寝ても、覚めてもブログ

雑食系のブログです。ミニマリスト、ゼロウェイスト、アニメ、ブログ作成のポイント、イラストなど。うだつの上がらないブロガーたち、自分に向けて書いています。箸休めになれば幸いです。

【徹底レビュー】王ドロボウJING 2nd SHOT「ブルーハワイの幽霊船」【ネタバレ・感想含む】

はじめに

1st SHOT「ドロボウの都」に引き続き、2nd SHOT「ブルーハワイの幽霊船」のレビューを行う。見る人を魅了する「王ドロボウJING」の世界観は、何度見ても色あせることがない。毎回登場するジンガール(ボンドガールようなような女性達)にも注目だ。今回は海が舞台の怪しい幽霊船がテーマである。

「王ドロボウJING」とは?

f:id:omuzig:20210914233058j:plain


本作は“王ドロボウ”であるジンとその相棒キールが、目的のモノを盗むための冒険を描いた物語。「ドロボウの都編」「第七監獄編」といったように、数話ごとに構成される独立した物語の連続となっている。

物語の舞台は各エピソードごとに、「世界中からドロボウが集まっている」「時間に支配されている」など全く異なる世界観を持つ。そこでジンは、ボンドガールのように毎回「ジンガール」と呼ばれる、舞台や盗む対象と何らかの関わりを持つヒロインと出会い、目的のものを盗むべく一緒に行動する形でストーリーが進む。

王ドロボウJING - Wikipedia

 

2nd SHOT「ブルーハワイの幽霊船」を徹底レビュー

f:id:omuzig:20210918130921j:plain
怪しく霧がかかる海に一人の老人がいた。彼は釣りをしている。「そろそろ出る頃だ」と時計を確認する。すると釣りざおにヒット!棹をあげてみると魚の骸骨。「食べるところはねえよ、カルシウムぐらいならとれるぜ」と冗談を飛ばす不思議な魚である。顔を上げるとどうだろう。大きな幽霊船が音もなく姿を表していた。老人は持っていた拳銃を構え、何発は発砲する。船の内部から何か投げられた。老人の額に光輝くコインが当たる。「もっとほしいか」とどこからともなく怪しい声が響く。「ほしけりゃほしいだけくれてやろう」と言ったのと同時に、大量のコインが老人に降り注ぐ。老人が驚いていると「今度はこっちがいただく番だ」と、骸骨ような形相の巨人が老人を抱え、顔を近づけていくのだった。

場所は変わって街。交番の前はひとでごった返していた。ジンはこの街にたどり着いたようだ。どうやら群衆は謎の幽霊船の話をしているようだ。怖い顔の青年が「幽霊船なんて怖い」と冗談みたいなことを言っている。その雑踏をかき消すように、一発の銃声が響く。少女は「みんな帰って帰って」と言うや否や拳銃を何発も発砲し、群衆を蹴散らした。キールはこの少女にベタ惚れになった。ジンは冷静に幽霊船についての情報を聞きだした。どうやらこの街に王ドロボウがくる噂も届いているらしい。

少女がジンに職務質問をしたとき、ジンは正直に「ドロボウ」と答えたので、少女は所長に逮捕するようにお願いしに行った。所長と呼ばれるその老人はベッドで寝ている。しかし様子がおかしい。どうやら、幽霊船の調査に行ってからおかしくなったようだ。この所長は少女の父であるようだった。魂を抜かれたら本来であれば死んでしまう。それであれば、所長から抜かれたものは、一体?

交番を出ると、ポスティーノがちょうど通りかかった。そして「ありすぎてもなさすぎても困る物。それが幽霊船の原動力らしい」とまた深いメッセージを残して、暗闇に姿を消した。キールは「愛」だと回答した。その背後から少女がやってくる。ジンがドロボウであるなら、盗むところを現行犯逮捕するのだと言う。そして三人で幽霊船の調査に向かった。

