ

雑食系のブログです。ミニマリスト、ゼロウェイスト、アニメ、ブログ作成のポイント、イラストなど。うだつの上がらないブロガーたち、自分に向けて書いています。箸休めになれば幸いです。

【思い出のシャトーブリアン】人生で最初で最後【旦那のサプライズバースデー】

今週のお題「肉」

はじめに

はてなブログで大好きな「今週のお題」。毎回素敵なお題を編集の方々が選んでくれる。自分自身のブログテーマと連結させたり、日常生活を振り替えるのが面白い。そして、今回は「肉」か。さて、何を書こうか。

わたしの「肉」


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ほとんど日の目を見なかったが、個人的に頑張った肉のエピソードを書こうと思う。

遡ること一年ほど。それは旦那の誕生日だった。三度の飯より肉が好き。野菜よりも肉が好き。魚よりも肉が好き。そんな旦那の誕生日にシャトーブリアンをプレゼントしようと考えた。毎年恒例の「格付け」を見ているとき、「シャトーブリアン食べたことない」という発言を誕生日まで覚えていた。これだ、と。サプライズで用意をすることにした。

シャトーブリアンまでの長い道のり


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まとまった時間がとれない

シャトーブリアンまでの道のりは決して楽なものではなかった。と、言うのも当時の私はまだまだ娘への夜間授乳真っ最中。娘はまだ生後半年に満たない。育休中といえども、まとまった睡眠時間をとれない上に、日中は娘にかかりきりである。じっくり店を探す時間はなかなか無かった。それに意地を張って旦那にサプライズしたかったので、孤独な戦いは決定的だ。それでも、普段頑張ってくれている旦那に感謝の気持ちを込めたくて、少ない時間を縫ってお店を探した。

店がない

折角だから、美味しいものを食べたい、と店選びにはこだわった。こだわったといえども、家から車で片道一時間以内で予算は一人一万円でランチタイム。娘のご飯の時間を考えると、夜の時間は厳しかった。条件はこれだけであるが、なかなか店は決まらなかった。それもそのはずだ。世の中はコロナのインパクトをダイレクトに受けている。飲食店はその対象であった。今も昔も変わらず飲食店には風当たりが強い時期だった。店を探すのにかなり苦戦をした。どこもやっていないのである。しかもシャトーブリアンを扱っている店の少ないことか。どの店も仕入れが難しい状況を思い知らされた。さらに子供可のところがなかなかヒットしない。シャトーブリアンを提供するお店は、格式が高いところか夜営業しているところばかりである。まだまだ娘は愚図って大声で泣いてしまう。その娘をつれて行く店はないのだろうか。しかし、睡眠不足の日中の少しの時間を見ていくつかの店を絞ることができた。

当日、トラブル

旦那には完全に内緒にはしていたが、内緒にできたのは行くお店だけだった。というのも、私は車が運転できないので、どうにもこうにも運転してもらうしかなかった。電車で行くことを旦那に提案したが、電車で行く方が電車賃が高くつくし、何よりもまだ生後半年未満の赤ちゃんを電車で移動させることが心配だということで、車で行くに至った。当時はまだコロナの正体も不明で、電車という半密室の空間にいること自体がリスクと考えられていた時代だった。娘を預けようとも思ったが、どこの一時保育もやっていなければ、やっていても満員である。児童館ですら一時間待ちで入っている状態だ。子連れの家族は行き場がない。それもあるし、パパの誕生日であれば、一緒に祝わせたい。それらの理由で、娘をつれて行くこととし、車の運転を頼んだ。結果娘は食事中は爆睡してくれたので、幸いだった。

予約した場所はそこそこ大きい駅の近くだった。早目について、駅で少し散策をして、店に向かう算段で30分前には着く予定で家を出た。しかし、私の見立てが甘かった。その日、旦那の誕生日は平日だった。道は、鬼のように混んでいた。本当に進まなかった。回り道をしようとしても、回り道もなく、ただ真っ直ぐと道なりに進むしか方法はなかったが、それが渋滞地獄と知っていたらもっと早く出ているか、別の店を選んでいた。どう考えても予約の12時00分には間に合う見込みはなかった。

渋滞で焦る理由はまだあった。電話での予約時に「万が一予約時間に遅れる場合は、次のお客様をご案内させていただきますので、予めご了承ください」と事前に断りを入れられていた。予約したお店は、なかなかに有名店だった。ダンナも名前くらいは聞いたことがある高級な部類に入るレストランであった。もしもこのまま店についても、食べられないこともある。ランチは15時までとチェックしていたので、絶望的な気持ちで店に向かっていた。

畳み掛けられる不運

さらに、畳み掛けられたのは走り慣れていない道である。事前に駐車場をGoogle Mapで下見をしていたが、旦那も私もお互いに焦る気持ちがあった。一方通行の道だったり、道を誤っていたり、渋滞だったりと、なかなか目的地が遠かった。お店には車の中でダメ元で電話を入れたが案内されたのは同じだった。「次のお客様をご案内させていただくばあいがあります」と。

なんとかたどり着いたが、予約から30分も過ぎていた。つまり、予定時間から一時間もオーバーして目的地に到着したということだった。心身ともに疲労した。こんなサプライズ誕生日じゃなかったはずなのに。

そして、シャトーブリアン


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満を持して味わったシャトーブリアンは、コース料理の後半に出てきた。なんとも感慨深い味わいだった。いい年齢になってきたので、良い肉は少量で良いと理解し始めてきた。それでも焼き肉食べ放題は大好きである。

というか、正直あまり味は覚えていない。(笑)焦りと疲れで、肉の味が半減されていたのはまさに致し方ないことである。けれども、良い肉の油は甘い。油がいっぱいの肉は数口食べただけでもお腹いっぱいになる。不思議だ。さらに一般市民として気づかされたのは、シャトーブリアン級の肉になると、演出もかなりこっているということである。なんと、ドライアイス入りの木箱(宝箱)から出てきたのだ。これには旦那もにっこりだった。なかなか忘れられない誕生日になったと言ってくれたので、多方面から見たサプライズ誕生日は成功したらしい。終わりよければすべてよしとはこのことである。しかし、次の誕生日は時間に余裕を持った計画にしたい。トラブルも含めて。こんなバタバタするシャトーブリアンは、最初で最後にしたい。

最後に

今回は私のお肉の思い出を綴ってみた。今思い出しても、本当にお腹が痛くなる案件だった。終わりよければすべてよしではあるが、終わりも始めも途中も順調であってほしい。良い肉は精神衛生が良い状態で食べなければ味が分からないという教訓は得ることができたが。また、シャトーブリアンを食べたい。美味しいお肉が大好きだ。今度は娘と一緒に。愛犬と一緒に、美味しく肉を食べよう。そのために、毎日生きていこう。

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