調査現場につくと、いかつい骸骨顔の巨人が何やらお酒を飲んでいる。少女(ロゼという名)は、恐怖の慄いている。ジンは間髪入れずにその巨人に話しかけ、幽霊船の場所を聞く。しかし巨人は「幽霊船にはハタチ未満のガキは乗れない」と口から光線を出して攻撃をした。そこでジンのキールロワイヤルが炸裂。巨人の体から大量の金貨が出てくる。この金貨は不思議な物で、どこかに向かって自分で進んでいるようだった。この道標を頼りに一行は幽霊船に行くことにした。

しばらく進むと巨大な幽霊船が姿を現す。すると船のイカリがジンたちを攻撃し始めたでないか。ジンは水中戦に備えるために、お酒の袋を使って空気を補充して戦うことにした。キールロワイヤルで対抗するも、ロゼが渡したお酒の袋は実は空ではなく中にお酒が入っていたこともあり、敵にうまく命中しない。しかし、これは酔っているのではなく、イカリを操作している大本を攻撃するためだった。無事に戦いに勝利した一行は、幽霊船の内部へと潜入する。

ジンはどうやらこの幽霊船の正体を初めから知っていたようだ。ドロボウ界隈で完全極秘のカジノ船が運行しているとのことだ。噂はビンゴだ。幽霊船は警察を寄せ付けないカモフラージュだった。カジノ内には多くの人でごった返していた。一発遊ぼうとするジンたちの前にブタの顔に鎧を纏ったカジノのマスターが「何十年ぶりかのお客さまに浮かばれ無い魂たちも喜んでいるでしょう」と挨拶をする。名はグラッパという。

ジンたちは運良くギャンブルに勝ち、大金を手にする。そこに「ガキには小遣いが多すぎるぜ」とイチャモンをつけてくる輩が現れた。「子供は子供らしく遊んでな」という輩の言葉に対し「そっちこそ大人気ないぜ、大人なら大人しく遊んでな」とうまく交わすジン。キールロワイヤルを放つとなんとその輩の体に空洞の穴が開いた。何発か売っても輩は倒れ無い。しかしジンは一瞬の隙に、輩が持っていた金貨が瞬きするのを見逃さなかった。金貨を真っ二つにすると輩は崩れてなくなった。どうやらこのカジノは人間が金で遊ぶのではなく、金が人間を遊ぶカジノだったのだ。その正体を明かすと、豪華絢爛だったカジノの内装は一気に薄味悪い場所に変わった。

マスターのグラッパは怒りに変身をしてジンたちを攻撃しはじめた。しかし相手は厄介で切っても切っても元に戻ってしまう。さらにロゼとキールが何者かに操られるようにふらふらと歩き出す。そのうちジンの体に金貨虫がまとわりついてきた。この金貨無虫こそ、夜な夜な人間の欲を食らい宴を開いていたのだ。人間の欲は底知れ無い。金貨虫や金は人間の欲をくらい続け、人間を操作しようと企んでいた。しかし欲は人間そのものであるが、その欲をコントロールできる。それが王ドロボウ。ジンはグラッパの欲を盗むと言い、キールロワイヤルを放ち、欲を盗むことに成功した。

戦いに勝った一行は、大量の金貨を浴びながら脱出する。朝日に照らされるジンをロゼは顔を赤ながら見つめる。ジンは「これ、おやじさんに」と透明な丸いものを手渡す。欲らしい。ジンは「大量の金貨を盗むけれども、俺のこと逮捕する?」と言い切らないうちに、ロゼがジンの唇にキスをする。ロゼは「終身刑よ」と言う。「cとキールは二人を見つめて言うのだった。

2nd SHOTの登場人物

ジン&キール

f:id:omuzig:20210918121450j:plain
ドロボウの中のドロボウ。ドロボウの王のジンと、付き添いのキール。二人の合わせ技はキールロワイヤル。

ポスティーノ

f:id:omuzig:20210918131321j:plain
物語の重要な局面に必ず登場する郵便配達員。情報通。

ロゼ

f:id:omuzig:20210918121504j:plain
ブルーハワイの街の交番にいる警察。ピンクの髪の女の子。正義感が強くジンを逮捕しようとしたり、幽霊船の正体を突き止めようとする。最後にはジンに心を奪われてしまったので、逆に唇を奪ってやった。

所長

f:id:omuzig:20210918121514j:plain
ロゼの父で、交番の所長。幽霊船の調査で欲望を抜かれて、もぬけのからのようになっていた。最後にジンが欲望を救い出してくれて、ロゼに欲望を返した。

グラッパ

f:id:omuzig:20210918121525j:plain
幽霊船(違法カジノ)のマスター。外見はブタの頭、鎧をまとった巨体。しかし中身は人間を支配しようする金の塊。ジンにやっつけられる。

今回盗んだお宝は?

f:id:omuzig:20210918121535j:plain
今回盗んだお宝はたくさんある。まずはグラッパに勝った時の大量の金貨である。(違法カジノの大金)あとは、グラッパの欲望、そしてジンガール・ロゼのハートである。大量。大量。本当に盗め無いものはない。星すら盗む王ドロボウである。

感想・レビュー

f:id:omuzig:20210918121546j:plain
今回もやってくれたな!ジン!もう今回は神回です。いや前回も神回だし、全部神回なんだけれども。
この話は自分がかなり小さいときに見たものの、内容はしっかりと覚えている。ラストのロゼの台詞「終身刑よ」が本当に印象的で、なんとも言葉の使い方が王ドロボウJINGっぽくて、かなりお気に入りの回である。始めはジンに興味がなかったロゼもジン魅力に気づき、最後に幽霊船から脱出するときに、ジンに雨のように降る硬貨から守られる。そのときのロゼの顔ったらありゃしない。かわいすぎる。もう本当にきゅん。言葉は綺麗じゃないけれども、完全にメスの顔である。ロゼのお父さんは意識不明だけれども、一応顔合わせはしているから、交際するのも時間の問題。しかし相手はジンだ。ブルーハワイの街で留まるはずがない。それに、ジンは意図してロゼのハートを盗んだ訳ではない。そこがまたズルい。かくいう私もジンにハートを盗まれた一人ではあるが、本当にずるい。「終身刑よ」って。反則ですわ。ロゼが反則です。この台詞、一度は言いたいと思って何十年生きてきたけれども、一度も言う機会がなかった。それはおいておいて。

物語としては、ロゼ(ジンガール)以外の美女が出てこないが、一話(1st SHOT)以来の本格的なアクションシーンが見所だと想う。頭を使って敵に活動ジンたちはかっこいい。それだけだ。しかし、これからもっと見所となるアクションシーンがあるので、これだけだけ満足して欲しくはない。まだまだ「王ドロボウJING」は序の口である。

また、今回も王ドロボウJINGならではのフレーズが多く飛び交った。「子供は子供らしく遊んでな」という輩の言葉に対し「そっちこそ大人気ないぜ、大人なら大人しく遊んでな」というものや、ラストシーンの「王ドロボウが唇を奪われちまった」など。よく考えられたフレーズである。

今回の魅力は、欲望を盗んだジンである。欲望を盗んだのは、王ドロボウさながらである。欲望を盗む?どうやって?と一般市民は考えるものだ。どうやら「欲望」の形は透明な金貨のような丸い形をしているらしい。今回ジンが盗んだのは、幽霊船のコインだけではなく、少女の心と欲望と大量の金貨だった。なんとも罪な男である。幽霊船といえば、どうしても「タイタニック」を思い出してしまうが、タイタニックとの因果関係はなさそうである。タイタニックなのであれば、ジンはジャックでロゼはローズだろうか。どちらにせよ、ドロボウに恋をしたロゼの恋はタイタニック同様に実ることはない悲しい恋だった。

今回はとても「王ドロボウJING」らしいテンポでのストーリー展開であったと言える。今回も名作を紹介できて、私自身も嬉しい。12話+OVAを含めて解説をしていくので、これからも楽しみ読んでほしい。

www.udablog.com




▼▼ドメイン取るならやっぱり▼▼ Xserverドメイン

 

▼▼ナウでヤングなドメインがいっぱい▼▼ ロリポップ!

 

▼▼はてなブログでもお馴染み▼▼

お名前.com

 

▼▼ブロガーの強い味方▼▼

A8.net

スポンサードリンク